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【大学3年生の夏】2020年度コロナ禍入学の私が休学を選んだ理由〜大学がつらい・苦しいと感じる方へ〜

私事ですが、タイトルにもあるように大学を休学することにしました。

大学生になると今までより自由になり、いろんな経験をして、いろんな選択肢が出てきます。

思うことも多々あります。今回は、私が休学を選んだ理由、大学での手続き、これからについて少しお話ししようと思います。

 

私が退学を選んだ理由

大学3年生となった今年4月、今までオンライン授業と対面授業のハイブリット型だった授業が原則全面対面授業となりました。それに伴い、今まですることのなかった登校を毎日するようになりました。そのうち、誰かにみられているように感じ、たくさんの人がいる大学に行くことが怖くなりました。大学に行こうとすると、大学が近付いてくると涙が出てくるようになりました。誰も私のことなんか見ていないのに。それでも行かねばと思い行ってはいましたが、周りが気になって、授業の内容なんてこれっぽっちも頭に入ってきませんでした。大学に通うことに限界を感じ始めていた私は、「退学」を思うようになりました。

 

しかし、決して安くない高い授業料や生活費を出してもらっているのに、簡単に諦めるわけには行かないと、なかなか親に言い出せませんでした。

 

週1で母が電話をかけてきてくれていました。その時、「辞めたきゃ辞めて実家戻ってきていいんだよ」といつも言ってくれていました。今までは「うん」と特に何も考えず適当に返事をしていました。

しかし、ある日、限界がきたのか「(大学)辞める。実家帰る。」と自分でも無意識のうちに言っていました。

 

大学を辞める=退学することにしました。

 

外部サイト:コロナ禍で大学生の自殺者が増加、国立大学保健管理施設協議会が報告

 

大学での手続き

6月下旬に退学すると決めて「大学名 退学」で検索すると、大学のホームページに退学までの手順が載っていました。そこで、前期(春学期)で退学するには5月中に手続きをしなければならない(私が在籍する大学の場合)ことを知り、親と話し合い「休学」することにしました。

 

「原則本人による手続き」ということで、対応する窓口に向かいました。とても緊張しました。

職員の方に休学する理由を聞かれ、「大学に来るのが怖くなってしまった。」と正直に話したら、「記入した休学届けを提出するのは郵送でも可能なので、無理しないでください。ゆっくり休んでください。」と言われました。その心遣いに泣きそうになりました。心の中でどこか全員敵だと思っていたのかも知れないです。

思い悩んでいる女の人/いらすとや

周りの反応

母は、私が大学に入学した時から私の異変を感じていたらしいです。なんかいつもと違うなと。でも、「本人が『大丈夫だ』と言っているから、帰れる場所だけは作って待っていた。」と言われました。やはり母は強し。何年経っても偉大です。なんでもわかるものなんですね。

 

退学すると決めた時、情緒が不安定になり、一度相談したことのある幼馴染の友人に勢いで報告しました。友人は高校卒業後、就職したのですが、人間関係が上手くいかず、職場に行こうとすると涙が出てくるという私と同じような状態になり、退職した経験がありました。その友人から、「今まで頑張ったね。お疲れ様!ゆっくり休んでね。」と言葉をかけてもらった時は、心が救われたような気がして滝のように泣きました。環境は違えど同じような経験をしたことのある友の存在はとても心強かったです。

 

祖父母からも電話がありました。みんな「帰っておいで」とやさしく言ってくれました。

 

勝手に怒られる、裏切ってしまうことになると思い込んでいたのは私だけでした。

 

休学中どうするのか

最初は退学する予定だったので、「大学生だったのが、そうじゃなくなる。」

そう考えた時、私の頭の中には、「就職」という文字しかありませんでした。

しかし、休学となったので、アルバイトをしながら一旦大学のことは忘れてゆっくりしようかなと思っています。休学期間が明けた後のことはまだ何も考えていません。というより考えられません。大学にまた戻るのか、退学するのか。私が通う大学には再入学というものもあるそうです。

選択肢はたくさんあります。どうしたいのかゆっくり自分と向き合おうと思っています。

私は、限界のところまで行った感がありますが、大学には悩み相談室みたいなところがあると思います。私は、大学にいること自体がつらく早く家に帰りたかったので、利用したことはないですが、そのような場所を利用して相談してみるのも一つの手だと思います。

相談室の看板/いらすとや

休学について私の今の考え

休学すると決める前、私の中で「休学・退学をしたら負け「人生の欠点」のように思っていた部分があったと思います。だから、なかなか決心することが出来なかった。大学のことで悩み、心が病んでいた自覚はありましたが、お腹が空くうちは大丈夫と訳のわからない考えで自分を誤魔化していました。いつかよくなると思い、過ごしていましたが、もうどうすることも出来なかった、どうすればいいのかわからなかった。だから、母から電話のあったあの日、思いが溢れたのかなと今は思います。

この状況、状態を自分でどうにか脱却できないかと原因・理由を何度も考えた時、いつも辿り着く先は「コロナ」でした。「コロナさえなければ、どうなっていただろう……」とどうしようもないタラレバを考えては、「でも、できている人はちゃんとやってる」と、また自己嫌悪に陥っていました。

 

思い切った決断をしたなと我ながら思います。でも、「環境を変えなきゃずっとこのまま抜け出せなかったんじゃないか」とも思います。決断した今、心が軽くなりどこか吹っ切れた気もします。

 

「大学を卒業して就職する」これしか私は考えられていなかったから、謎に焦りも感じていたのかもしません。でも、これからのことについて考えれば考えるほど人生の選択肢の多さに驚いています。なんとかなる。今は休むことしか考えられませんが、「休んでいる間に何か見つけられればいいな」ぐらいのテンションで楽に生きていこうと思います。

数多くの選択肢の前に悩む人/いらすとや

最後に

休学、退学にはさまざまな理由があると思います。

一度きりの人生です。悔いのないようになんて難しいですが、いつも自分を守ることを最優先に自分第一で動いてみてください。あと、周りは意外と優しいです。恐れず自分の思いを打ち明けてみてください。きっと誰かひとりはあなたに寄り添ってくれます。この世界も捨てたもんじゃないです。

拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。同じような悩みの方へ少しでも救いになれば嬉しいです。

 

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