日本初の国際的な学生交流団体、日米学生会議。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
来年度の募集が始まったのをきっかけに取材を行いました。参加を考えている方、是非ご覧ください。
今回は第71回実行委員長であるタクール小迫さんと南さんにお話を伺ってきました!
1934年に発足した日本初の国際学生交流団体。「世界の平和は太平洋にあり、太平洋の平和は日米間の平和にある。その一翼を学生も担うべきである」という理念のもと、活動を行っている。8月に開催される本会議では、日本とアメリカから学生が集まり、一か月間共同生活をしながらディスカッションや文化交流を行う。
活動について
―運営側と会議でのそれぞれの活動を教えてください。
運営側
実行委員としての活動期間は、8月の本会議の最終日に選挙で決められてから1年後の本会議が終わるまでの一年間です。運営の仕事は主に3つあります。一つ目は、参加者の選抜です。一次選考、二次選考を私たちで行い、28名の参加者を決定します。二つ目は8月に行われる本会議とその本会議に向けた事前研修の企画・運営です。三つ目は財務活動です。日米学生会議は一般法人の元に活動しています。
本会議
今年は、アメリカの4地域を回りながら活動を行いました。地域の方とパネルディスカッションや専門家の方の講義も受講します。話を聞くだけでなく、参加者からも前に立って発言します。また、RTと呼ばれる、分科会があります。トピックは7つあり、実行委員が関心のあることや世の中で話題になっていることを設定し、グループに分かれて議論します。
―トピックはどのようなものがあるのですか?
トピックは毎年自由です。理由は日米の学生の交流を深め、将来に繋げていくためです。来年は高知、京都、岐阜、東京を周ります。それぞれの地域で学べるもの、注目されていることが違うので、指定したトピックはありません。
ちなみに来年、71回目は、
- 人口問題
人口の増減に関する問題を取り上げ、何をすべきかを考えていく。
- メディア
トランプのメディアSNS、ソフトパワーなどについて
- スポーツと健康
2020の東京オリンピック、スポーツ科学などについて
- ダイバーシティ
LGBTQのマイノリティに目を向ける、男女格差metooなどの性によって考えられること
- 環境テクノロジー
災害保護、新たなテクノロジーをどのように環境と共存するのかなど
- ナショナリズムとグローバリズム
ヨーロッパで注目されているネオナチや独裁主義などについて社会はどうとらえているのかなど
7.21世紀における 東アジアにおける日米関係
中国の東シナ海侵攻、北朝鮮問題など
一か月議論をしたからと言って、世界が変わるわけではありません。議論を通じて、自分の専門分野を見つけたり、他のプログラムに参加したり、将来に生かせる活動をしてほしいです。
また、文化交流も行います。例えば。各国それぞれオリジナルの劇を披露します。一か月ただ議論するだけでは、相手のことを理解するのは難しいと思います。お互いの文化や人を知ることで、議論の質も上がります。
―日米学生会議にはどのような学生が参加しているのですか?
帰国子女もいれば、1年だけ留学経験のある人、海外経験の全くない人など様々です。学部や年齢もバラバラです。何か専門性を持っているわけでもなく、プログラム自体に興味を持って参加している人が多いですね。また、事前研修などは授業を休んで参加しなければならない時もあるので、それくらい日米学生会議への熱量がある人たちばかりです。
―一か月共同生活をするうえで日米間の違いは感じられましたか?
議論をしている中で、アメリカ人は競争社会の中にいると感じました。日本人はあまり競争率が高くないところを見つける傾向があると感じます。しかし、アメリカ人はどんなに苦しい状況下においても、真っ向から食らいつきます。
また、政治に対する関心も違うと思います。アメリカ人は共和党、民主党どちらかの立場になって自分の意見を持っています。一方で、日本人は「政府」とひとくくりにして物事を考えます。
意見の発表の仕方にも違いを感じました。本会議の前に事前研修があるのですが、日本人だけだと、自分の意見だけをいうのですが、アメリカ人が加わると、誰かの意見を上乗せして自分の意見を言う傾向がありました。だからあまりヒートアップはしませんでしたね。これは、テーマによって多少差はあります。
―活動の中で様々な発見があるのですね。
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