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哲学対話ありとぷらさんインタビュー【Part3 もっと深く、これから先は?】

今回お話を伺わせていただいたのは哲学対話ありとぷらの代表である大熊萌さんと副代表の倉田英さんです。こちらの記事はPart3です。Part1、Part2の記事は以下のリンクからご覧ください!!

【哲学対話ありとぷらさんインタビュー 【Part1】】【哲学対話ありとぷらさんインタビュー 【Part2】】

もっと深く。

―お二人の活動でのやりがいを教えてください。

大熊:今は常連の人に会えることがやりがいでモチベーションかな。他にも、ありきたりかもしれないけど初めて参加してくれる人が哲学対話によって気づきがあったことを伝えてくれるのが嬉しいですね。
倉田:やりがいかあ…。
哲学対話に来る人って皆基本自分達と同じで変人しかいないと思うんです。そういう人たちが来るからこそ、面白いって共感してくれる人が多くて、リピーターになってくれる人がいます。僕等自身も月一のその時間をすごく楽しめていて、それがやりがいになっていますね。
「変人」っていう表現はちょっとふざけて言っちゃいましたけど、僕等のところに来る人たち、わざわざ「哲学対話」ってサーチしてくる人たちってなんらかの興味がそこにある人じゃないですか。日常的に考えてる人が来るなあって思ってるんです。
大熊:…それこそ「めんどくさい」んじゃないかな。「めんどくさい」って言われるような人?
例えば友達に「人の目、気にするんだよね~」って言われて「そういえば人の目ってなんだろう?」とか返答して、話し合う人ってあんまりいない。いたら、ちょっとめんどくさいですよね(笑)
別にそれを周りに言わなければもちろん「めんどくさい」認定はされないと思うけど。日常的には「めんどくさい」って言われちゃうことが、ここ(哲学対話)では話せる。だから、そういうことを考えている人が来てくれているのかなと思います。それが倉田さんの言う変人につながってるんじゃないかな。
倉田:うん。それこそたまに常識人も来るけどね。別にそれも面白いし。…まあ、ちょっと「変人」は言いすぎました。皆面白いです。

―お二人自身もご自身、もしくはお互いのことを変わっているなあって思う瞬間はありますか?

大熊:あるよね?(笑)
倉田:それはあるでしょ。
大熊:私は最初から(倉田さんのことを)「変な奴だな」って思ってた気がする。
倉田:ええ。それは意外。俺達、中学一年の時、同じクラスだったんですけど、その人間関係の雰囲気がずっと続く感じだったんですよ。だから結構(大熊さんとは)古い友達って感じなんですけど。
大熊:倉田は「変人」っていうのもあるんだけど、自分とは絶対違うなと思うことがたくさんありますね。考え方とか。自分と性質の近い人では少なくともないなって。
倉田:違うなっていうのは共通認識であると思う。
この間、団体の書類を区役所に出しに行く用事があったんですよ。大熊さんは区の人にすごく下手というかめちゃくちゃ丁寧に「ありがとうございます」みたいにしていて。
大熊:やってないよ!
倉田:いや、俺からはそう見えて。でも、大熊さんからすると俺の態度の方が、高圧的で、こう「無礼だ!」みたいな。そういうのがあったんで、そんな違いはあるかなと思いました。
大熊:そういう人間的な性質な違いが対話の中でも「こいつ、こういう感じなんだ」とか「こいつ、意外とそういう感じなんだ」みたいになって面白いですね。
倉田:自分自身を変わってるなっていうことに関しては…、俺は話をしていて興味の方向が周りの人とは違うなってはよく思う。違うなはあるけど、変っていうのとは違うかな。なんかそれは好き好きっていうか好みの問題で。変な人しかいないし、変じゃない人もいないと思う。皆ユニークポイントを持ってて、常識も持ってる。変ポイントは普段見えないけど、哲学対話だと見えてくるかなって。

これからのあり方

―これからの目標・予定を教えてください。

倉田:とりあえず月一開催でしょ。
大熊:そうですね。でも、メンバーの皆が社会人になったらどうしようっていう疑問は今あります。今の運営のメンバーは皆私達と同じ年代で、全員社会人になったら「コンセプトはどうしよう」とか「そもそも続ける?」みたいなことは考えなくちゃって思ってます。
倉田:でも、この問題って高校から大学に上がる時もあったんですよ。高校から規模を大きくする時も、下の代との兼ね合いもあって、大学まで広げたりとか。そして、最近友達と話してても思うけど「大人化」してきているなと感じていて。そんなに周りと意見をすり合わせることに必要を感じなくなるっていう。ありとぷらの学生だけで話すことの良さは残したいので、世代を分けて、学生までのありとぷらとその上のありとぷらで、これからは運営していくかもなと思います。

最後に

―最後に大学生に向けてメッセージをお願いします。

大熊:これは言い訳なんですけど…、私自身が大学生をちゃんとしてないから、偉そうな事言えない…(笑)うん、ありとぷらに来てください!!
倉田:(笑)。うん、勧誘のメッセージがいいかな。なんか「哲学対話マインドでいてください!」とか嫌だから。自分の考えの押し付けになるのは良くないし、自分の思いたいことを思っていていいから、それを教えてほしい。「教えてくれや」って思うから、ぜひありとぷらに来てその考えとか思いを教えてほしいです。それに、別に何か考えてなくてもいいし、とりあえず興味があったら来てほしいなって思います。

編集後記
今回のインタビュー記事では少し文章をフラットにしていて、ほとんど話して頂いたまま、かっこつけずに書かせて頂いてみました。インタビューさせて頂いたお二人は中学(お話の中で伺っている通り、中高一貫校のご出身です)の時からの同級生です。お話をする中でのお二人の雰囲気がとても朗らかでテンポ感が本当に素敵でした。なので、文章もそれに合わせてみました。また、脱線にはなっているけれど、個人的なお話も少しお聞きしています。個人的にはそこが一番大好きです。せっかくならインタビューでの楽しい雰囲気も伝わってほしいと思って記事にも挿入させてもらいました。文章から少しでもありとぷらさんの活動の魅力、同時にそれと同じくらいかそれ以上にお二人の魅力が伝わったらとても嬉しいです。

 

今回インタビューを受けて下さった哲学対話ありとぷらさんのSNS、連絡先はこちらです。今回のインタビューで気になった方は哲学対話ありとぷらさんの方も覗いてみてください。

サイト:https://aritopura-philocafe.localinfo.jp
ツイッター:https://twitter.com/aritopura
メール:aritopura@gmail.com

ガクセイ基地には他にもインタビューがあります。その他のコラムなどもよかったらご覧になってみてください!

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