How To 学生生活

アクティビスト【山本和奈さん】~大学生で起業って?~

こんにちは、みさきです。

今回はVoice Up Japan代表、かつJust Smile代表の山本和奈さんにお話しを伺いました。

Voice Up Japanとは:主に、署名活動やロビーング、イベントや講義などを通したアドボカシー、記事やSNSを通した啓蒙活動を行っている。
また、現在支部が東京を中心とした計12の大学に広がり、各支部が主体的にイベントなどを通して学生をターゲットにジェンダー・セクシュアリティ・人権に関する啓蒙活動を行っている。

Just Smileとは:日本人向け竹歯ブラシを製作・販売し、利益の一部でペルーの子どもたちに鉛筆を寄付している会社

 

 

―早速ですが、竹歯ブラシの販売に至ったきっかけを教えてください

 

一番の理由は、環境保護に携わりたいと思ったからです。

私は元々ファッションブランドを立ち上げようと思っていたのですが、学んでいく中で、服がどれほど環境に悪影響を及ぼしているのか知りました。

例えば、服の原料となる綿を生産する際にはたくさんの水と農薬を使います。

その農薬により、綿農園で働いている人やその周辺に住んでいる人は病気になってしまうんですよね。

だからといって人と地球環境に配慮したエシカルファッションとなると服の価値が高くなってしまう。

そこで注目したのが、人が毎日使い、頻繁に買い替える歯ブラシだったのです。

 

 

―なぜ材質として竹を用いることにしたのでしょうか

 

竹は無限に生えてくる、いわゆる雑草のようなものだからです(笑)。

材質的にも竹は加工しやすく、歯ブラシに打ってつけでした。

リサイクルプラスチックも素材の候補として挙がったのですが、やはり口の中に入れるのでどうかな、、、という理由もあり竹になりました。

しかも自分が関わりたかった環境保護に携わることができる。

また、竹歯ブラシは以前からヨーロッパで売られているのですが、あちらのサイズは日本人には大きいんです。

痛くて使えないという声を何度か聞きました。

しかも竹歯ブラシのほとんどは中国で製造されているんですよね。

だからヨーロッパの竹歯ブラシを買うとなると、中国で製造された歯ブラシが一度ヨーロッパに渡った後、日本に送られる。

これってとても無駄だなーって。

よって、日本向けの竹歯ブラシ作りを始めました。

 

 

―Just Smileさんでは竹歯ブラシ販売で得た収益をペルーの子ども達への鉛筆配布支援に充てているとのことですが、そのきっかけ等はありますか

 

まず、ペルーにしたのは、自分が大学生の時に留学したのが南米だったからです。

そこで二週間程教育関連のボランティアに参加したのですが、これをきっかけに教育問題に携わりたいと思い、教育支援の団体を開始しました。

鉛筆にしたのは、歯ブラシと鉛筆は形状似ており、竹歯ブラシ購入者側も自分が支援活動に貢献しているとイメージしやすいと思ったからです。

 

 

―社会問題解決のため、私たちができることには何があると思いますか

 

とても身近で小さなことでもいいので、意識することが重要だと考えます。

まず、現在世界においては、ジェンダー問題や環境問題、教育問題など沢山の問題が内在していますが、これらの問題は全て繋がっていると考えられると思います。

例えば先程述べた、服の原料となる綿の栽培に関しては、農薬を用いることで、人々の健康に害を与えるだけでなく、周辺の生態系にも悪影響を及ぼすことになります。

また、大量の綿の生産には多くの人手が必要なので劣悪な環境の下での女性労働・児童労働にも繋がると言えるでしょう。

私の場合は、
・マイバッグ・マイボトル・マイストローを毎日持ち歩く
・洋服は古着をメインで買う
・お肉を食べない

肉を食べないとなるとハードルが高いように思われますが、毎日でなくていいのです。

家にいるときは食べないとか、週に1回は食べてもOKとか、気軽に始めて、継続していくことが大切なのです。

 

 

―今後、山本さんが取り組んでいきたいことを教えてください

 

将来的には、「ファッションブランドを立ち上げる」という以前からの夢を叶えたいです。

また、テクノロジーを使い、他のビジネスオーナーを支援できる団体を立ち上げたいなとも思っています。

 

 

―最後に大学生にメッセージをお願いします!

 

私は学生時代に起業しました。

日本では若い時に起業するのは白い目で見られがちです。

しかし、成果を出すことができれば反対していた人も皆、認めてくれるのです。

しかも、学生のうちは助けてもらえること・機会が沢山あります。

例えば学生参加費無料のイベントや、起業するにあたり貰える助成金など。

これらは大学生の特権です。

ですから、大学生という絶好の機会に自分のやりたいことを精一杯チャレンジしてみてください!!

 

 

編集後記
山本さんのお話しは、大学生活が始まって6ヶ月の私のやる気に火をつけた。
以前は「コロナだから仕方ない」と何事も諦めてマイナスの方向に考えていたが、そう考えたって大学生活が延びるわけでもなく、ただ合理化しているだけだ。
この貴重な大学生活を無駄にせず、有意義なものにするために、自分のやりたいことを思いきり取り組もうと思った。
↓是非ともVoive Up JapanさんとJust Smileさんのインスタグラムをチェックしてみてください!!
・Voice Up Japan: https://www.instagram.com/voiceupjapan/
・Just Smile: https://www.instagram.com/justsmilejapan/

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gakuseikichi

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