今回お届けするのはアメリカの大学シリーズです!4年制大学に本格留学する筆者がお届けする本シリーズ第5弾はVISA申請。アメリカに留学する人が通る道の中でも、ミスをしたくない緊張と不安に一番襲われやすいところです。この記事ではついこの間僕が経験した申請プロセスを振り返りながら、VISA申請のポイントを整理したいと思います。今後アメリカにどのような形であれ留学を考えている方は、是非是非読んでみてください!
目次
そもそもVISAとは?
“I will make America great again!” と言っていたトランプ大統領。彼が不満を抱いていたことの一つのは他でもなくアメリカへの不法移民です。法治国家のアメリカの公的機関は、相手が移民であろうと誰であろうと、急病になったり飢え死にしそうになったりしていたら何とかして助けようとしてくれます。だからこそ正当な理由なくしてアメリカに色々な人が来たら困るので、「自分はアメリカに行く資格がありますよ」と客観的に示す書類を渡航者に政府が求めています。それがVISAです。僕が申請したのは学生ビザですが、もちろん他にも被雇用者用・外交官用など多種類のVISAが存在します。
ただ、実はアメリカに入国する上でVISAを取らなくてもいい人が多くいるんですよね。そう、観光者です。実はアメリカに90日間以内しか滞在しない観光者(要は大多数の観光者)はESTAという別の書類を申請すればOKなのです!これについては良く知りませんし、何より話が長くなるので今回は省きます。
どのように申請する?
最大の問題はここですね。僕がやったことを時系列順に並べると、
①学校からのI-20(入学生である証明書)を準備
②オンラインフォームの記入・申請費支払い
③SEVIS費支払い
④書類をまとめて面接申し込み
⑤面接
では、各ステップについて詳しく解説していきます!
①I-20を準備
I-20とは、進学先大学・教育機関が発行してくれる公式の入学予定証明書です。つまり、学生ビザを出すにあたって、自分はここの学生だということを明示しなくてはいけないのです。それを果たしてくれるのがこのI-20。学校によって送ってくれる時期に差がありますが、多くの学校は入学当日の3ヶ月前くらいには送ってくれます。僕の行くAmherst Collegeもそうでした。
I-20において注意しなくてはいけないのが、必ず面接までにサインをしなくてはいけないのです。要は、この書類の内容に間違いがないということを、学校と生徒双方の署名で裏付けるわけですね。これは絶対に忘れないようにしましょう!!
②オンラインフォーム記入・申請費支払い
このステップでは、この記事よりはるかに詳しく書き方を教えてくれる米国大使館の公式ビデオが上がっています(こちらから動画サイトに飛びます)。個人的にこの中に出てくる豆夢(トム)なるキャラクターの説明はわかりやすくてすごく好きです!トムと書けばいいのになんで豆夢なんでしょうね…
具体的にどのようなことを書くのか簡単に説明すると、名前・生年月日などの一通りの個人情報に加え、保護者の連絡先や親戚以外の連絡先を書く部分もあります。ただ、一般的にいって調べないととてもわからないようなものは書かされないので大丈夫です。
このフォームの記入は1時間半くらいかかるので、2日間に分けて書くことをお勧めします。その際に必要な、呼び出し番号なるものが最初に与えられるので、忘れずにメモしましょう!
ちなみに、個人的に一番印象的だった質問が、「これからアメリカで薬物売買・人身売買・資金洗浄に関与するのか」というものでした。「するわけないでしょ!百歩譲ってやるつもりの人間がいたとして、正直にYESなんて答えるわけがないっていうのにこんな質問って…!」と思いましたが、もちろん余計なことは言わずにNOと答えておきましょう(笑)。
③SEVIS費支払い
SEVISというのは、僕もよくわかりませんが学生ビザ申請者の情報を扱うためのシステムのことです。つまりSEVISに関係があるのは主に学生ですね。何が言いたいのかというと、身近にVISA申請をした人がいたとして、その人がとったVISAが学生ビザであるかないかを確認せずにその人の言うことを聞いてやっていったとしましょう。そうするとSEVIS費の支払いが忘れ去られて…みたいなトラブルがありえます。気をつけましょう。とにかく原則は自分自身で情報を確認することだということを忘れないでください。
④書類をまとめて面接申請!
ここまできたら、面接の予約をします。面接予約にあたって大事なのは、事前に書類が揃っているかの確認をしておくことです。例えば、銀行の残高証明書などの財務関係の証明書・写真など、本当に大丈夫かを今一度確認します。できたらあとは、面接の予約ページに行って好きな日にちを打ち込めばOK!
⑤面接
本番の面接ですが、おそらく一番皆さんが知りたい、何聞かれるの?英語力ないとダメなの?というポイントでしょう。ガタガタいう前に僕が経験した会話のスクリプトを書きますね。
面接官”Ok, You are going to Amherst College, right?”
筆者”Yes.”
面接官”All right, Bachelor?(学士号を取りに行くのかという質問)”
筆者“Yes.”
面接官”All right, your VISA will be shipped in one week. Thank you.”
これだけでした。つまり、難しいことを言う必要はありません。せいぜい行く学校名ととる学位・参加するプログラム名が言えれば大丈夫だと思います。不安な人はそれに加えて興味ある学問分野くらいが言えればいいと思います。まあ資金洗浄するつもりかという質問にYESと答えた人は違うのかもしれませんが…
まとめ
いかがでしたか?VISAをとるというと何だか難しそう・すごそうですが、実態はたったこれだけです。アメリカ留学をしてみたい人のハードルがこれで少しでも下がることを願っています!
Add Comment