安くて学生にとって手に入れやすいファストファッション。
多くの人がファストファッションでよくお買い物されているのではないでしょうか?
今回は、そんなファストファッションの裏の真実についてお話ししていこうと思います。
最近、世の中におけるファッションの概念が変化しています。
洋服はオートクチュールなどを中心に服の質が評価されていました。
しかし、現代ではいかに洋服を「お得に」・「安く」手に入れるかが重要視されている気がします。
日常会話でも、よく耳にするのは
「このTシャツ¥900だったの〜超お得じゃない??」
などと、お得に買うことが自慢話として話されていますよね。
目次
ファストファッション会社の構成
流行のお洋服を低価格で手に入れられるなら、もちろんみんな安い方を選びますよね?
ファストファッションの会社の多くは、企画・開発・製造・販売の全てを一環とした業務携帯を強みにしています。
販売員の人々は売り上げ業績を分析し、すぐに製造員に注文ができる様なシステムになっているのです。
また、卸売業者に依頼せず直接販売できることから流通コストを削減しています。
ファストファッションの問題点
VOUGE JAPANによると、世界の6人に1人がファッション業界で働いているそうです。
ものすごい割合ですよね?
でも、ファッション業界と言っても製造担当や企画などと様々な分野に分けられています。
その中で問題視されているのが労働力の搾取です。
それには、児童労働や危険な薬品の取り扱い、低賃金での長時間労働も含まれています。
2015年には、バングラデシュで縫製工場のビルが崩壊し、1127人の死者と2500人以上の負傷者が発生しました。
低価格な衣料品を作るためにかけられるコストはどうしても限界があります。
そのしわ寄せが、発展途上国などで低賃金、長時間労働などの過酷な労働環境の中で働かされるという問題を生み出しているのです。
もちろん、この様な過酷な環境で働かされているバングラデシュを含めた発展途上国の人々がいることは許されがたい事実です。
しかし、バングラデシュにとってアパレル産業は国の経済を支える重要な産業であり、現在はそのGDPの13 %、総輸出高の76%がアパレル産業によりカバーされています。
そのため、ファストファッションを買うことはバングラデシュの人々の生活を支えているとも言えるのです。
つまり、私たちがすべき行動とは?
それは、服や物を大切に使うことです。
ファストファッションは顧客(消費者)のニーズに基づいて生まれた業界であり、その結果私たちは「古くなったら新しいものを買えば良い」という消費者主義に傾いてできています。
そのため、私たち消費者は衣料品を購入する前に、本当にその商品が欲しいのかを考えてから行動するべきであり、なぜ低価格で様々な衣料品を入手することができるのかを知っておくべきだと私は思います。
安さや流行を基準に服を買うのではなく、自分が本当に好きな服や愛着を持ってきることのできる服を買い、ファッションを楽しむことは、エシカルであり、心の豊さを表現できる世界そのものなのではないでしょうか?
- 服やものを買う前に本当に必要なのか考える
- いらなくなった/着なくなった服は古着として売りに出す、または知り合いにあげる
- イベント事(パーティーや式)で着る様なお洋服はレンタルする
- 服やものを大切に扱う
社会問題に対して、私たちができることは少なからずあるはずです!
また、これらの4つのことは明日、いや今日からでも始められる簡単なことです。
皆さんも初めてみてはいかがでしょうか〜
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