How To 学生生活

音楽で新たな世界に踏み出す/学生団体UMF

 2012年から、学生のみで音楽フェスの企画・運営を行っている学生団体UMF。

 「音楽と学生の可能性を追求する」をコンセプトにたくさんの音楽フェスを開催しています。

 今回は学生団体UMFの創設代表、高村治輝さんにお話を伺いました。

 

学生団体UMF創設代表 高村治輝さん

 

UMFとは

2012年に結成された、音楽フェスの企画・運営を行う学生団体です。大阪にて発足した団体ですが、現在では大阪・愛知・北海道・広島・福岡・神奈川と計6カ所に拠点も拡大しています。人数規模については、結成/第一回のフェス企画に取り掛かった時は4人だったそうですが、今では全拠点合わせて80人以上のメンバーが所属するようになりました。音楽フェスの企画・運営を通して関わるすべての方に笑顔と感動を届けたいという想いがあります。

イベント実績

 2013年4月 University Music Festa. 2013 ~つながり~

 2013年9月 プールフェス 

 2014年5月 University Music Festa. 2014

 2014年9月 こいやMusic Festa.

 2015年4月 University Music Festa. 2015

    2015年8月 Buffaloes Music Festa.

 2016年4月 University Music Festa. 2016 大阪

 2016年6月 University Music Festa. 2016 愛知

 2016年7月 Buffaloes Music Festa. 2016

 2017年3月 University Music Festa. 2017北海道

 2017年4月 University Music Festa. 2017大阪

 2017年12月 University Music Festa. 2017 愛知

 

今回の取材では、高村さんがUMFを立ち上げたきっかけから、今に至るまでの経緯と今後の活動目標について伺いました。

高村さんがUMFを立ち上げたきっかけについて教えて頂けますか?

 大学に入り、規模や授業スタイル、プライベートの時間の面で高校とは生活の自由度が大きく違い、何か本気で探求できるものが欲しいと思っていました。趣味として始めたDJを通してイベントのことをよく知るようになりましたが、イベントの中でも自分のやりたいことを突き詰めていったとき、淡路島開催されている、レゲエアーティストのMINMIさんが主催する野外音楽フェス『Freedom AOZORA(フリーダム 青空)』に出会いました。これをきっかけに、様々な人や音楽、文化の交流に心から素晴らしさを感じてフェスの企画作りをしたいと思いました。

 

どのようにしてゼロからフェスを作ったのですか?

2012年10月よりFacebookで「フェスをやります!」と仲間を募り、賛同してくれた知り合い3人と2ヶ月程は行く先や夢について語っていました。元より13年の4月にはフェスをやりたいと決めていたので、残りのおよそ3ヶ月で作り上げなければいけなかったですが、とても大変でした。社会的に見て何も結果の無い状態から1000人規模のフェスをやるということに対する「出来るのか?」という意見や、なかなか協賛を取れなかったということ、成功の見通しがないが故に去っていく人もいました。

 その中でも、集まったメンバーは皆、個性や感性を各々で出して得意分野を生かしたフェス作りをやりたいと思っており、ワクワクしておりました。それぞれが、やりたいことに対しては「出来るか出来ないかではなく、やりたいかやりたくないか」で判断するようにしており、やりたいと思ったことに対してやってみようというアプローチなど大きなチャレンジの積み重ねが、フェスの成功への鍵でした。

「まずやってみよう」とチャレンジ出来るところが学生団体の強みではないかなと思います。

 

 UMFが考える音楽フェスはどういうものでしょうか?

人が作り出せる物の中で最高のものであり、理想の空間ですね。例えば、UMFはオールジャンルでプロアマ問わない音楽フェスなんですが、様々なパフォーマーが一堂に会します。和楽器やよさこいからレゲエ・HIP-HOP・DJ、ジャズにアイドル、お笑いのリズムネタまで「音楽」という中にでも様々な表現ができて、いろんな楽しみ方があるんだよということを伝えようとしていて、近年では「アートの中の音楽」という考えから様々なクリエイターの方にも作品展示の機会を設けたりしています。様々なジャンルの音楽を通して、お客様も最前列で楽しんでいる方、席で話しながら楽しむ方、ブースを楽しむ方、芝生で寝転がっている方など、老若男女問わずそれぞれの楽しみ方や価値観を表現出来て、それらを受け入れあえる空間だと思います。様々な多様性や価値観がジャンルの垣根をこえて、ぶつかり合って受け入れあえることってとても素晴らしいことだなと感じます。音楽を通して皆が繋がれるということは私たちの団体でとても大事にしていることであり、ジャンルを超えた「新たな世界、新たな一歩」は私たちのスローガンとして大事にしていることの一つです。

 

これからの活動の目標を教えて頂けますか?

 第一に47都道府県に拠点を作りたいと考えています。

現在ではUMFは大阪拠点以外に、愛知・北海道・広島・福岡・神奈川拠点と計6拠点がありますが、それらの地域の中でも東京や大阪に出てきている学生が多くいます。話を聞くと、地元が大好きで出来るならば地元で活動したいという人が多いです。しかし、地元には学生団体やインターンなどのチャレンジを出来る機会が少なく、学生にとってのやりたいことや自分にあったことが出来ないということもあり、都会に出てきているという状態を聞き非常に悲しくもったいなく感じました。そこで、UMFの実績や知識を提供して、地方に新しく拠点を作り大好きな地元で、地元のための活動が出来るようになり、全国が学生で盛り上がっていければいいなと思います。

 次にUMFの活動が地元への愛をより深めるきっかけになればよいなと思っています。

私の周りで地方から上京した人に自分の地元について聞いてみると、地元の魅力を多く語れるという学生がなかなかいないことは課題であると考えます。ネットが普及してきた今日では、地元のことを調べてみようとすれば、多くの人が知っている表面上のデジタルな情報については得ることが出来ます。これによって、多くの人は地元のことを知っていると思いがちですが、実際に地元とのふれあいや実体験が無ければ本当の地元を知ったとは言えないと思います。UMFの活動でメンバーの地元でフェスが開けて、地元の企業や出身アーティスト、自治体などと協力を通して、学生が地元を知っていく機会が増えればいいなと思っています。

 

最後に大学生に向けて何か一言お願いします

とりあえず、やってみましょう!

お金がなくても、知識がなくても、時間や人脈、絶対的な自信がなくても、楽しみながら一生懸命に行動してみれば周りのひとは見てくれていますし、想定もできないほど世界も広がります!失敗が嫌なら成功するまでチャレンジし続ければいいですが、まっすぐに挑戦する者に失うものなんて何もないです!4年間なんてあっという間ですが、スタートに早いも遅いもないです!いま、「やるかやらないか」に尽きます!

実績ゼロから始めた僕が言うのだからあなたにもきっとできます!僕はそう信じています!挑戦するひとは大好きなのでいつでも応援しています!何かあれば気軽に相談もしてくださいね。

 

ーありがとうございました。

 

 

UMF  HP:http://gakuseidantaiumf.wixsite.com/gakuseiumf

Facebook:https://www.facebook.com/gakuseiUMF

Twitter:https://twitter.com/gakusei_UMF

 

 

 

 

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gakuseikichi

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