How To 学生生活

【失敗体験記】サステナブル生活に憧れてコーヒーかすを再利用してみたらとんでもないことに…!

突然ですが、私はコーヒーが大好きです。

朝起きた時、授業を受けてる時、バイト先のカフェでの休憩中、読書・netflixタイム中など、一息つく時によく飲んでいます。しかし、その中で思うのが、

「コーヒーの豆かすのゴミが多すぎる」こと。

コーヒーを自宅で作ったことのある人なら誰しも思ったことがあるのではないでしょうか。その豆かす、実は再利用できちゃうんです。でもどんな風にできるかは、やってみないとわからないですよね。

ということで、今回初めてコーヒーかすの再利用をやってみました。予想外の結果がたくさん出てきました。環境に優しい生活をしてみたい方、コーヒーかすの再利用を検討している方はぜひ読んでみて!

私が再利用しようと思ったきっかけ

コーヒーかすは当たり前ですが食べられないので、捨てるしかないと思っていました。しかし毎日のように飲むのでその捨てる量がとても多い!特にカフェのバイトでは、何人ものお客さんがコーヒーを頼まれるので家で飲むよりももっと捨てています。アイスコーヒーとホットコーヒーで使う豆が異なり、ホットコーヒーの方しかはっきりとわからないのですが、だいたい15分に一回のペースでコーヒーの粉45g〜70g分を使うので、1時間で180~280g、1日の営業時間とかけると一日最低でも約2.5kg以上ものコーヒーかすを出していることになります。アイスコーヒーの豆はもっと量が多いので、10kg以上は出ると思われます。

コーヒー生産から消費の過程で排出される廃棄物は年間2,300万トンにものぼり、そのほとんどが埋め立て地に捨てられています。特に、抽出後に残る使用済みのコーヒー豆は、温室効果の高いメタンガスを生成することから環境問題にも発展しています。コーヒーがマスクや燃料に?大量に捨てられる「コーヒーかす」問題を解決する、世界のテックスタートアップ

環境問題のためにも、どうにかして再利用したいな〜と思っていた時に、私の大好きなウェブマガジン『Vogue』の記事に、お家でコーヒーかすを再利用する方法が記載されているのを見つけました。→(捨てるの待って! コーヒーの出し殻のエコな活用法。【VOGUEエディターの #ChangeChallenge
 

その再利用方法がこちらです。

・消臭剤
・コーヒースクラブ
・シャツ染め
 
コーヒーかすを消臭剤に使うのは聞いたことがあったけど、スキンケアやファッションにもなるなんて!これなら私にもできるかもしれないと思い、コーヒースクラブとシャツ染めに挑戦してみることにしました。
 

コーヒースクラブ

スクラブとは細かい粒子を含んだボディケアアイテムのことです。肌にのせて古い角質や皮脂の汚れなどを落としてくれます。
コーヒーの粉にはカフェインとクロロゲン酸という成分が入っており、どちらも脂肪分解を促進する効果があると言われています。
コーヒースクラブを身体のセルライト(老廃物によってできる皮膚の凸凹)などに塗ると治るらしいのです!
 
作り方
・オイル(アーモンドオイル、オリーブオイルなど)・・・大さじ2〜3
・はちみつ・・・大さじ1〜2
・コーヒーかす・・・大さじ1〜2
これを混ぜるだけ!

 
 
 
大さじとか書いてますが、適当にやりました(笑)。保湿重視ならオイル多めにすると良いかもしれません。お好みで調節できるのも良いですね!

作ってみた感想:保湿力がすごい!

