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全ての外国人に技能とやる気に見合った仕事を!/Japanized

みなさんは、現在多くの外国人が日本で働いていますが、彼らがどのような労働環境で働いているか知っていますか?実は多くの人が、正当に評価されずに能力に見合った職業に就けていないのが現状です。今回取材させて頂いたJapanizedさんは、全ての外国人に技能とやる気に見合った仕事を提供できる場を作り上げる、という活動をされています。今回は代表の1人中沢冬芽さんと、広報の中島淳智さんにお話を伺いました。

プロフィール

   中沢    冬芽(なかざわ    とうが)さん

東京大学法学部第3類の2年生。Japanized創設者であり、現在は同大学の沼田 裕輝さん、中野 聡大さんの3人で代表を務め、日本で働く全ての外国人労働者の為、日々尽力している。

 

プロフィール

中島    淳智   (なかじま   あつとし)さん

都留文科大学文学部英文学科の3年生。Japanizedにおいて主に広報活動を担当。現地に足を運ぶアナログな方法と、SNSでの拡散を図るデジタルな方法を駆使して、発足して間もないJapanizedの存在を世に広めている。

 

―本日はよろしくお願いします!先日、「外国人アルバイトの現状と僕が企業する訳」(https://note.mu/fuyume/n/nb98c300aa272を読んで、中沢さんのJapanaizedへの思いに感銘を受けました。改めて団体の発足経緯についてお伺いしたいです。

(中沢さん)先日、出入国管理法改正案が参議院本会議で成立しました。これによって、政府は今後より多くの外国人労働者を受け入れていく姿勢を示しました。私は以前から外国人労働者の労働環境問題に着目していたのですが、政府が外国人労働者の受け入れ姿勢を明確に示したことで、先輩からの後押しもあり、決意が固まりました。外国人労働者は今後さらに増えることが予想されるにも関わらず、体制が整っていない現状を解決するために、Japanaizedを発足させました。

 

―以前から外国人労働者の労働環境問題に着目されていたのですね!具体的には、今後どのような活動を行ってく予定ですか?

(中沢さん)現在日本で働く外国人多くは、コンビニやファミレスのバイトで生計を立てています。せっかく日本に来て働こうとしてくれているのに、なぜその2つの選択肢しかないのかと、初めは疑問に思いました。調査を進めていくうちに、もっといろんな選択肢があればいいのではないか?いろんな職種を紹介できるサイトがあればいいのではないか?と考えるようになりました。その理由は、現存の外国人向けの職業紹介サイトでは、外国人がほしい情報を手に入れるにはあまりに不親切だからです。例を挙げると、言語対応しきれていない、職業の掲載数が少ない等です。Japanizedメンバーの協力のもと、サイトの対応言語を増やすことは必須だと考えています。

 

―活動を始めてみて大変なことは何ですか?
(中沢さん)Japanizedは全国展開しており、会議はオンライン会議となっており、直接会って気軽に話せないことが大変です。また、優秀なメンバーを揃えたからこそ、それぞれすでに活動していることがあるため、みんなで時間を見つけて活動をしていくことが大変ですね。また、会いたい人に繋がれないことがとても大変です。また、先日新大久保や高田馬場でビラ配りを行ったのですが、まず、ビラを受け取ってもらうことが第1課題です(笑)加えて、その短い時間で親密にならなければならないので苦戦しています。

(中島さん)外国人を相手にするビジネスの大変さを感じています。また、今まで関わったことがない人とも接する機会が多いので、そこでも難しさを感じています。具体的には文化の壁や言語の壁です。
また、担当の広報領域でいうと、外国人に我々の活動を知ってもらうのがとても難しいです。
例えばTwitterを使って日本人にJapanizedを知ってもらうことは出来てきたけど、自分たちが救いたい相手である外国人には届かなかったりします。
私たちはまだまだ実績も足りないし、多少の「うさんくささ」を感じさせてしまう部分もあるし、どうやって自分たちのことを知ってもらい、信用してもらうのか、現在奮闘中です。

 

―活動早々、様々な苦労に直面されていますね…。そんな苦労を吹き飛ばすようなやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

(中沢さん)私たちは今、誰も取り込んだことがないことに取り組んでいます。それこそがやりがいです!この分野は今後、必ず旬になります!私たちは絶対成功する、という確信があるからこそ、様々な苦労があっても乗り越えて次に進むことができます。

(中島さん)私は元々政治や社会問題に興味がありました。社会問題を自分の手で解決することができることそのものがやりがいです。社会問題に対して意見を持っていても、それを自分の手で解決できる機会はなかなかありません。特に外国人労働者の労働環境に関する問題はこれからさらに問題が浮き彫りになってくる領域です。その領域に関わることができることを誇りに思います。
また、Japanizedにはバラエティ豊かな背景の、高いスキルを持った仲間がいるけれど、この組織に参加しなければ出会うことが出来なかったはず。そういう環境で自分を高められるのもやりがいの一つです。

 

―Japanizedさんにしかない魅力は何であると考えていますか?
(中沢さん)強みは「学生」であることです!日本に働きに来ている若者にアプローチするなら、年齢が近い私たちが最適です!また、メンバーに留学生がいることも大きな強みになっていますね。

(中島さん)やはり最大の強みは、「学生」が動かしている組織であることです。意思決定のスピード感や失敗を恐れずにリスクのある選択にも挑戦できるのは、そのおかげです。それから、しがらみがないのも、学生が動かしているからこそです。顧客以外の利益を考える必要がないから、真に顧客のことを考えた決定が出来ます。

 

―発足して間もないですが、今後の目標は決まっていますか?
(中沢さん)まずは、メンバー内で資本金を出し合って今月中に登記する予定です!また、サイトの企業掲載も今月中に行うつもりです。その際、先ほどお話ししたように、言語対応に力を入れます。そもそも私たちの活動は、多くの人に知ってもらわなければ始まりません。そのために、外国人が日本に来て知りたいと思う情報や、日本での生活に役立つ情報をサイト上で記事として発信していきます。
また、活動していく上で分かったことですが、この分野は闇の部分が多い分野です。将来的には、健全な日本語学校建てたいと考えています。

(中島さん)まずは、我々の活動を知ってもらえるように自分自身の広報の仕事を全うします。具体的には、営業をしなくても、サイトや記事やSNSなどのソースから仕事の依頼がくるような状況を目指したいと考えています。自分自身のスキルを高めて、組織の成果にコミットしたいですね。

 

―最後に同じ大学生に向けてメッセージをお願いします!
(中沢さん)今はこの問題に興味を持っている人は少ないと思います。けれど、政府の外国人労働者受け入れの方針は明らかです。私たちが社会人になる頃には、外国人がさらにたくさん来ているはず。
Japanizedではライターも募集しているので、興味があったらぜひご連絡ください!一緒に頑張りましょう!

(中島さん)何かにチャレンジするチャンスがあったら、恐れることなく飛び込んで欲しいと思います!それが自分の価値観や将来を変えるキッカケになるかもしれません!

 

―本日は貴重なお話をありがとうございました!今後のご活躍にも期待しています!

 

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gakuseikichi

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