皆さん、ミュージカルはお好きですか?
「歌って踊るハードなイメージ」「演劇とは何が違うの?」
などなど、馴染みがないとあまり想像が湧かないかもしれません。
演劇好きの筆者から言わせてもらうと、ミュージカルとは
何もない0のところから音楽・芸術・ファッション・ダンスなどさまざまな分野のアイディアを組み合わせてできる創作物です。
元々ミュージカルの原点はオペラで、オペラがより庶民的なものになってできたのが「オペレッタ」。それがアメリカに渡り、ショーやダンスと融合したものが「ミュージカル」なのです。
庶民的ということで一般の人にもわかりやすい構成で、舞台がとても華やかなのが特徴的です。
そしてその素晴らしいミュージカルを、学生の力で作り出そうと発足したのがMPこと
この団体は、ブロードウェイで俳優・演出家・舞台監督として活躍した故Richard A. Viaが「演劇を通して英語を学ぶ」という理念のもと、作りました。
今回はMP経験者の私が「MPとはどんな団体なのか」そして「実際活動をしてみてどうだったか」という2点について紹介できればと思います。
目次
①MPとは
まず初めに、MPとは一体全体どんな団体なのでしょうか?HPに詳しく説明が載っていますが、ここでは概要をお伝えします。
形態 :インカレサークル(特定の所属大学なし) メンバー:現役の専門学生・大学生 使用言語:英語(オーディションから準備、本番全て英語のみ使用) 公演時期:2月ごろにオーディション・6月ごろに本番(年一回) セクション:キャスト(cast)・衣装(make &cosme)・大道具(seppy)・照明(Lighting) 音響(sound)・楽器演奏(Live Musician) |
ー使用言語が全て英語ー
これを見た皆さんの中には、「え!?全部英語なの!?」と驚かれる方もいるかもしれません。そうなんです。MPの一番の醍醐味は完全英語。
といってもネイティブがゴロゴロいる集団ではありません。みんな「Thank you」「Good morning」から始める英語初心者ばかりです。
中にはペラペラ話す人もいますが、そんな勢いで話されてもあまり理解できない人が多いので初級の英語で噛み砕いて説明してくれます。
「英語に自信がない」という人ほど、これを機に英語しか使えない環境に身を置いてみることで、「英語に自信を持てるようになった!」となる人も多いです。
ー公演時期についてー
毎年2月にメンバーの募集が始まり、それぞれのセクションが固まり始めます。特にキャストは歌やダンスなどのオーディションがあり、その年の監督やプロデューサーが審査をします。
キャスト以外のセクションは、各役割に基づいて0から裏方作業に徹します。既成のものを練習するのではなく、台本に合わせて自分たちで案を出しながらコーディネイトしていける点はMPの裏方セクションならではの魅力ではないでしょうか。
②MPのここが魅力!経験者による魅力3選
私はMPに裏方セクション(衣装・メイク)として参加した経験があります。その経験をもとにMPで何が得られるのか?魅力を3つお伝えします!
第1位 意識の高い仲間に出会える
MPには東京周辺に住んでいるミュージカル好きな学生が集まります。なので自分がいつも属しているコミュニティーではない、新しい人たちと知り会えます。
メンバーの中には将来ミュージカル演者として活躍したいという大きな夢を持っている人や、本格的に専門学校で裏方の技術を学んでいる人もいます。
私は普通の大学生でミュージカルを作る経験はこれが初めてだったので、「自分の好きなことに対してまっすぐ取り組んでいる人」を間近でみることが自分にとってかなり刺激的でした。
MPの講演は6月で終わってしまいますが、講演準備のために協力し合った仲間とはその後も関係が続きますし、一生の財産になります。
第2位 英語に抵抗がなくなる
確かに英語しか使えない毎日に慣れない時期は大変ですし、自分の伝えたいことが伝わらなく、苦笑いしてしまうという経験もありました。
しかし、英語を嫌でも使わなければいけない状況は、英語学習者にとって非常に価値の高い環境ですし、大学生になって高校の時より英語に触れなくなってしまったと負い目を感じている人にもおすすめです。
第3位 「0から作る」を体験できる
MPはキックオフが3月にあり、講演が6月の頭にあるため、実質2ヶ月でミュージカルを作り上げます。
最初は台本があるだけで他は何もない状態ですが、各セクションが話し合いや創作活動を重ね、お客さんに見てもらえるクオリティまで持っていきます。
私の経験談になりますが、学生だけの環境で0から作り上げるというのは他にない体験で、MPならではの経験になると思います!
③実際の活動は忙しい?大変?MPへの不安にお答えします
「二ヶ月という短い期間で作り上げる」ということは、確かに他のサークルよりもスケジュールがキツくなります。
ただ、全員が学生ということでみんな学校に行きながらの活動ですし、バイトをしている人もいます。私が参加した年のスケジュールは大体以下のようでした。
春休み中(3月):土日以外の平日(時間は日による)・合宿 春休み以降(4月-講演まで):平日のうち何日か(セクションによる)・土日 |
セクションによってはZOOMを使ってのミーティングもあり、活動はさまざまです。
詳しい情報が知りたい方は、公式の説明会に参加することをおすすめします!
私自身はバイトも他のサークルも掛け持ちしていて、スケジュール的にはやはりハードでしたがやり切ることはできました!
どれも自分次第、そして大切なのは仲間に相談することですね:)
④まとめ
いかがだったでしょうか?この記事を見てくださっているということはMPに少しでも興味がある方だと思います。
何か挑戦するときに「自分はできるだろうか…」などと心配の気持ちがまさってしまうことは私も同じでした…
もし一歩前に進めないのなら、とりあえず説明会に参加してみることをおすすめします。
全体の雰囲気を見て、もし自分に合っていそうだと感じた時はぜひチャレンジしてみてください!
ガクセイ基地では過去にMP経験者へのインタビューを行っています。そちらも合わせてぜひご覧ください。
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