インカレ/サークル/学生団体

第1弾「大学生による、フリーペーパー製作の極意」/カルチャー系フリーマガジン団体 Seel編集部

色鮮やかな表紙が目を引くフリーペーパーSeel。

毎号異なるカルチャーを独自の切り口から取り上げているSeel編集部さんに、インタビューしました。(全2回)

今回は第1弾として、フリーペーパー(紙媒体)の醍醐味に加え、Seel編集部について伺いました。

インタビューを引き受けてくださったのは、代表の高浦 康佑さん(以下:T)、副代表の小野塚 暁世さん(O)、営業代表の前田 月さん(M)、アートディレクターの橋本 陽奈さん(H)です!

 

―コンセプト『THE DOOR TO CULTURE』とは?

T:Seel編集部が取り上げるカルチャーはそれぞれ、僕らがもともと知っていたり、知らなかったりと様々ですが、そのカルチャーの“入り口でありたい”というような意味が込められています。僕らが取り上げるカルチャーが、読者にとってそのカルチャーを知るきっかけだったら嬉しいし、もともと知っているカルチャーであるならば僕らのひねくれた視点で見たときに、そのカルチャーの面白さみたいなものを改めて大発見してほしいです。

 

―Seel編集部に入った理由

M:絵や動画を制作するのが好きだったのですが、フリーペーパーサークルの存在を知った時に、本を作るという珍しさからすごく調べました。その時、Seel編集部の“毎号異なるカルチャーをひねくれた視点を持って作っている”ところにかっこいい!となり、新歓時期に配っていた冊子を「ください!」ってもらいに行くほど惹かれていました。

H:直感です。新歓期間に配っていた新歓号(vol.31)の誌面がすごくカッコ良くて、色使いもとても可愛くて。もともとデザインに興味があったので、こういうのを作ってみたいな、デザインやってみたいなって思いもあって入りました。自分の趣味を持っていたり個性のある人たちがいて、Seel編集部に所属しているだけで楽しいなと思います。

O:私は新歓時には出会えず、友人が持っていた新歓号を借りて読んでみたら、めっちゃ面白くて「え、何これ!」ってなったんです。その時は他サークルに入っていて、雑誌を作るとか考えもしなかったけれど、夏ぐらいに違うことをしたいと思っていたら、ちょうどSeel編集部が部員募集をしていました。その時、雑誌を作るって良いなと思い入部しました。

T:大学構内を1人で歩いていたら偶然Seel編集部のブースを見つけました。映画やカルチャーに興味があったから、こういうものを扱っている人たちとならいろんな話ができそう、知り合いたいと思ったのがきっかけです。また、その場にいた人たちがジャンル問わず好きな服を着ていて、その雰囲気がいいな、この人たちの仲間になりたいという憧れのようなものもありました。

 

―Seel編集部に入って思ったこと

T:部員のみんなが、僕の考えることに対して面白がってくれる環境だから、企画やアイデア出しが楽しいです。また、何に対してもこのまま受け取って良いのかなという批判的な考えを、より強く持つようになりました。

M:私たちはカルチャーを発信する側だけれど、Seelを作ったり読んだりすることで、私たち自身がカルチャーの知識を得ています。そのおかげで、カルチャーへの興味がとっても広がりました。

O:Seel編集部は、人と違うことを言っても肯定して面白がってくれるから、ちょっと感じた違和感とかを押し込めたり、人と同調したりしなくて良いです。その雰囲気があるからこそ、ひねくれた視点を持ちやすいかなと思います。

 

―それぞれが思うSeelらしさとは

H:ありがちなものを普通に取り上げるだけじゃ面白くないから、まずそのカルチャーについて、私たちなりの視点を考えるところからスタートするのがSeelらしさかなと思います。

M:カルチャーと、普段疑問に思っていることに対する新しい価値観やメッセージとの繋がりがどうあるかを考え合致させる、シンプルだけど普通じゃないところがSeelらしさだと思います。

 

―Seel(フリーペーパー)を作る上での醍醐味とは

O:Seel編集部では毎号作る際に、部員全員がそれぞれ一冊分の構成を企画し、プレゼンを行っています。正直企画作成は辛いけれど、その分醍醐味でもあります。

H:他の人のプレゼンを見て、こういう切り口があるのか、こういうカルチャーがあるのかと新しい発見ができて、みんなの考えていることが分かるので面白いです。

 

―紙媒体で届けることに関して

T:紙として残るからこそ、責任を持てます。例えばネットは、万が一訂正があっても直せます。ただ僕らは、紙であるがゆえに簡単に消せないし、直せない。これは紙の悪い面かもしれないけれど、その分責任を持てるのだと思います。また、制作時はデータのみなので完成して家に届いた時に、出来たんだ、僕らの代が作ったものが形になったんだって嬉しいんです。先代たちが団体を大きくしてくれたからこそ、Seel 編集部として一冊を作れた時に、感動しました。こう思えるのも、紙である良さだと思います。また、バックナンバーを飾っておくなり、部屋の隅っこに置いておくなり、集められるところも良いところかなと思います。

O:デジタルの方が永久的に残ると思いがちだけれど、例えばサイトのサービスが終わったら形がなくなってしまう。でも紙は、一度発刊して完成したものを大事に持っていれば、何十年もずっと形として残るから、半永久的に残るものを作れるのはすごいと思います。また、一冊の雑誌にするのに紙だと制限があるけれど、制限があるからこそ、カルチャーの切り口をどう伝えるか頭をひねって考えるので、面白いものが作れると思います。

 

 

Seelを読みたい!と思ったそこのあなた!

Seel編集部では、フリーペーパーを東京・大阪・京都の古着屋や雑貨屋、カフェに置かれている他、郵送も承っています。詳細はこちら↓

Seel編集部公式サイト:https://seel-magazine.com

Instagram:https://www.instagram.com/seel.magazine/

 

次回は、第2弾「ひねくれた視点、持ってみる?」をお送りします!

Seelを読んだらきっとあなたも“やみつき”になる、Seel編集部のひねくれた視点を深掘りしました。

みなさんもひねくれた視点、持ってみませんか?

 

(取材日:2019年1月下旬)

About the author

gakuseikichi

Add Comment

Click here to post a comment

新NASA留学2024

医療機器業界特集

グッドデザイン特集‼

アルバイトサイト一覧

就職サイト一覧

就職サイト一覧

Contact Us