インカレ/サークル/学生団体

Z世代が切り開くサスティナブルな社会〜環境・社会問題の解決に向け〜/団体【NAMIMATI】

 今年もいよいよ夏がやってきます。

夏といえば海!ということで海に出かける方も多いでしょう。

しかし、現在世界中では「海洋汚染」が深刻な問題となっています。

大好きな海を守るために私たちは何ができるでしょうか?

 

今回は湘南を中心として環境問題改善のために活動されているNAMIMATIの代表、齋藤克希さんにお話を伺いました。

 

NAMIMATIとは
湘南を拠点に関西・東海・アメリカに支部を持ち、高校生~社会人まで70人以上のメンバーで環境問題・社会問題に関わる活動をするZ世代グループ。

 

 

 

 

―NAMIMATI設立のきっかけを教えてください

緊急事態宣言中に新たな視点から海を見ることができたのが大きいと思います。

自分自身、マリンスポーツをしているので、幼い頃から海と関わってきてはいましたが、以前は環境問題等に関心はありませんでした。

しかし、昨年新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出されたことを受け、サーフィンをすることができない・海に出入りすることができないという状況が続きました。

その期間中、いつもの海の中からではない視点で海を見た時に、様々なことに気づきました。

例えば、自分の幼少期よりも狭まっている砂浜、砂浜にタバコの吸い殻を捨てて帰るサーファー、海岸にたくさん落ちているゴミ。

この状況を改善しなければと思い、地元の友人と3人でNAMIMATIを立ち上げました。

 

 

―どんな活動をされていますか?

環境問題を中心に、人々の意識を変えていけるようなイベントの開催等を行っています。

例えば、私たちが行っているイベントの1つにビーチクリーンアップがありますが、1日砂浜に落ちているゴミを拾ったからといって海洋問題が解決するわけではありません。

確かに「ポイ捨て」は海洋ゴミの原因の1つだとは思いますが、それ以上に「内陸からのゴミ」が大きな要因だと私たちは考えています。

内陸からのゴミとはプラスチックゴミなどのことで、特に排出量が多いのが企業から出るゴミです。

企業は「利益」を出すことが最優先なので、社会の中で需要がある物を作る必要があります。

つまり、消費者が求める商品というのが環境に良いものになれば、企業から排出されるゴミの量も少なくなるのです。

要するに、私たち消費者の意識を変えることが最も重要だと考えています。

そのため、私たちが開催しているビーチクリーンではただゴミを拾うだけではありません。

ファッションショーと結び付いた環境セミナーのような、参加者の環境に対する意識が変わるような企画・イベントを行っています。

 

―Z世代に焦点を当てているのはなぜですか?

これから未来を担うのはZ世代であるからです。

以前、他団体が開催しているビーチクリーンに参加したことがあるのですが、参加者の多くは中高年の方で、若い世代、いわゆるZ世代の参加者はほとんどいませんでした。

一方で、環境問題に関心がある若い世代はかなりいて、実際にNAMIMATI創設後には関心を持った若いメンバーが数多く集まりました。

NAMIMATIは、そのように環境問題等に関心を持った若い世代の興味や知識を可視化させていく場になるべきだと思っています。

また、Z世代はSNS世代でもあります。

気になるお店をSNSでチェックするといったように、SNSを軸として生活しており、訪れて気に入ったものやことは拡散してくれます。

私たちはこのZ世代の特徴を使って、参加してくれた人がSNSに挙げたくなる、そんなイベントを開催することで、環境改善に向けての意識・取り組みが広まっていけたらと思っています。

  

―今後の目標を教えてください

 

設立1年を迎える7月28日にNAMIMATIを一般社団法人にすることです。

今までは1つの団体として活動してきましたが、より活動を広げていくためにも社会的信用を得ることは必要であり、社団法人になることがそれを得る最適な方法だと考えました。

また、クラウドファンディングを用いて、フードロスの食品を使った商品の販売も進めていきたいと思っています。

 

☆現在進行中のクラウドファンディングはこちら→地元湘南のもったないない野菜で作ったカレーで新しい価値の創造を!

 

―最後に、大学生が環境問題や社会問題解決のためにすべきことは何だと考えますか?

知って、発信することです。

自分の関心事を深く知ったら、他人にも伝えたくなると思います。

発信の仕方にもポイントがあり、してほしい行動を相手に押し付けるのではなく、自分がその行動をするに至った経緯や思いを伝えるということです。

例えば、時々SNSなどで「肉を食べるな!」という文とともに動物が殺されている写真を掲載されている方を見かけますが、これは強制的で人の気分を害しており、間違ったやり方です。

動物にも命があって守るべきだよね、といったように自分の思いを伝えることが大切で、相手からの共感も得られると思います。

 

―ありがとうございました!

 

 

 

 

編集後記
私自身も海が好きで、海洋問題には関心を持っていましたが、自分1人が行動しても何も変わらないと思っていました。
しかし、取材を通して、私を含めたZ世代だからこそできることがたくさんあり、NAMIMATIさんはその秘めている可能性を大いに活用して、問題解決のために取り組まれていると感じました。
私もNAMIMATIさん主催のイベントに参加しようと思います。
イベント情報等はインスタグラムで発信されているそうです。
興味のある方は是非参加してみてください!!
 
・NAMIMATIインスタグラム→https://www.instagram.com/134namimati/
・NAMIMATIウェブサイト→https://shonan-namimati.com/
・NAMIMATIクラウドファンディング→https://readyfor.jp/projects/sustainable-food-market

 

 

・他の学生団体の記事はこちら

About the author

gakuseikichi

Add Comment

Click here to post a comment

新NASA留学2024

ワーキングホリデーin Canada

医療機器業界特集

グッドデザイン特集‼

アルバイトサイト一覧

就職サイト一覧

就職サイト一覧

Contact Us