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ロフトから学ぶ!サステナブルな暮らし

ここ数年で話題になっている環境問題。みなさんも「サステナブル」や「SDGs」などの言葉を聞いたことがあると思います。

以前も『サステナブルな暮らし』をテーマに記事を紹介しましたが、今回は私たちの生活で身近であるお店ロフトから学ぶ記事となっています!

 

2019年4月26日にグランドオープンした銀座ロフト、館長の掛井さまにお話を伺いました。

 

 

コンテンツ
銀座から始まるサステナブル
私たちが出来ること
サステナブル商品紹介

 

 

銀座から始まるサステナブル

−本日はよろしくお願いします。早速ですが、銀座ロフトでは他の店舗に比べてサステナブル商品を豊富に取り扱っていると思います。なぜ他店ではなく、銀座なのかという経緯を教えてください。

2017年、ロフトは創業30年を迎えました。30年の区切りの年に、「次世代に向けた新しいロフトを作ろう」と考えていました。その同じタイミングでかつて有楽町にあったロフトが銀座に移転しました。移転した当時は4フロアだったのですが、2019年の4月に6フロアまで増床し、次世代型旗艦店として完成しました。

銀座はニューヨークの5番街のように世界で通用する場所だと思います。そこで、銀座から発信していけば世の中に広まると考え、銀座のお店でサステナブル商品を多く取り揃え、他店舗よりも早い段階で販売を開始し、上手くいけば他店舗でも実行するという形態をとっています。

 

−具体的にどのようなサステナブル商品を取り揃えているのでしょうか?

まずは何と言ってもエコバッグを豊富に取り扱っています。現在、銀座ロフトでは300種類近くのエコバッグを取り揃えております。また、ロフトオリジナルのエコバッグも販売しており、大変人気の商品となっています。これは、サステナビリティをテーマにしているため、すぐ捨ててしまうレジ袋やショッピングバッグではなく、繰り返し使えるエコバッグを使ってほしいという思いがあります。

−サステナブル商品は各階に陳列しているのでしょうか。

そうですね。各フロアにあります。

例えば1階はカフェと主に食品・サステナブル雑貨を扱うフロアになっています。実はロフトがカフェを出すのは初めての試みです。時代が「モノ消費」から「コト消費」に変化しているため、ただ買い物をするのではなく、新しい価値を見出すフロアになっています。

また、大々的に食品を扱うのも銀座ロフトが初めてです。オーガニックやナチュラルにこだわったものを意識的に集めています。ただ健康な商品というのではなく、ロフトで取り扱う商品はおしゃれなパッケージのものが多く、見た目も楽しめる陳列をしています。

他の階では例えば他国のナチュラル洗剤、コーヒー豆の抽出かすからできたカプチーノカップなどが挙げられます。また、洗剤の量を減らし水質汚染を防ぐ「洗濯マグちゃん」は洗剤を買う頻度が減るため、お財布にも環境にも優しい商品となっています。

−サステナブル商品についてお伺いしましたが、ロフトが環境問題に対して取り組んでいることは何でしょうか。

まずは、マイバッグの推奨です。来年の春から全店舗で始めますが、プラスチック製のレジ袋を紙袋に切り替えていきます。マイバッグを持参するとロフトのエコポイントが貯まる取り組みも銀座ロフトが先行して行ってきました。

また、普段からアンテナを張って商品を探し、サステナブル商品を豊富に取り扱うようにしています。銀座に買い物に来る人はライフスタイルに対して情報感度が高い方が多いので、環境に優しい商品を集めやすいですね。

 

−これらの取り組みをする中で、お客様の行動に変化は感じられますか。

大いに感じますね。買い物袋に関しては、マイバッグを持参する人がかなり増えました。ロフトのアプリをダウンロードしているユーザーの約40%はマイバッグを持参しています。SDGsというワードも日本では1、2年前にようやく浸透し始めましたが、消費者の認識はかなり変わりつつあるように感じます。また、政府もレジ袋の有料化を決め、今後人々の意識ももっと変わっていくのではないかと考えています。

 

−まだ「サステナブル」や「エシカル」などという言葉を知らない人も多いと思いますが、商品の販売等を通じてどのようにサステナブルを広めていくのでしょうか。

マイバッグの利用をさらに推奨するなど、取り組みやすいことを行っていきたいですね。この行動が「カッコいい」という認識を持ってもらえれば、みんなが動いてくれるのではないかと期待しています。

また、今はクリスマス前でプレゼントを購入する人も多いです。プレゼントとしてサステナブル商品を渡すと、もらった人は新たな発見があるかもしれません。口コミで自分の周りの人に広めていくことも大切だと考えています。

私たちができること

−「オーガニック」「エシカル」などの商品は従来の商品にくらべ、どうしても高額になってしまうため、購入を考える人もいるかと思います。金銭に囚われず、私たちが環境に対して毎日出来ることはどんなことが挙げられるのでしょうか。

誰でもできることとして「マイ◯◯」を持ち歩くことですね。先ほども言ったように、買い物の際はエコバッグを持ち歩いたり、カフェなどではマイストローを使うなど身近にある小さなことから始めてみるといいでしょう。家庭でのごみの分別も大切なことです。

また、今、欧米で注目を集めているのが「サーキュラーエコノミー」です。サーキュラーエコノミーを意識すると、自然と行動も変化するのではないでしょうか。サーキュラーエコノミーとは、資源を使い捨てにせず、何度でも作り直してずっと使い続けるという仕組みの経済のことで、そもそもゴミを出さないことです。リサイクルしたものをさらに再生して使い、資源を使い果たすということです。まだ先のことかもしれませんが、意識したいことです。

 

−身近なことでも1人でも多くの人が行動すれば大きな変化になりそうですね。本日はありがとうございました。

 

サステナブル商品

最後に、サステナブル商品について館内を紹介します!

こちらはエコバッグを扱う売り場。300種類近くのエコバッグが並んでいます。

今はコンパクトで超軽量のものやリュック型のエコバッグも流行り始めたそうです。

これだけ種類があると、どれにしようか迷いますよね!

 

こちらはマイストロー。最近はポケットストローも誕生し、持ち運びがさらに便利になりました。専用のブラシも販売しているため、衛生面に心配することなし◎

 

上段はドイツのブランドでセルロースをベースにした素材でできた食器シリーズです。100%リサイクル可能なのが特徴です。軽くて丈夫なため、家だけでなく、アウトドアにも役立つ食器です。

 

こちらは、今年流行のミニサイズの水筒。120mlと180mlの容量なのですが、ちょっとしたおでかけやオフィスにあるウォーターサーバーから汲んでデスクで飲んでいるという人もいるそうです。

 

洗剤コーナーには、日本だけでなく、世界から集めた植物由来のナチュラル洗剤を販売。値段はやはり従来よりも高くなってしまうものの、ヒトにも環境にも優しい商品として注目を浴びているそうです。

 

 

編集後記
銀座ロフトは他の店舗よりも明るくおしゃれでワクワクする空間のような気がする。それは、サステナブルな商品を豊富に扱っていることが一つの要因だと考える。今回の取材で、まだ知らなかったエコ商品やロフトならではの取り組みを知ることができた。今後の、商品を購入する時に今までとは違った視点でものを見るようになりそうだ。

 

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