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第2弾「ひねくれた視点、持ってみる?」/カルチャー系フリーマガジン団体 Seel編集部

一見ネガティブに感じるひねくれ

それはあなたがまだ、Seel的ひねくれた視点を持っていないからかもしれません。

今回は、彼らSeel編集部のひねくれに焦点を当てました。これを読めば、あなたらしい視点のヒントが見つかるかも。

日常に新たな視点を与える彼らのひねくれた視点、あなたも持ってみませんか?

前回に引き続き、Seel編集部代表の高浦 康佑さん(以下:T)、副代表の小野塚 暁世さん(O)、営業代表の前田 月さん(M)、アートディレクターの橋本 陽奈さん(H)にインタビューしました!

第1弾「大学生による、フリーペーパー製作の極意」はこちらから↓

第1弾「大学生による、フリーペーパー製作の極意」/カルチャー系フリーマガジン団体 Seel編集部

 

―Seel編集部が考えるひねくれとは

T:ひねくれは“変わったもの”に思われがちですが、取り上げるカルチャーをそのまま紹介するのではなく、一歩別の視点から僕らなりの違う切り取り方をすることが、ひねくれだと思います。

H:例えば食に関してだと、「見た目だけが綺麗なご飯はどうなの?」という、風潮に対するアンチのようなもの、あるいはそこまでいかなくても「一歩立ち止まって考えてみたらこういう視点もありじゃない?考えてみない?」という提案です。また、「私たちはこういう視点で見るから、今あるものに対してもう一回考えてもらいたい」という、フリーペーパーを作る上での私たちの姿勢を表すのに一番適している言葉かなと思います。

O:企画に関して言うと、作り始める時に身の周りのことや社会に対して、「自分はこう思っている」という点からスタートする人が多いです。そのため問題提起がベースとなっている企画が多く、そこにアンチ精神があります。これがひねくれに繋がっていると思います。

 

―企画でひねくれた視点を探す時に意識していること、やっていること

M:読者へのメッセージを考える時、私の対象は一般の大学生です。彼らが何にも考えずに行っていることに対して、考えてなくない?みたいな切り口から考えていますね。

O:私は、取り上げたいカルチャーが先に来ます。このカルチャーを紹介したいと決まってから、それにまつわる事柄や取り巻く状況、身の回りでどう受け止められているか、そして自分はどうしていきたいかを考えています。また、簡単には思いつかないひねくれた視点だからこそ、思いついた時にメモしています。

 

ひねくれた視点について思うこと

H:私は割と大衆的なものを好んで生きてきたし、Seel編集部に所属する今もひねくれた視点をすごく持っているとは思わないです。けれど自分が物事を考える上で、ひねくれた視点を持つこと自体は心に留めておきたいなと思っています。

M:Seel編集部に入部した時、先輩の「企画はこうやって作って、カルチャーをひねくれた視点で見ます!」という簡単な説明で、新入生全員が企画を作って来られたので、私たちは潜在能力的にひねくれた視点を持っているのかなと思いましたね。

O:もし、今までにひねくれた視点を持っていないのならそのままで良いし、持ちたいって思ったら積極的に見つけに行ったら良いのです。でも、ひねくれた視点というのは、普段から公にするものではないと思います。なぜなら内に秘めているものを、Seelという誌面で表すことで、ひねくれという形で出せるからです。だからひねくれは、公なものではなく自分の中にある、人に言わなくて良いものかなと思っています。

 

―今後の展望

T:今僕らがやっている範囲だけでも良いから、この活動が続いていくことが大事です。代変わりするからこそ、僕らの活動を面白がってくれる後輩が出てきて「僕らが次やってみます」って言ってくれたら、それだけでとても嬉しいです。また、学内外で“Seelってあったよな”と思い返してくれるフリーペーパーを作っていきたいです。その上で、いろんな人に手に取ってもらえるようになれば最高ですね。

M:Seelを知る機会が、現時点ではSeel部員から直接の場合が多いと思います。だから、Seelのような雑誌を知りたい人に、少しでも多く届いたら良いなと思います。

H:今の活動を頑張って続けて、まずは自分たちが納得できるクオリティのものを作りたいです。そしてあわよくばこの活動を続けたいって後輩に思ってもらえたら嬉しいです。

 

―最後に 〜後輩や入学を考えている人、他大学生へ〜

T:Seel編集部は、カルチャーなどが好きで友達を探している人におすすめです。僕自身入りたての時は、フリーペーパーサークルの存在や学生フリーペーパー市場等を全く知りませんでした。けれど実際にフリーペーパーを作ってみたら面白かったです。また、僕ら以外にも面白いことをしている人たちはたくさんいるので、活動範囲を自分で広げていってください。好き嫌い関係なく目に留めてみたら、意外と面白いことがあったりするので、何かきっかけがあった時に自分で調べよう、見つけてみようとすると良いと思います。

M:カッコつけていろんなカルチャーを知っていると、人生楽しいです!!!

H:自分たちの考えていることを実際に形にして表現することは面白いし、フリーペーパーはそういうものを持っている人と出会える場だと思います。

O:意外と何でも、簡単に“雑誌“という形になります。たとえ拙くても、とりあえず書いてキンコーズ(印刷会社)に持っていけば、形にするのは簡単です。だからぜひ、好きなことを自分で形にしてみてください!

 

 

〜あとがき〜

初めてSeelに出会って思ったことは、こんなに面白い雑誌があるのか!ということだった。どのくらい面白かったかと言うと、1年も経たないうちに手元にある号を2,3回も読み直すほど。

その魅力は、freeで、毎号様々な世界に触れられること。ページをめくる度にわくわくするデザインと文章。そして、私だったら思いつかない、読んでいてハッとさせられる視点を提示してくることだ。

あっという間に社会人になる今だからこそ、知っておきたい・持っておきたい視点がある。

 

Seel編集部公式サイト:https://seel-magazine.com

Instagram:https://www.instagram.com/seel.magazine/

 

(取材日:2019年1月下旬)

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gakuseikichi

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