皆さん、こんにちは。
2019年も終わりに近づき、来年の東京オリンピックに向けて心踊らせている方も多いのではないでしょうか。
今回は、上智大学の学生プロジェクトGo beyond が開催する「オリパラウィーク」に参加させて頂きました。
Go beyondさんは主に、東京2020大会に向けて、オリンピックパラリンピックの理解を深めるために、パラリンピックスポーツの体験会・観戦会などを主催されている学生団体です。
詳しい団体立ち上げの経緯や今後の活動については、次回の投稿をご覧ください!
目次
オリパラウィーク2019に参加してみた!
オリパラウィークとは、12月9日から14日まで、上智大学の四谷キャンパスで開催された、〜オリンピックパラリンピックを体感する一週間〜 と題された、上智大学公認のイベントです。
まずは日替わりのオリパラスポーツ体験のブースで、陸上3メートル走の様子を見に行って来ました!
キャンパス内でも学生にオリンピック・パラリンピックを身近に感じてもらいたいという思いから、
このような「3メートル走」も企画を思いついたそうです。
ブースには、3メートル走のタイムを競い合う陸上部の方々が!笑
しっかりタイムも記録してありました。3メートルでも、意外とタイムに差が出るんですね。
来年の東京大会でオリンピック選手は、3メートルをどのくらいの速さで走るのでしょうか…
0.5秒もかからないのでしょうか。陸上競技を観戦するのが楽しみになって来ましたね!!
そして数あるメインコンテンツの中から、
「おもてなし」の極意を学ぶ 〜達人が教える和の心〜
江上いずみさんの講演会に参加させて頂きました。江上さんは、30年間に渡り JAL(日本航空株式会社)で客室乗務員としてご活躍され、現在は筑波大学で客室教授、またGlobal Manner Springsの代表としてご活躍されています。
「おもてなしのプロ」として年間250回にも及ぶ講義・公園を国内外でされているそうです。
この講演では、2020年に向けた「おもてなし施策」から、おもてなしを意識する上で大切な第一印象を高める5原則について、異文化理解について…様々なことを学びました。その中から、私が印象に残ったいくつかの「おもてなし」の要素をご紹介したいと思います!
おもてなしは相手によって変わる
アイコンタクトを取りながらコミュニケーションをとることは良いことと捉えられますよね。
しかし、江上さんがイスラム教徒の多い国で講演をされた際に、アイコンタクトの重要性を説くと、
イスラム教徒の方から「それは私たちにとっては難しい」と言われてしまったそうです。
これは宗教上の理由により、女性のことをまじまじと見ることは良くないとされているためです。実際にイスラム世界では、女性は目元や手足以外を民族衣装で隠しています。
文化によっておもてなしも変わるということを実感させられますね。
分離礼は、一石二鳥!
皆さんは分離礼をご存知ですか?
同時礼は、言葉と動作のタイミングが同じお辞儀のことを言います。(一般的にはこちらが多く使われていますよね。)
それに対して分離礼は言葉と動作を別々にするお辞儀のことです。
分離礼は「より丁寧な印象を与える」だけではないのです。
聴覚障害者の方は読唇術によって相手の言葉を理解します。
聴覚障害者の方とコミュニケーションをとる場合、同時礼では顔が下向きになってしまい、口元の動きが良く読み取れなくなってしまう可能性がありますが、
分離礼を駆使すれば、より丁寧な印象を与えられることに加え、聴覚障害を持った方にもしっかりと「言葉を伝える」ことができます。
相手の立場になり考えて行動すること、
これも一つのおもてなしということが出来ますよね!
握手の基本、押さえておこう!
なるべく丁寧な握手をしよう、と思い両手でしてしまいそうになったことはありませんか?
実はこれ、NGです。
①基本的に、右手だけで握手するのがマナーです。
これは左手を「不浄の手」とする国もあるためです。
また、両手での握手はおねだりの握手とみなされ、政治家同士で交わされることが多いのも特徴です。
②握手をするかしないかを決めるのは上位者・年長者
これは日本の挨拶のルールとは全く逆です。(日本は目下から目上)
日本とのマナーの違いがあると難しいですね。
③欧米の社会では、握手をするかどうかを決めるのは女性側!
そのため、女性が手を出すまでは男性からは握手しないのがマナーとなっているようです。
握手だけでもこんなにもたくさんのマナーがあるとは…!
海外からの人と交流する際は、基本のマナーだけでも頭に入れておきたいですね!
この講演会では、ここにご紹介した以外にもたくさんの「おもてなし」を
ご教授していただきました。
私が印象に残った言葉は、「おもてなしは相手によって変わる」ということです。
相手を良く観察し、気がつくこと。これが一つのおもてなしの前提であることを
実感しました。
以上、オリパラウィークのレポートでした。
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