 
        
一度塗っただけでかなり保湿されてる感じがしました!ただ、一度試しただけだとコーヒーかすの効果は感じられなく、オリーブオイルとハチミツの保湿力だけ感じました。使い続けてみようと思います。
またコーヒーの匂いが結構するかな〜と思ったんですけど、そこまで気になりませんでした。
注意点
肌に合う・合わないあると思います!写真のように一度手の甲に塗って異常が出ないかのパッチテストを行って、異常が出ないか確認してからやるといいと思います。特に敏感肌の人はやってみることをお勧めします!
使い終わった後が結構悲惨でした。脚など広い範囲に塗るときはお風呂場でするのですが、洗い流した後のコーヒーのかすが溶けずに流れていくので、気になる方はやめておいたほうがいいかもしれません。

コーヒー染め

洋服についてしまったコーヒーのしみってなかなか取れないですよね。それを活用して、全部染めちゃおう、ということです。茶色い服が丁度欲しかったので、やってみました。

作り方

牛乳と水を同じ比率で割った物の中に染めたい衣類を1時間漬ける。

漬け終わった後は完全に乾くまで待つ。

鍋に水とコーヒーかすを入れ沸騰させ、乾燥しきった衣類を投入。1時間待つ。終わったら絞る。

鍋に塩100gを溶かした水のなかに絞った衣類を入れる。1時間待つ。

完全に乾ききるまで待つ。

 

作ってみた感想:結構失敗した…

想像以上に大変でした。また、思ったようにうまくいきませんでした。うまくいかなかった理由をまとめてみたので、「これはやだな」と思ったらやらないほうがいいかも…?

「待つ」工程がとっても多い

 

完成するまでに3日くらいかかりました。丁寧な暮らしをしているつもりで、気長に時間をかけて作ることがこのシャツ染めの魅力でもあるのだと思いますが、家にずっといる時間がない人やすぐ作り終えたい人には向いてないかも・・・。

色が出ない!

コーヒーのかすは所詮「かす」なので、出るコーヒーの液も薄いです。私は十杯分くらい?の粉を飲んだ後捨てずにタッパーに保管していたものを使いました。再利用をテーマにやってみたので使ったのはコーヒーかすだけでしたが、「本気で染めたい!」という人には未使用のコーヒーの粉を使うことをお勧めします。

色ムラが出てしまった

遠くから見るといい感じに染まっているのですが、よくみてみると色むらがたくさんありました。染めてる工程の時に、一度取り出して入れ直したりかき回したりした方が良いのかもしれません。

コーヒーのかす以外にもたくさんの材料を無駄にする

染める前の工程で牛乳と水の液体につけるのはタンパク質を持たせることで染まりやすくするためなのだそうですが、かなりの量の牛乳や水を使いました。その後その液体は捨てざるを得なかったので、もったいなかったです。再利用なのに牛乳を無駄にしていることはいいのかな、、、と思いました。

コーヒー染めには洋服など染める面積・体積が大きいものよりも、靴紐やハンカチなど、小さい衣類を染めることを私はおすすめします!少ない分使う牛乳や水の量も、色むらも少なくなると思います。

結論:消臭剤が一番オーソドックスで優秀!(笑)

今回消臭剤は作りませんでしたが、なんだかんだで一番やりやすいのが消臭剤だと思いました。

消臭剤の代表である活性炭の5倍も脱臭効果があるとされているし、スクラブやコーヒー染めとは違って材料を必要としません。

再利用の醍醐味は「原形の持つ効果を最大限に発揮する」ことと「継続する」ことだと思っています。再利用で効果をしっかり出せるかどうかで、そのものの存在価値は決まります。さらに持続可能性のない、一回きりの再利用は環境にとっても自分にとってもあまり意味がなくなってしまうかなと思います。そういう意味で、効果バツグンで続けやすい消臭剤での再利用が一番いいと思いました。

皆さんもコーヒーを飲んで再利用してみてください!

 

<その他のサステナブルに関する記事>

ロフトから学ぶ!サステナブルな暮らし

今日から始められる!サステナブルな暮らし

「ラベルは目的ではなく、持続可能な社会を作るきっかけ/日本サステナブルラベル協会」

About the author

gakuseikichi

Add Comment

Click here to post a comment

新NASA留学2024

医療機器業界特集

グッドデザイン特集‼

アルバイトサイト一覧

就職サイト一覧

就職サイト一覧

Contact Us