スキルアップ

4つのポイントをおさえてスッキリ簡単!翻訳の仕方

大学で語学系を専攻しているあなた!
読解の授業で翻訳課題が出されることありませんか?
また語学系を専攻していなくても、外国語で書かれたレポートを読んで、「翻訳要約してこい」なんて無茶を言う教授いませんか?

外国語は一つの単語で複数の意味を含有していたり、日本語には訳しにくい表現があったりと結構厄介ですよね。
そこで、外国語を日本語に翻訳するポイントを4つご紹介したいと思います。

 

 

主語は省略・言い換えでスッキリ!

日本語と外国語の大きな違いの一つとして、「主語の有無」が挙げられます。
日本語は直前に出てきた主語を省略することがよくありますが、英語は必ず主語を言います。

 

(例)He is Tom. He likes playing the guitar.

上の文を直訳すると、「彼はトムです。トムはギターを弾くのが好きです。」となります。
ただ、主語を省略して、「彼はトムです。ギターを弾くのが好きです。」といっても日本語の場合は伝わりますよね。
このくらいの短い文章なら、主語をそのまま残しても問題はないのですが、何度も主語を繰り返し言うとまどろっこしいので、主語を省略する意識を持ちましょう。

また、一般に向けて書かれた文章の場合、「あなた」という主語を用いている場合がよくあります。

(例)When you went to a restroom, you must wash your hands.

このyouはあなたのことも指していますが、読者全体をさしています。
だから訳すときは、「トイレに行ったら、手を洗わなければいけない。」となり、「あなた」を省略した方がいいでしょう。

 

 

日本語にない表現は雰囲気で切り抜く

アラビア語に「アッサラームアライクム」という挨拶があります。
「アッサラーム(平和)/アライ(~の上に)/クム(あなたたち)」というように音節に分解して直訳をすると、「あなたたちに平和が訪れますように」となりますが、こんなこと日常会話で言わないですよね。

 

このように外国語には、宗教や文化によって日本語に訳しにくい表現があります。
そのような表現は、文脈と場面を読んで訳すしかありません。
「アッサラームアライクム」なら「おはよう」「こんにちは」「やあ」など、時間帯などによって翻訳は変化します。

 

とりあえず英単語のままでもオーケー!

When the ethnic group lost their country, they faced a serious identity crisis.
上の文章の「identity」という単語、皆さんならどう訳しますか?
どうやって訳したらいいんだー!と思って辞書を調べると、「同一であること、同一性」と出てきます。

 

???

謎が深まりましたね。
そんな時は、そのまま分からない単語だけ「アイデンティティ」とカタカナのまま使うことをおすすめします。
楽をして、「その民族がカントリーをロストしたとき、アイデンティティの危機に陥ったんだよね☆彡」というルー大柴状態にならないように気を付けてくださいね。

長い文章も切り刻んでスッキリ!

関係代名詞や接続詞、これらが外国語を数倍厄介にしているといっても過言ではありません。
後ろからどんどん単語を修飾していくので、文章が長く分かりにくくなっています。
その場合は一文を細かく切り刻んで、順に訳していくのがいいでしょう。

Nevertheless, speaking broadly, we may distinguish among our misfortunes those which have their proximate cause in the material world, those which are mainly due to defects in ourselves, and those which spring from our being subject to the control of others.

長いよ!!!
それでは、分けて考えて行ってみましょう。
Nevertheless, /speaking broadly,/ we may distinguish among our misfortunes /those which have their proximate cause in the material world,/ those which are mainly due to defects in ourselves, /and /those which spring from our being subject to the control of others.

/で分けた文章をそれぞれ翻訳すると、

それにもかかわらず/おおざっぱに言えば/私たちは不幸を分類することができる/直接の原因が物質的世界にある不幸/主に私達自身にある血管に起因する不幸/そして/他人の制御を受けやすいことから生じる不幸

かなり短くなりスッキリしましたね。あとはこれを合わせるだけ!

それにもかかわらず、おおざっぱに言えば、我々の不幸は、その直接の原因が物質的世界にある不幸、主に私達自身にある欠陥に起因する不幸、そして、他人の制御を受け易いことから生じる不幸に分けることができるであろう。

このように長い文章も一文を短く切ることによってすっきりと翻訳しやすくなります。

ここまで翻訳のポイントをご紹介しましたが、翻訳において何よりも大切なのは、「声に出して読み返すこと」です。
きちんと読み返すことで、日本語の違和感に気が付くことができます。
ポイントを押さえて翻訳にチャレンジしてみましょう!

 

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gakuseikichi

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