「グッドデザイン賞なんて自分とは関りがない」と感じている人は多いのではないでしょうか。
私も意識するまで、Gマークに気が付かなかったのですが、その存在を知ると、あちらこちらでGマークを見かけるようになりました。
案外、自分の身近なところにグッドデザイン賞受賞作はありました。
そして私の持ち物の中にもなんと受賞作品が…
それは、株式会社パイロットが発売している【フリクション】シリーズ!
目次
話題となった「こすると消える」フリクションシリーズ
2007年に発売された、フリクションボール。
当時私は、小学生でした。
「こすると消える」、まるでイリュージョンのようなボールペンに日本中が夢中になっていたことを今でもよく覚えています。
クラスのほとんどの子が持っていて、休み時間になると、女の子同士で秘密のメッセージを交換し、書いては消しを繰り返していました。
中学校に入ると、フリクションシリーズのラインナップも増えていました。ボールペンはもちろん、蛍光ペンも一通りの色を揃えて勉強に活用しました。
現在でも、黒色のフリクションボールは私の相棒です。最近は就活などで忙しくしており、予定変更も多い毎日。一度フリクションボールでスケジュール帳に記載した予定を消して、書き直す機会はとにかく多い!
本当に重宝しています。
フリクションボールは私が小学生だったころから大学生の現在までずっと私のそばにありました。
2015年に金賞を受賞
2007年に発売されたフリクションボール。
発売から8年後の2015年に「フリクションシリーズ」としてグッドデザイン賞に応募し、見事グッドデザイン金賞を受賞しました。
熱で無色となる特殊インキを使用し、消去用ラバーで摩擦熱を生じさせることでインキを無色に変える独自の消える機能に加え、ユーザーの「あったらいいな」という夢のある企画のブランディングが受賞の決め手となりました。
「あったらいいな」を形にする
おそらく「こすると消える」ペンは、2007年以前には多くの人が「あったらいいな」と想像することはできても、本当に実現すると思っていた人はとても少なかったことでしょう。
私はドラえもんのアニメを見ていると、「こんな秘密道具があったらいいな」と思うことがよくあります。「まさか実現はしないだろう」といつも思ってしまいますが、フリクションシリーズのようにこれからどんどん「あったらいいな」という夢が形になっていくかもしれません。
考えるだけでなんだかとってもわくわくしてきますね!
グッドデザイン賞を受賞するまでの経緯や受賞理由を知ると、普段使っているものがいつもより特別に感じられます。
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