こんにちはガクセイ基地です。
2024年の夏、私きょうこは同メンバーのあかりと一緒にJ-POWERさんが主催しているエコ×エネ体験ツアー水力学生編@奥只見の取材をしてきました!
我々ガクセイ基地ではJ-POWERさんのHPで「ツアーレポート」を執筆しておりますので、ぜひそちらと合わせてご覧ください。
さて今回の記事では、私が1学生としてこのツアーに参加したことを通して得た感想や考察等をお届けできたらなと思います。
エコ×エネツアーを一言で言うと
新しい一歩を踏み出せる気がする3日間
だと思います。
参加前 | 参加後 | |
ツアーの魅力 | ★★★ | ★★★★★★★★★★★★★ |
リフレッシュ度 | ★ | ★★★★★★★★★ |
エネルギーに関する知識 | ★★ | ★★★★★★★★★★ |
友達の数 | ★★ | ★★★★★★★★★ |
問題意識 | ★★★ | ★★★★★★★★★★ |
当事者意識 | ★★ | ★★★★★★★★★★ |
参加費
無料(JR浦佐駅までの交通費除く)
期間
2泊3日(2024年9月12日(木)・13日(金)・14日(土))
今回はこのツアーの個人的5大魅力についてお話していきます🌟
目次
①自然豊か
奥只見の山奥で過ごす3日間は、普段背の高い建物の中に囲まれて過ごしている私たちにとって、大変久々で体の内側をリフレッシュできるとても良い時間でした。
日々を忙しく生きがちな私たちにとって見逃せない魅力だと思ったのでいくつかベストシーンをご紹介します。
遊覧船・奥只見湖
奥只見ダムへと向かうために乗り込んだ遊覧船の窓から見えるのは、すっかり晴れた青空と湖面の煌めきと青々とした緑。
甲板から顔を出し風を感じた数分間は自分が一応お仕事で取材に来てることを忘れてしまったくらいです。
また艇庫から見える風景は額縁に飾られた一枚の絵画のような美しさでした。
ブナ林
2日目の山歩きでは、自然体験に詳しい公益財団法人キープ協会のスタッフの方々を先頭に山の住民たちの痕跡を探したり、木の根元に寝っ転がったり…
魚沼市という雪深い地域で育つブナの木の根本はちょうど人間の背中にフィットするようにカーブしています。
参加者の学生と「社会人になってもこういう体験を忘れないようにしたいね」といった話をしながらたくさんの新鮮な空気を肺いっぱい吸ってきました。
朝の散歩
朝が苦手すぎる私が早起きしてよかったと思えた景色がこちら。
朝の凛とした空気と温かな光が最高でした。
前の夜はあいにくの悪天候(個人的に雷に興奮しましたが)で星空は見られず、蛍の光を見るだけに終わってしまいましたが、そのおかげか2日目は最高の天気に。
ほんの数日前までは都心の喧騒に塗れていたことを忘れてしまうひとときとなることでしょう。
②参加者の雰囲気
このツアーの実施目的は「エネルギーや環境問題に関心を持ち、自分ごととして解決するための行動化へのきっかけづくり」。
ぶっちゃけると、取材のお話をいただいた時の胸中は、私の研究分野と関連性は低いし、強い興味があるわけでもない、ただ好奇心と少しの環境問題への焦燥感と知識があるだけでした。
その少しの知識と好奇心だけの私が、関心を持って集まった学生の中に溶け込めるのか緊張を感じつつ、到着した浦佐駅。
参加者だろうなあという学生を横目に運営の方々と挨拶をし、バスに乗り込み出発したわけです。
ここで驚いたのが、車内が「静かではない」ということ。
初対面の学生が一堂に会した際にありがちなあの気まずい静寂が初っ端からなかったのです。皆隣の席や周りの学生と自己紹介や世間話を誰に言われるでもなく始めました。
その後、キープ協会のおののさんからスタッフの紹介、主催であるJ-POWERのシゲさんからの挨拶があったあと、突如クイズ大会が始まります。
「イェーイ!」という盛り上げの声と共に終始賑やかな雰囲気で、バスはシルバーライン上を銀山平の森へと向かって行きました。
1日の終わりには参加者同士が自由に話し合える交流会が行われます。
スタッフの方々が用意してくださったお菓子やジュースを片手に、参加者同士で自由に話ができる時間なのですが、会場は相当温まっていました。
