皆さん突然ですが、チーズについてどのくらい知っていますか?
よく食べるし、好きだけど実はよく知らないという方が多いのではないかと思います。
今回は輸入チーズ専門店でアルバイトをしていた、私がぜひ知っておいてほしいチーズのことについて紹介したいと思います。
そもそもチーズの始まりは
チーズの誕生のたとえ話はいくつかありますが、最も有名なものはBC6500年から5500年ごろにアラビアの隊商が動物の胃袋で作った水筒にミルクを入れて、暑い砂漠をラクダの背に揺られて旅をしていました。しばらくして、水筒のミルクを飲もうとしたら白い塊と黄色い水になっていました。 この白い塊がチーズで、黄色い水はチーズを作る時に出るホエイだと考えられています。
絶対違いを知っていてほしい! プロセスとナチュラルチーズの違い
この記事のタイトルである「プロセスチーズは本当にチーズなのか」についてです。
みなさんがよくスーパーとかで見かけるピザ用チーズやスライスチーズは全て加工されているプロセスチーズというものです。プロセスチーズはナチュラルチーズを原料とし、熱でとかし乳化剤などを加え、いろいろな形に成形されたチーズのことを指します。
では、ナチュラルチーズはどうでしょう?
一方ナチュラルチーズの原料はミルクで、酵素や微生物の働きで異なる味や風味が出来上がるチーズのことです。
ナチュラルチーズはさらに詳しく、6種類に分類されます。
フレッシュ、白カビ、青カビ、ウォッシュ、シェーブル、ハードタイプがあります。
フレッシュタイプ
フレッシュタイプは熟成期間がなく水分が多くて柔らかいものが主流です。モッツアレラやブラータ、クリームチーズなどがフレッシュタイプになります。
白カビタイプ
チーズの表面に白カビを繁栄させ、熟成させるタイプです。熟成が進むにつれて味が濃くなり、柔らかく風味も濃厚になっていきます。カマンベールやブリーなどが白カビタイプになります。スーパーなどにも売っているので、気軽に楽しむことができます。
青カビタイプ
総称してブルーチーズとも呼ばれ、見た目が毒々しく刺激もかなり強いので食わず嫌いする方も多いのではないでしょうか。
こちらは、チーズの内部に青カビを繁栄させて熟成させるタイプです。世界三大ブルーチーズとして、イタリアのゴルゴンゾーラ、フランスのロックフォール、イギリスのスチルトンが有名です。
ここまでは普段プロセスチーズしか食べていない!という方でも一度は見かけたことがあったり聞いたことがあったりしたのではいでしょうか。
次に紹介するのは、
ウォッシュタイプ
チーズの表面を塩水やお酒で洗いながら熟成するタイプです。強い香りが特徴で、癖がありますが周りのオレンジ色の外皮を取ればさほど強くありません。フルボディの赤ワインや日本酒がよく合います。
シェーブルタイプ
シェーブルはフランス語で山羊乳から造られるチーズを意味します。山羊のミルクは真っ白で酸味があるのが特徴です。日本ではチーズ専門店にしかおいてなくて、とても珍しいチーズです。
ハードタイプ
長期熟成に向いていて、熟成期間が長いほど水分が抜けて硬くなりアミノ酸などの旨味成分が多くなります。長いものでは、36ヶ月も熟成されるものもあります。
スーパーに売っているプロセスチーズはだいたい6ヶ月熟成のハードタイプのチーズを主な原料として造られます。本場スイスのチーズフォンデュはグリエールチーズとエメンタールを入れて作ります。
ここまではチーズの紹介をしてきました。
いつもと少し変わった新しいチーズを試してみたいと思ってもらえたでしょうか?
日本でヨーロッパの輸入チーズを購入する場合オンラインでもできます。でも、国内のチーズ専門店で実際に試食をして購入する方が、実際に見て味も確かめられるので良いでしょう。そこでよくデパートに入っていて店舗数の多いチーズ専門店を紹介します。
チーズ王国、チーズ王国 店舗検索
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この3つは店舗を全国に展開しており、店舗数も多いです。
ぜひ、近くの店舗に足を運んで美味しいいチーズを食べて、
自分のお気に入りを見つけてもらえれば嬉しいです!
参考文献
NPO法人 チーズプロフェッショナル協会 CPA チーズ検定講習会テキスト