これは、とある男子大学生の話である。
彼は自分の大学を飛び出して、他大学の大学生と交流することによって、知的な刺激を受けて、より広い視野を獲得しようとした。そんなときに思いついたのが、「単位互換制度」である。
今日、多くの大学同士が協定を結んで、他大学の授業に参加できるようになっている。彼の大学も、周辺のいくつかの大学との協定があった。
「どの大学にしようか…」
協定校のリストを見たときに、一つだけ光ってみえた名前があった。
それは、某有名女子大だった。
葛藤がなかったわけではない。正直言えば、こういうことをする奴はどんな理由があろうとも「変態」と思われるだろう。
けれども、人生で滅多にないであろうその経験の魅力に、ついに彼は負けてしまったのだ。
そんな彼が今回、授業を終えて、女子大に行こうと思っている男性読者に伝えたいことを紹介する。
目次
①女子と仲良くしようなんて思わないほうがいい
間違っても、女子目当てで女子大に行くことは考えるべきじゃないですね。「女子と一言でも話してみよう」という願いさえも持たないほうがいいでしょう。
もし女子大に男性が行くというのなら、女子大にいる間、授業中の発言を除いては一切、口を利かないという覚悟を持ったほうがいいでしょう。実際、僕の場合はそうでしたから。最初の授業から、最後まで。
正直、最初の授業はクラス全員があなたを「敵」もしくは「変態」だと思うでしょう。どんな真っ当な理由で来ようとも。
ただし、女子大の人のすべてが敵ではありません。女性職員が唯一の味方です!女性職員は、なぜかは知りませんが、男子学生には比較的優しく接してくれます。
少なくとも、精神的なダメージが大きいことは断言しておきます。女子が多いのは男性諸君からすれば魅力的かもしれませんが、その意味の魅力は全くありません。
②授業に強制的に集中できる
「他大学に来てまで、この分野を学びたいのだろう」という暗黙の期待が存在します。ですので、先生に当てられる確率はとても高いです。女子学生が授業中寝ていても、男子学生は寝られるはずがありません。意識が高いと思われているのですから、強制的に緊張感を持って授業に臨みます。
また授業中に分からなかったことは、クラスメイトに教えてもらうなど通常はしますが、そんな人もいないので、背水の陣のように必死になってメモして、理解しようとします。
というわけで、良い意味でも悪い意味でも注目されやすいので、印象を悪くする行動は絶対にできません。逆にその緊張感により、授業の内容は人一倍理解できるようにはなるでしょう。
③テストや課題の形式に慣れておらず、絶対的不利
授業の出欠確認、テスト、成績のつけ方、ポータルサイトの仕組みなど、大学によって異なることがたくさんあるので、それを学び、慣れるのにも時間がかかります。事前に情報を得られることがやはり限られているので、もう少し便利にしてほしいと思ったことは何度もあります。特に、テストの難易度が分からない状態だと困ります。とりあえず最悪のケースを想定して、できる限り勉強するのが良いでしょう。
また、その大学ならではの専門用語を使ったり、事例を挙げたり、ということがあるので、その話についていくのはとても大変です。課題においても、「女性の目線から論じなさい」というような設問だと本当に困ります。
いかがだったでしょうか?
正直なところ、単位互換はコスパがあまり良くないということがわかったのではないでしょうか?ですので、安易に他大学に行くことはオススメできません。
彼が言うには「女子大に行くメリットは、武勇伝になる、ただそれだけ」だと言います。ですので、武勇伝、もしくは女子大の学生証を持ちたい!という方がいれば、是非行ってみてください!笑
Add Comment