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【雨だからこそ引きこもろう!】雨の表現に注目したい、梅雨の時期におすすめのイギリス文学3選!

梅雨の時期は雨が降り注いで面倒ですよね。出かければ服や足が濡れるし、メイクも崩れるし、髪の毛もぼさぼさになるし…。ということで、もういっそのこと、引きこもってしまおう!!雨は引きこもれる最高で最強の理由でございます(確信犯)。そんなわけで、今回の記事ではおうち時間でも楽しめる、雨の表現を楽しめるようなイギリス文学を紹介していきます。

本紹介の前に、ちょっと豆知識。

ジューンブライドの起源を皆さんはご存知でしょうか?「6月に結婚式をすると幸せになれる」という言い伝え、通称『ジューンブライド』の起源はヨーロッパとされていますが、あの言い伝えは6月が比較的降水量が少なく、晴れの日が多いからなんです。晴れの日に結婚式をした恋人達は幸せになれるという風習になります。

また、イギリスは非常に天気の移り変わりの激しい土地です。そのため、初対面の人には天気の話題をふる事もしばしば。また、雨の多い土地でもあります。そういった背景もあって、イギリスには雨に関する言葉の表現が多くあります。それは文学にも通じる事です。作中にしばしば雨のシーンが登場することも。日本とはちょっと違った雨の描写や表現、雨に対する人々の対応やイメージがあるかもしれませんので、ぜひチェックしてみて下さい!

 イギリス文学紹介

 ハリーポッターと賢者の石【「ハリーポッター」シリーズ第一巻】

ただいま絶賛公開中の「ファンタスティックビースト」シリーズとのつながりもある「ハリーポッター」シリーズの第一巻。ハリー達新入生が新たな学び舎であるホグワーツ魔法学校へと向かうシーン。ハグリットの引率でボートに乗り込み、学校の広間へと向かうのです。このシーン、原作では雨が降っています。雨が降っているのにボートだとずぶ濡れになってしまうのでは?と思われるかもしれませんが、実はこれ、イギリスの風習が背景にあるんです。イギリスでは雨が降っていても、傘を差すことはそう多くありません。そのため、ハリー達も雨の中ボートに乗って、学校に向かうのです。

雨・赤毛

「月と六ペンス」を執筆したサマセット・モームの書いた短編の一つ。重めのお話ですが、それは正に雨の日特有のどんよりした空気感に似たもの。舞台が南国であるにも関わらず(普通、南国と言えば「青い空」「ギラギラの太陽」のイメージがあると思いますが…)作中では狂ったようにずっーーと重たい雨が降っています。雨によってある土地から動けなくなった宣教師は1人の女を改心させるために必死に女の元へと通い詰めますが…。
うんざりするほど降り続ける雨にいつしか宣教師の心は狂っていきます。雨の日に外に出続けると人って狂っていくんですね。いい教訓です。(流石に縁起の悪い冗談ですが…)
無条件に憂鬱とさせられていく雨の中、どんな風に宣教師が変わっていくのか…ぜひ一緒に飲み込まれてみてください。

忘れられた巨人

2017年にノーベル文学賞を受賞したことでも知られる小説家、イシグロカズオさんの作品です。小説の舞台はもちろんイギリス…なのですが!今よりかなり昔、今のイギリスがまだ複数の国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)に分かれており、民族間での確執があった頃が舞台です。(この辺の事情が知りたい方はこちらから。)ファンタジー的な表現も多い作品で、主人公達はたくさんの、それぞれ違う役職を持つ人物に出会います。
作中ではずっと雨が降っていて、同時に物語のキーにもなる「霧」が漂っています。降り続ける雨を抜け、霧が晴れたその先に主人公達が何を見るのか、一体雨と霧は何を表しているのか、ぜひ考察してみてください!

 まとめ

今回の記事ではイギリス文学の中から雨が登場する作品を紹介しました。家から出たくなくなる梅雨の時期。雨が登場する文学で気分だけを味わいつつ、家でゆっくり楽しく過ごしましょう。ガクセイ基地には他にも文学に関する記事や梅雨に関する記事がありますので、ぜひご覧になってみてください!

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