地元の魅力を発信することで、若い世代の「遊ぶ、働く、暮らす」の選択肢を広げようと活動している学生団体SUKIMACHI(スキマチ)。
SUKIMACHIの代表であり、また銚子市観光大使でもある和泉大介さん(写真:左)にお話を伺いました!
-学生団体SUKIMACHIとは、どのような団体ですか?
「地元の魅力を発信したい!」「好きな町を見つけたい!」「いろんな地域の魅力を発見したい!」といった大学生が集まって、情報を共有したり、体験できるように発足した団体です。いろんな地域を地元とするメンバーが、主に東京で活動しています。
-なぜこのような活動を始めようと思ったのですか?
東京では地元や地域の話があまりできない環境があったので、もっと自由に話して、「俺の地元、こういうのあるんだよ!」とか「君の地元すごいね!」という風に、交流できる環境が欲しいと思ったんです。僕自身は上京する前から地元については意識していましたが、上京して初めて地元の良さに気づいたというメンバーが多いですね。
-具体的には、どんな活動をされているのですか?
主に3種類のイベントを行なっています。
1つ目は、「地元好き集まらん会」です。このイベントを軸として活動しています。3ヶ月に1回のペースで行なっていて、現在は50人ほどが集まる大きなイベントになりました。プレゼンをしたり、クイズやゲームをしたりして、地元に興味を持ってもらえるようなコンテンツを準備しています。また、郷土料理などを振る舞い、地元についての情報だけでなく、体験できるようなイベントにしています。
2つ目は、「すきMatch旅」です。これはメンバーが自主的に企画して行うイベントで、メンバーがそれぞれの地元を案内します。自身の出身だからこそ、その地域のことをよく知っているので、魅力をリアルに伝えることができます。主に夏の長期休暇の時期に行うことが多く、昨年度は、宮城、岐阜、香川、富山、静岡などの旅を開催しました。
3つ目は、「ユニットイベント」です。SUKIMACHIでは地方ユニットというものがあり、東北、中部、関東というように、地元の場所によっていくつかのかたまりに割り振られています。そしてそのユニットごとに、食や文化の魅力を知ってもらい、体験してもらえるようなイベントを開催しています。月に1度ほど行なっていて、ある地域に特化した食事やゲームなどをして交流しています。
-知識だけでなく、「体験する」ことができるのはいいですね!
多くの学生は仕事を求めて上京してくるんだと思うんです。地元には仕事がないから、東京へ行って就職しよう、と。僕たちはそうした、「仕事」が「地元」に優先している現状の中で、「地元」が「仕事」に優先する、つまり、「好きな町で仕事を探そう!」といった生き方の選択肢を一つ提供できる団体を目指しています。そのためにも、ネットに載っていないような情報や、体験してみないとわからない現地の人との交流をとても大事にしています。
-他のメンバーから学ぶこともありそうですね!
そうですね。いろんな地元についても知ることができますし、逆に自分の地元を紹介する中で、「まだまだ地元について知らないな」と思わされるということもありますよ。また、自分の地元について話したり紹介した時に、「いいね」って言ってもらえると、とてもやりがいを感じます。
-これからの活動に向けて目標はありますか?
とりあえず、「地元好き集まらん会」で、47都道府県出身者が一度に集まることですね!今は33都道府県からの学生が来ていて、特に西日本の方が少ないので、これから活動を広げていきたいと思っています。
-読者の皆さんに一言お願いします!
「地元を発信したい!」「地域の魅力に触れたい!」と思っている学生はとりあえず来てみて欲しいですね!是非一緒に地元について話しましょう!
ありがとうございました!
【編集後記】
取材の際に東北のユニットイベントに実際に参加してみました!東京では普段は飲まないような東北の地酒を飲んだり、郷土料理を食べたりしました。また、アットホームな雰囲気の中でゲームをしたり、それぞれの地元の話で盛り上がったり、初めての人も馴染んでくつろげると思います!
【Twitter】https://twitter.com/47jimotozuki?lang=en
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