前回の記事に引き続き、インドについて現地からリポートしたいと思います!
インドを旅行する上で、避けては通れないこと。
それは、客引き。
インド、特に外国人観光客が多い北インドのデリー、アグラ、ジャイプールなどでは客引きがかなり多いです。
悪質な客引きに引っかかって高額なツアーを組まされる、ということは頻繁に起こっています。
日本でも客引きはありますが、インドの客引きはかなり巧妙かつ強引。
日本の客引きとは比べものになりません。
事前の対策が非常に重要になってきます。
僕がインドで1人旅を始めて3週間ほど。
数々の客引きを経験してきましたが、未だ1度も悪質な客引きに引っかかったことがありません。
そんな僕がインドで客引きに引っかからないための方法を実体験を交えながら徹底的に解説します。
インドに行こうと思っている方にはぜひとも読んでもらいたいですが、そうでない方にもどこかで役に立つかもしれないので読んでもらいです。
インドの客引きに対応できれば、(おそらく)どこの国に行っても大丈夫なはず!
目次
インド客引き徹底対策
先ほどインドの客引きは巧妙だと言いましたが、テンプレートのようなものが決まっています。
あとはその組み合わせと応用。
それを事前に把握しておけば、余裕を持って対応できます。
(何だか受験参考書みたいになってきましたね 笑)
まずは大原則!!
親切すぎる人には要注意!
少々言いすぎかもしれません。
もちろん話しかけてくる人の中にはいい人もいるとは思いますが、日本の感覚で皆を信用してしまうとツアー会社などに連れて行かれてしまいます。
インド人は外国人に興味を持つ人が多いので、純粋な興味で話しかけて来る人も多いです。
しかし、客引きかどうかを見分けるのは非常に困難。
客引きでない人には申し訳ないですが、話しかけてくる人は最初から疑ってかかる方が無難です。
経験上、外国人が多く訪れる観光地で話しかけてくる人は客引きがかなり多いです。
外国人観光客が比較的少ない南インドの方へ行くにつれ、客引きは少なくなっていき、話しかけてくる人もいい人が多くなってきます。
では、実際の例を見てみましょう!
例はすべて僕の体験談です。
親切すぎる人には要注意!
に注意しながら、読んでみてください。
客引きpart1
宿を出発し、駅に向かっているといきなりインド人のおじさんが話しかけてきました。
おじさん:ネパールから来たの?
(聞くところによると、どうやら日本人とネパール人の顔はよく似ていて、よく間違われるそうです。)
僕:違う、違う、日本から来たんだよ。
もちろんこれだけで会話は終わりません。
おじさん:今日はどこへ行くの?
僕:駅に行く。
おじさん:チケットはもう買ったか?チケットを買うならそっちの方向じゃなくて、こっちだよ。
と駅と反対の方向を指差します。
ここで、このおじさんは客引きだと確信。
このまま別の場所に連れて行こうとしているとようです。
僕:昨日駅の方に行ったからチケット売り場の場所はわかってるよ。そっちじゃないよ。
そう言って、おじさんを振り切りました。
ではここで最初のテンプレート。
このパターンの客引きに引っかからないためには、事前のリサーチが必要不可欠です。
目的地の道順などはよく確認しておきましょう。
本当のこと言っているのかどうしてもわからない時は、周りにいる人、2人ほどにも確認してみましょう。
本当の道順を教えてくれても、その後ガイドはいらないかと勧誘してくる人も多いので、注意が必要です。
part1ではうまく客引きを交わすことができました。
しかし、インドの客引きは巧妙。
さらなる刺客がやってきます。
客引きpart2
客引きのおじさんを振り切って歩いていると、またすぐに別のインド人のお兄さんに話しかけられました。
お兄さん:デリーの大学で英語を勉強しててその練習をしたいから、案内させてよ。どこに行くの?駅?それなら、こっちの方向だよ。
僕:Googlemapではこっちの方向だから、こっちで合ってるよ。
お兄さん:でもチケット売り場はこっちだよ。
そう言ってさっきのおじさんと全く同じ方向を指差します。
このお兄さんはおじさんとグルのようです。
日本だと同じことを2回も言われたら信じてしまいそうです。
しかし、ここはインド。
安易に信用してはいけません。
僕:昨日駅でチケット売ってたから、こっちで合ってる!とりあえず駅に行ってみるね。
じゃあね、ばいばい。
無事に切り抜けることができました。
part1・2ではこの方法は使われませんでしたが、以下のような方法も客引きでよく用いられます。
嘘の例としては、電車は今動いていない、予約はもう埋まっている、その場所はもう閉まっている・無くなった、こっちの方が安い・早いなどなど。
では最後にもう1例。
この客引きはなかなか手強かったです。
僕と客引きのおじさんの攻防に注目です!