夕飯後の自己紹介タイムの情報を元に学生同士の研究内容や活動について話したり、スタッフの方に質問しに行ったり、自由参加にも関わらず多くの学生が終了ギリギリまで時間いっぱい話し続けます。
最後のディスカッションや発表で雰囲気よく進められたのはこのような時間で仲を深められたからでしょう。
みなさんなんらかの「軸」を持って生活を送っていて、普段関わらない分野の人たちと分け隔てなく意見を交換できる貴重な機会でした。
誰かが孤立することがなく、かといって過干渉でなく非常に過ごしやすい雰囲気です。
過ごしやすい一方で、自分だけでは気づけなかった「熱」が見つかり伝染します。グループ発表のディスカッションなどを通し一緒に学生団体を設立しようと言う学生たちもいました。
まさに「行動化へのきっかけ」を一緒に掴める仲間を見つけられたのではないでしょうか。
③五感で感じるインプット
このツアーでは、知識をつけるインプットの時間があります。
知識をつけるというとどうしても授業や講義の退屈な時間をイメージしてしまう方もいるかもしれませんが、エコ×エネツアーでのインプットの時間は五感で感じられる実践的なインプットが多いのでワクワクしながら学べます。
もちろん、講義の時間もちゃんとありますし,とても興味深かったので安心してください。
遊覧船の上、発電所の中、土の上、森の中。
実際に目にし、耳を傾け、手に触れ、匂いを嗅ぐことで本当の理解に近づけられることがあると思います。
側から見てそう強く感じられるツアーでした。
④アウトプットの質
このエコ×エネツアーについて内容が濃く、印象深いものと感じる大きな理由の一つに質の高いアウトプットができたことがあると思います。
1日の終わりにある班ごとの振り返りの時間や交流会での話し合いはもちろん!
全員がいくつかのルールと共に話し合ったり、発表のためのディスカッションをしたりして、より理解を深めました。
特に2日目の振り返りではラビットことキープ協会の関根さんやドクターこと高倉さん(科学技術に詳しい方)の考え方・生き様に心を打たれていた学生も多く、研究者は内気なイメージだが海外だろうがその場に飛び込む勇気を持ちたいという言葉が印象に残っています。このお2人はツアー中一緒に行動していて気軽にコミュニケーションを取っていましたが、ラビットさんからは体験することの大切さと「環境教育」の言葉が含む意味について、ドクターさんからは意識変容から行動変容に繋げるために学生時代に大切なことについてなどさまざまことを学びました。
また、発表のためのディスカッションの際、意見が割れそうな疑問も臆することなく発信し、それに対して全員がフラットに理由を突き詰めながら話し合えていました。
これを可能にしたのはひとえに、参加者の人柄からの信頼と、ツアースタッフの、おののさんが話して下さったディスカッションに対する意識の共有があったからだと思います。
同じ体験をした仲間同士だからこそ共感できること、共感しなかったことがわかり、自分の意識内外の考えに気付かされる時間となりました。
⑤ご飯
充実したスケジュールを裏で支えていたのは美味しいご飯。
地元のお肉や魚、山菜をふんだんに使用し、普段はなかなか食べられない具材や郷土料理も堪能できました。
腹が減っては戦は出来ぬと言うように、暖かくて美味しいご飯は確実に3日間の糧になりました。
そしてこのような美味しいご飯を当たり前のようにいただけるのも、森を豊かに保ちながらエネルギーを作っているからなんですよね。
【最後に】
正直ですね、3日間を通して、想像の5倍楽しかったです!!
そして普段なんとなくしか問題意識出来ていなかったことを明日からどう考え行動していけば良いのか、実際に目にし、話し合うことでそのためのヒントを得られました。
行動することに前向きになれるというか、今何かしないと時間がもったいない!って思える勇気や自信が付いたような感じだよね!と一緒に行ったガクセイ基地メンバーのあかりちゃんとも話しました。
このツアーを主催しているJ-POWERについて詳しくは下方をご覧ください!
J-POWER(電源開発株式会社) |
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