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明日の衆議院選挙は「どんな投票の日にしよう?」大学生が考える選挙とは

明日(2021年10月31日)は衆議院議員選挙ですね。

日本の国政選挙の投票率は約半分。その中でも一番低いのが20代と言われています。

「選挙に行こう!」「投票して意思表示しよう!」若者の投票率の低さから、このような呼びかけが様々な所で行われています。

 

投票に行ったほうがいいの?政治についてあまり分からないのに、それでも行くべき?

選挙が近づくといつもこのような「モヤモヤ」した気持ちになる人は多いのではないでしょうか。

そこで、選挙に行く人もそうでない人も必ず迎える投票日(2021年10月31日)について、ガクセイ基地のメンバーで話し合ってみました!

 

話し合いのお題
「どんな投票の日にしたい?」

お題の意図:政治についてよくわからない人は多い。分からないながらに自分たちは選挙とどう向き合うのか。

 

「政治を身近に感じられる日にしたい」

 グループ1(メンバーA、B、C) 

メンバーA:私たちの話し合いではこのような結論に至ったけど、実際に投票に行く人は3人の中で1人だけでした。(苦笑)行かない理由は、住民票を移していないから。地方出身なんだけど、わざわざ帰省するほどでもないなって感じ。絶対行くっていう意見の人もいたんだけど、行く人も行かない人も共通して「分からない」っていう認識がありました。どこに投票すればいいのか、どこから情報を得ればいいのか、自分の一票がどれだけ影響するのか、実際に投票したところで自分が望むように変わるのか。何を信じるべきかが分からないから投票に行く意義みたいなのがやっぱり分からなくなっちゃった。あと新聞とかをいつも読んでいないから情報が得られないっていう状況があって、結局「選択できない」っていうのもある。

メンバーB:あと「行かないことが悪いことなのか?」っていうことも話しました。例えば、オーストラリアでは選挙に行かないと罰金を課す制度があるけど、日本はそこまでの強制はしていないです。だから選挙に行くことが悪いことなのか、一つの価値観としてあってもいいのか、そこがグレーなところだなと思います。

他メンバーから:それって、何かメリットがあったら投票に行くようになるのかな?

メンバーA:投票したらお菓子がもらえるだとか、お金がもらえるだとか、逆にオーストラリアみたいに罰金を課す制度とかがもしあったら、という話もしました。でも、そういったインセンティブとかペナルティがあったら「誰でもいいや」ってなる人結構いると思うんですよね。

 個人の意見として、私は社会を良くする方法は政治だけじゃないと思っているから、投票に行かなくてもいいんじゃないかなって思います。例えば何か社会問題に興味があって、その課題解決を行なっているメーカーの商品を使うとか。投票はしなくても身近で直接的に目に見える行動はたくさんできると思う。その影響力は大きくはないかもしれないけど、私の一票も強い影響力を持っているわけではないし。

メンバーC:私がすごく思ったのは、知らないのに投票に行っていいのか?ってことです。知らないままに投票してしまって、現代社会には適していない政党が選ばれたら嫌だなって思う。実際私は全然調べてないし、なのに「投票に行こう!」と言われても違和感を感じるんですよね。

メンバーB:私は投票に行くつもりなんですけど、投票に行かないと考える人に強制はしないです。でも私は世間に「若者だけ投票に行かない」みたいに言われるのが嫌で。そもそもの投票率が全体的に低いのに、若者ばかり取り上げられている気がするんですよね。

メンバーA:あと話したのは、日常でそこまで政治の話をしないことも選挙への無関心に繋がっているではということ。政党や政策の話を友達同士とかで話したことがないから、そう言う面でも身近に感じられないな、という感覚があるんですよね。なので行く行かない関係なくいつもより少し「政治を身近に感じれられる日」になったらいいなと思いました。

 

「?」(=結局モヤモヤは解消できない!)

