Merry Christmas!
2019年が終わる前の楽しい今日という日に、クリスマスのあのお菓子に関するお話を読んでいきませんか?クリスマスパーティーの準備の合間やあの人を待つ間、もしくはお家でまったりする際のお供に、ぜひどうぞ!!
ということで今日はクリスマスですが、みなさんはどんなご予定ですか?街はクリスマスの装飾やイルミネーションで彩られていますが、お家でもクリスマスツリーを飾ったりプレゼントを準備したりと、当日までの日々もどことなくワクワクしてしまうクリスマス。またお家に帰れば、御馳走やケーキが待っている方も多いのではないでしょうか。
私はクリスチャンなので、毎年家族と真夜中に教会へ行き、イエス様の誕生をお祝いしています。しかし!今年は大学の授業がクリスマス後まで行われるため(しかも26日には工業力学の試験があるという悲劇…。)地元へも帰れないので、気を晴らすためイルミネーションを見に行く予定です。
ところで、クリスマスになるとよく見かけるこのお菓子。名前は…
ジンジャーブレッドマンですよね!お人形の形をしていなくても、ジンジャークッキーなら食べたことありませんか?IKEAではこのようにハートの形で売られています(大容量で美味しいのに安いというコスパ最強商品)。
美味しいなーと思いながら食べていると、2つ疑問が。なぜクリスマスの時期になると、ジンジャークッキーが販売されるのだろう?そして、なぜジンジャーブレッドマンはこの形なのだろう?ほんの少ーしでも気になりませんか!?そのモヤモヤ、今から晴らしましょう!
目次
ジンジャークッキーについて
まず、ジンジャークッキーに似た呼び名にはジンジャーブレッドやジンジャースナップ、ジンジャーシンがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
ジンジャーブレッドは、生姜を使った洋菓子もしくは焼き菓子の一種です。そのためジンジャークッキーは、ジンジャーブレッドの中でもクッキーを指す言葉と考えられます。また、ジンジャースナップはアメリカ風にやや厚くして焼かれたもの、ジンジャーシンは北欧風に薄く焼き上げられたものを指すようです。
では、ジンジャークッキーの香りがスパイシーな理由は何でしょうか。
医学が発達する前のヨーロッパでは、生姜やシナモンなどの強い香りのする香辛料は魔除けになると考えられていました。そのため、家族の無病息災を願ってクリスマスシーズンに作られ、ツリーへ飾られるようになったとの言い伝えがあります。
ジンジャーブレッドマンの秘密
ジンジャーブレッドマンの由来を遡ること16世紀。当時猛威を奮っていたのは「ペスト」という病気。みなさんも耳にしたことがありませんか?私は小学生の頃に、「病気の魔女と薬の魔女」(岡田晴恵作)という物語で存在を知りました。(懐かしい!)この病気、感染すると2日から7日で発熱し、皮膚に黒紫色の斑点や腫瘍ができたことから、別名「黒死病」と呼ばれていました。その予防に生姜が効果的と聞き、生姜を食べるよう国民に推奨したのが、イギリスの国王ヘンリー8世です。この時国民が、太り気味だった国王に似せて焼いたのが、ジンジャーブレッドマンの始まりだそうです。つまり、私は王様だとはつゆにも思わず、食べていたのです…。これからは、国民思いのヘンリー8世を心に留めながら頂きたいと思います。みなさんも、こんな話があったなぁと思いながら、クリスマスにジンジャーブレッドマンを食べてはいかがでしょうか?きっと風邪を引かずに、年末年始を過ごせますよ!
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