好きを見つけよう

ポーランド人学生へインタビュー 第一弾 

 

2回目はどうだった?何をしに行ったの?

 

―2回目は2018年の夏だけど、初めて訪ねた時よりも確実に良い体験ができたわ。

 おそらく自分の日本語が上達してから来たという理由がより充実した体験に繋がったと思う。

 日本ポーランド学生会議と観光を兼ねて東京に行ったのだけど、学生会議が終わってから自由に観光できたから嬉しかったわ。

 

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 面白いのは、ヨーロッパ内で旅行している時は、その国の現地人に見えるらしいことが多くて、分からないのに現地語で道を聞かれたりするのだけど、日本だと全くそれがないんだよね。

 当たり前といえば当たり前なのだろうけど。

 きっと日本語をどれだけ完璧に話せるようになっても日本人にはなれないと思う

 

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 あと、レストランで経験したことなんだけど、店員さんが全く自分たちの座っているテーブルにオーダーを取りに来ようとしなかったの。

 

 

あ~。きっと英語で話しかけなきゃと思って緊張して身構えてしまうんじゃないかな?

 

―うん、私も英語がネックになってしまっていたのだと思う。

 でも、私たち長い間座っていて既に注文したいものも決まっていたんだし。注文を取ることはそんなに難しいことではないはずよ。 

 英語がわからなくてもジェスチャーとか指差しでなんとでもなるわ。

 あと、もう1つ気が付いたことがあるのだけど、それは外食する時の振舞い方の違いね。

 ポーランド人の友だちと別のレストランに行った時、日本人があまりにも静かで、「私たち騒がしすぎかな。もう少し静かにした方が良いかも」と思ったの。

 日本人は無言で来て、食べて、会計をして、すぐに店を出てって感じだったの。

 

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静かだった日本人たちは一人で来てたの?

 

―何人かは一人で来ていたけど、一人ではないグループもいたよ。でも、一人ではないのにそんなに話していなかったよ。

 

 

私も日本に一時帰国した時に同じような印象を受けた気がする。

友だちと遊びに行ったのだけど、私が隣や目の前にいるのにスマホを触っていて、「私がそんなに重要でないのだったらどうして一緒に外出なんかしたの?」って思ってしまった場面が何度かあって、少し虚しい気分になった。

こういったことやレストランであまり話をしないことは変えていった方が良いと思う?

 

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―ううん、個人的には何の問題はないと思うわ。

 別に変えられる必要はないと思うけど、ただ少し変だなと感じてしまっただけ。変というより単なる違いね。

 例えば、東京で友だちと電車に乗っていた時、日本人ではない人が「どこ出身ですか?」と聞いてきてそこから会話が始まったんだけど、その時も「私たちうるさいかな?迷惑がられていないかな?」と周りの日本人の反応が気になったわ。

 基本的にヨーロッパにいる時は電車内で普通に話していても何の気も留めないのだけど・・・。 

 

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生まれ育った地を離れるということとは

将来日本に住みたいと思う?

 

―うーん、東京の中心部は正直無理ね。自分があんな混んだ所に住むことが想像すらできない。

 もちろん観光等で訪ねるのには素敵な所よ。

 郊外や横浜なら住めそう!

 

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大学卒業予定は2019年だよね。2020年に東京オリンピックが開催されることは知っていると思うのだけど、ボランティアには参加したい?

 

―うん、是非したい!また日本に訪れることができそうだし、日本に行くのはとても高いから滞在先の費用だけでも出してもらえたら最高ね。

 

 

もしボランティアをするにあたって費用が一切出されなくても参加したい?

 

―う~ん。その場合はもっと慎重に考えないといけないね。

 もちろんボランティアをすること自体には費用は出ないだろうけど、自由時間に使うお金や滞在費や航空券代も自力でカバーするとなると、正直自分の時間の無駄になってしまうでしょうね。

 もちろん日本に行く機会がまたあれば有意義になるだろうけど、同じ金額を他のことに使えるならそっちに費やした方が良いだろうなと考えるわ。

 

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日本でワーキングホリデーの制度を利用して働くこともできるけど、それは考えてる?

 

―うん、一応頭の片隅にはそのプランもあるよ。もし卒業後すぐに日本に行かなくても2年後や3年後に行くという選択肢もあるし。

 もし日本に働きに行くなら、どこかのオフィスで働くか英語の先生をするかから始めないといけないと思う。

 私の日本語はまだまだ上達が必要だし、ネイティブではないということが不利に働くことがあると思う。

 雇う側からすれば、日本語学科を卒業しただけの学生と日本語ネイティブで他にも何か知っている日本人がいれば後者を雇いたいと思う方が当然多いでしょ。

 もしかしたらレストランやコンビニで働くことから始めないといけないかもしれない。

 

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私は「日本はアジアの一部」という風に捉えることが多いのだけど、ダリアはポーランド語はもちろんのこと、英語も日本語も使えるから他のアジアの国で働いてみるという選択肢はどう?

 

―それもありね。だけど、住み始める前に一度はその国を訪ねてみて自分に合うかどうかを知らないといけないと思う。

 日本語を勉強し始める前にも「日本に将来住みたいの?」と聞かれたことはあったけど、答えに困ったわ。だって日本に行ったことすらなかったから何もイメージできなかったもん。

 あと、観光でちょっと行ってみるのと実際にそこに住むことは全く違う話になるからね。

 住むとなると、その場所の文化、人々、言語などの違いが自分の生活に大きな影響を及ぼすことになから。

 理想と現実は違うってことね。

 

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本当にその通りだと思う。私の個人的な話をすると、ヨーロッパの1ヵ国すら訪ねたことがなかったのにいきないりポーランドに住み始めて、失敗したなと思ったことがあったんだよね。

自分は精神的にも強いし情報収集もしたから、大丈夫だろうと勝手に信じてしまっていて・・・。

住み始めてから気分が落ち込んでしまったことがかなりあったな。

 

―例えば、私がドイツを訪ねた時に経験したことは、ドイツに対する期待が高すぎて、実際行った時「ポーランドとそんなに変わらないじゃん!」と思ったんだよね。

 ドイツは隣の国だけど、ポーランドよりリッチで色々な面でポーランドより優れていると思っていたの。行ってみると道路が美しくない所があったりして驚いた。

 

 

第二弾ではポーランドと日本についてのより深い話をします。お楽しみに!

 

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