グループ2(メンバーH、J、K)

メンバーH:結論から言うと、政治に関心がある人とない人で分かれて結局モヤモヤは解消されずじまいでした。話し合ってみると、政治に対してプラスな印象を持っている人は少なかったです。ニュースが報じる政治家同士の問題とか、メディアを使って先進国アピールしているけど実際の政治はそれに追いついていない部分もあったりするから。それが政治への無関心に繋がっているだろうなっていうのがわかりました。

メンバーJ:あと議員の人たちって年齢層が高いイメージがすごくあって。年齢層が高い人達同士で国会で永遠と話し合っているのを見るのもイライラするし、それが政治に対する無関心の理由の一つにもなっていると思います。私自身あまり政治に良い印象を持ってなくて、今回の投票の日も地方に住んでいる親に行けって言われたから行くって感じです。

他グループから:そこに書いてある(写真の右上あたり)「親からのプレッシャー」っていうのは、選挙に行けって言うプレッシャー?それともこの人に投票しろっていうプレッシャー?

メンバーJ:選挙に行けっていうプレッシャーです。「棄権はしないほうがいいよ」と言われて仕方なくって感じです。

他グループから:地方に住んでいる人ほど政治に興味を持っていたり、投票する政党があらかじめ決まっているっていう話を聞いたことがあります。

メンバーH:私は選挙に行くつもりなんですけど、みんなと同じように政治に対していいイメージを持っているわけではないです。例えば最近は女性議員を増やそうといろんな取り組みがされているけど、女性の社会進出を頑張っていることを見せているようにしか見えないんですよね。なので考えれば考えるほど自分が理想としている社会は実現するのが難しいと思うし、自分が納得できる政治家に投票したところでそこまで影響力ないのかなとも思います。でもそれでも自分が何かに対して問題意識を持っていたときに「それがなんで実現しないのか?」が分かっていないまま政治について悪口を言うのが嫌なんですよね。なのでそれを知るきっかけとして選挙に行きたいなと思います。

 

「とりあえず行動する日にしたい」

グループ3(メンバーL、M、N)

 

メンバーL:私たちのグループでは、政治について考え、とりあえずの一票を投じる日にしようという結論になりました。今の若者の投票率の低い理由を考えたときに、「自分が良いと思う政策がない」からだと思ったんですけど、でもそれは同時に若者が投票しないからこそなんじゃないかなとも思ったんです。それでも、だからと言ってそれが何も考えずに投票していい理由になるわけではなくて。せっかく選挙っていう機会があるから、その機会を利用して政治について考えられたらいいなと思いました。

細かい政策について考えなくても、経済とか観光とか、大まかなくくりを軸にして問題をみていくのも良いと思います。あと新聞やテレビの座談会をみてみたり、政党のホームページをみてみるのも情報収集として良い。SNSは本当かどうか分からない情報もあるのでそこは注意しながら、とりあえず考えて、とりあえず投票する日にしたいなと思いました。

メンバーM:選挙において一番大事なことは何かを考えたときに、やっぱり「意見表明すること」なんじゃないかなと思うんですよね。投票に行かないことは“悪い”、何も知らずに投票に行くのは“良くはない”、自分なりに調べて投票に行くのは“良い”っていう認識はやっぱり持っていた方がいいなと思います。政治について知らないことはしょうがない、でも知ったらもっと良くなるし、知らないなら知らないでもいいけど何かしらの声を発することは必要だよねっていう。自分がいないことにされるのはすごく悲しいことだと思います。

 あと政治を身近に感じられない理由として、教育の中で政治の話をしないことが原因にあると思います。中学や高校の授業で選挙の制度や政治の歴史については学んでも、当時の政治について意見交換する環境はなかったと感じています。なのでとにかく分からなくてもいいからとにかく話してみる場所も必要だと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

選挙に対する考えは、人それぞれです。ただ、投票するという機会は全員に平等に与えられた権利です。

行くなら行く理由、行かないなら行かない理由をちゃんと持っておきましょう。

投票日が皆さんにとって充実した日になりますように!!

 

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