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今知っておきたい!食の多様性🍚

ヴィーガンやベジタリアンという言葉はもう日本でも浸透していますよね。

最近では、動物愛護や宗教上の理由だけでなく、環境問題のためにベジタリアンメニューなどを取り入れる人が欧米を中心に増えています。

 

来年オリンピックシーズンには様々なバックグラウンドを持った方が来日します。その前に今知っておきたいベジタリアンの食の事情を紹介します!

 

ベジタリアンとは?
1847年にイギリスベジタリアン協会で使われたと言われている言葉。ベジタリアンのベジとはvegetus(ラテン語)が語源で、「健全な」「新鮮な」「活力のある」という意味。

 

 

ベジタリアンには様々な種類がありますが、ここでは代表的な以下の4つを紹介します。

 

  • ヴィーガン

卵や乳製品を含む、動物性食品を一切食べない、完全菜食主義者のこと。はちみつも口にしません。加えて、食品だけでなく、ファッションなど、身の周りのものも動物性を避ける人たちもいます。彼らは「エシカル・ヴィーガン」と呼ばれています。

 

  • ラクト・ベジタリアン

植物性食品と乳製品は食べる人たち。ここの分類では、はちみつも食べます。インドでは「ピュア・ベジタリアン」と言われています。

 

  • ラクト・オボ・ベジタリアン

植物性食品と卵、乳製品を食べる人たち。欧米のベジタリアンの大半がラクト・オボ・ベジタリアンと言われています。「オボ」とは卵を指すそうです。皆さんがイメージするベジタリアンは、このラクト・オボ・ベジタリアンだと思います。

  • ペスコ・ベジタリアン

肉や卵、乳製品を食べない人たち。ただ、魚は積極的に摂ります。「魚菜食」とも呼ばれるそうです。

 

参考資料

https://shoku-nou.com/vegan18/#2-1

 

世界の動向

世界のベジタリアン食料市場はここ5年で急上昇しています。2018年時点で5兆円越え、さらに今後も伸びると予想されています。

 

どんな例があるの?

フィンランド

マクドナルドでは、ヴィーガンバーガーを販売しているそうです。パティは大豆由来の代用肉を使用、ソースは卵不使用、パンは牛乳を不使用です。

 

・オーストラリア

ドミノピザではヴィーガン対応として、植物由来の原料を用いたピザを販売しています。

 

・オランダ

ヴィーガン専門店の数が増えているそうです。お肉を食べない人に向けては大豆由来のソーセージ、魚を食べない人にはタピオカを使用したお刺身も販売しているそうです。お刺身の風味に寄せるため、こんにゃくと海藻由来の香料を使用しているそうです。魚のスジもリアルに再現されていて、食感も色も本物同様なので間違えてしまうかもしれませんね!

スーパーでも販売を開始しているそうです。

また、オランダの日本料理店でもこのタピオカ由来のお刺身の導入を前向きに考えています。お味噌汁の出汁や卵焼きなど、定番の日本食はヴィーガンにとっては食べられないメニューであり、かっぱ巻きしか提供することができなかったそうです。しかし、ヴィーガン対応でシーフードの代わりになるものを提供することによって日本食を多くの人に楽しんでもらえるという考えがあるそうです。

 

・フランス

フランスでは、『ベジワールド』という食品の祭典があるそうです。トルコ料理の定番である、ケバブに使用するお肉は羊肉が一般的ですが、小麦で作っているものも紹介されました。

生クリームは豆乳から、カマンベールチーズは生カシューナッツからできているものも販売。

 

・ドイツ

ドイツと言えばソーセージですよね。しかし、近年売り上げが減少傾向にあるそうです。一方でドイツのベジタリアン人口は増加し続け、ヨーロッパの中で一番多いです。

こういった人々の食に対する価値観の変化に対応するため、お肉屋さんでさえ代替肉の販売をスタートしているそうです。

 

・イギリス

ある幼稚園の給食はベジタリアンのメニューのみを提供しているそうです。実は、イギリスがヴィーガン発祥の国と言われています。最近では、幼稚園に限らず、初等中等教育機関でもベジタリアンの給食を取り入れるなど、食に対する動きは加速しています。

 

また、ヴィーガン、ベジタリアンは食だけではありません。ファッション業界でも動物の毛皮を用いない代わりに、コーヒーの粉や木、キノコなどをしようしたものも数多く展開されています。また美容室ではカラー剤もブラシも植物性のものを使用しているところもあります。

 

なぜヴィーガンがこんなに注目されているの?

理由は人それぞれですが、

・環境問題

・動物愛護

・好きなモデルのSNSを見て興味を持った

・健康志向の増加

などの理由が挙げられます。

 

※環境問題が取り上げられるのは、牛のゲップや肥料管理などから二酸化炭素の排出量が多いなど、様々な要因が考えられます。

ヨーロッパではベジタリアン向けのレストランが増えており、激戦区となっている地域もあるくらい注目されています。

社会問題

食の変化に関連し、様々な問題も発生しています。

ヴィーガンの過激派が生まれているのです。精肉店や食肉処理場などに攻撃する人があとを絶ちません。被害額は大きく、お店側も対応が大変です。

 

人によって食への価値観は異なります。私が言いたいのはヴィーガンやベジタリアンが正解というわけではありません。様々な考えを持っている人を否定せず、受け入れることが大切なのだと考えます。

また、日本食は美しい日本文化の一つです。素材の味を活かし、見た目にもこだわった料理は私も大好きです。食の価値観が変わろうと、こういった文化は永久に残ってほしいと思います。

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gakuseikichi

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