客引きpart3
駅の近くを歩いているとインド人のおじさんが話しけてきました。
どこから来たか聞かれたので、日本だと答えました。
おじさん:日本とインドは仲良し。フレンド。
このおじさん、とても愛想がいいです。
でも大原則に従って、少し警戒します。
おじさん:いつインドに来たの?
“昨日”と思わず本当のことを言ってしまいそうですが、そんなことを言ったらインドのことを全く知らないカモだと思われてしまいます。
僕:1週間前ぐらいに来た!(ほんとは2日目)
おじさん:お〜、そうなのか。次はどこ行くの?
僕:ジャイプールに行こうと思ってる。
おじさん:どうやって行くの?電車?
このままツアー会社に連れて行くつもりなのでしょうか?
ということで、連れていかれないように嘘をつきます。
僕:今友達と一緒にインド来てて、一緒に予約するから、まだ決めてない。
(本当は1人旅)
おじさん:そうなのか、、、
ここで諦めて離れていくかと思いきや、そのままついてきます。
目的地までは1kmほど。
目的地周辺に到着するとこの辺りを案内すると言われ、ツアー会社の前まで連れてこられました。
やはり連れてこられたか・・・
おじさん:ここでフリーマップをもらえるよ。
でもここで信じて入ってしまうと、ツアーを組ませようとしてくるのは確実。
スマホのgoogle map あるから大丈夫と言いましたが、紙の方がいいからとなかなか諦めてくれません。
宿に紙の地図があるからいいよとちょっと強めに断ると、この日本人はダメだと思って諦めたのか、すっと離れていきました。
日本人ははっきりNoと言えない国民性なので、そこにつけこんで客引きは強引に連れていこうとしてきます。
少しでも怪しいなと思ったらはっきりNoと言いましょう。
ガバメント・オフィシャルなどと言われると思わず信じてしまいそうですが、安易に信じてはいけません。
そのままツアー会社に連れて行かれることもあります。
僕が実際に体験した3つの客引きについて紹介しました。
実はこの3つの例はデリーでほんの1時間の間に起こった出来事なんです。
外国人観光客が多い場所ではこれだけ客引きが多いんです。
皆さん、よく注意しましょう。
最初は客引きがあまりにも多いので、人間不信になってしまいそうでした。
しかし、慣れてくると客引きをうまく受け流せるようになってきます。
さらには客引きとそうでない人もある程度は見分けられるようになってきます。
最後に客引きのテンプレートをまとめておきます!
・英語の勉強をしたい学生だと言って安心させようとする
・グルになって同じことを言い、嘘を本当のことだと信じさせようとする
・それっぽい嘘をつき、代わりに案内すると言ってくる
・フリー、ガバメント、オフィシャルなどと言って、何とか連れて行こうとしてくる
これで全部を網羅できているわけではありませんが、知っているか知らないかではかなり違ってきます。
客引きが多いと聞くとインドに行くのをためらってしまうかもしれません。
しかし、インドには食や文化など魅力がたくさん詰まっています。
客引きに疲れてしまってインドを楽しめないのはもったいない!
僕がインドに行って思ったのは、インドの人はもちろん、インドに来る人も面白い人が多いということ。
僕が旅をしている間にも色んな人達との出会いがありました。
インドにご旅行に行かれる際には、ぜひ人に注目してみてください!
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