アメリカでジョージ・フロイドさんが白人の警察官に殺害されてから、約一年が経ちました。
今回は、黒人差別についての情報を日本人に向けて発信する非営利団体「Japan for Black Lives」さんがオススメする黒人差別に関する映像作品をご紹介します。
黒人差別についてよく知っている人もそうでない人も、映像を観ながら勉強してみませんか?
JP4BLから、今回の記事作成にご協力いただいたお二人↓
黒人差別について学べる場所にすべくこのサイトを立ち上げました。皆さんとともに正しい理解を深め、学ぶ姿勢で、この活動を広めていきたいと思っています。まだコンテンツが少ないですがこれから増やしていきます✊
WEBディレクター / ソーシャルメディアマーケター、犬好き。
6年間のアメリカ生活でブレイキンとヒップホップに出会いました。ブラックカルチャーに支えてもらっている一人として、またマイノリティの悲惨を無くしたいと願う沖縄人(うちなんちゅ)の一人として、足元からできることを。「もっと知りたい」のきっかけになればと思います!
目次
Netflix 作品
Youtubeでも視聴できる!『13th ー 憲法修正第13条 ー』(2016年)
アメリカの人種差別問題の歴史を、刑務所の制度に焦点を当てて解説するドキュメンタリー映画。政治家、活動家、元受刑者などが語る映像には、黒人たちの長年の苦難と、それを良しとしてきた社会の不平等な関係性が顕著に表されています。
憲法修正第13条:南北戦争中のアメリカ合衆国で、リンカン大統領が1863年1月に出した奴隷解放宣言を具体化するため、戦後の1865年1月に連邦議会で成立した憲法修正。
奴隷制度は形式上ではなくなったものの、実際には差別は現代まで続くこととなった。
詳しくはこちら
理不尽なアメリカの刑務所制度を知れる『When They See Us (ボクらを見る目)』(2019年)
(写真引用:Filmarks)
1989年にニューヨークのセントラルパークで起きた実話に基づくドラマシリーズ。ジョギング中の白人女性の暴行事件の容疑者として、未成年のアフリカ系/ヒスパニック系の少年5人が逮捕されてしまいます。
ジョージ・フロイドさん殺害事件がきっかけで制作された『Two Distant Strangers (隔たる世界の2人)』(2020年)
(写真引用:Filmarks)
一年前のジョージ・フロイドさんの殺害事件をきっかけに制作されたSF映画。ある黒人の青年は、帰宅するまでに白人警官によって殺害されます。ポイントは、全く同じ日を繰り返し続ける「タイムループ」が設定になっています。
Amazon Prime Video作品
Amazonオリジナル作品『Them (ゼム)』(2021年)
(写真引用:Filmarks)
2021年4月からAmazon Prime Videoで独占配信されているシリーズドラマ。舞台は1950年の白人社会のロサンゼルス。そこに引っ越してきた黒人の家族は、白人至上主義社会の中で様々な不当な扱いを受け、恐怖のどん底に追い込まれていきます。
Japan for Black Lives さん限定の作品
涙なしでは観れない。なぜ黒人差別なの?が痛いほど分かる『8分46秒』
今までの黒人差別の事件、差別に立ち向かった人々の心の叫びなどが詰め込まれた動画。8分46秒というのは、ジョージ・フロイドさんが白人に抑えられ息を断つまでの時間です。
日本のメディアは、残酷な現実を見せつけるような強烈な映像はすべてカットしてしましいます。だからこそ、この映像をしっかりと直視し、今起きている現実をまず認識する必要があります。
サイトからしか見れない作品『Dave Chappelle (デイブ・シャペル)8:46 』
(写真引用:Japan for Black Lives)
スタンドアップコメディアンの大御所とも呼ばれるデイブ・シャペル氏が、ジョージフロイドさんが亡くなった次の月に重い口を開いて語ったトークショーの映像。人種差別がなくならない社会に対しての怒りと悲しみが伝わってきます。(動画はこちらから)
その他のJP4BL さんのおすすめ作品はこちらにもまとめられています。
終わりに
いかがだったでしょうか?最近公開された作品もたくさんあるので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
そして近日JP4BLさんに黒人差別について取材させていただいた記事が公開されますので、ぜひお楽しみに!♪