新型コロナウイルス感染症の猛威により、私達の日常は大きく変化しました。世代や職業、環境によって、それぞれの困難があるかと思います。今回は、そんなコロナ禍の状況で大学生がどのような大学生活を過ごし、考えているのかアンケート調査を行いました。
目次
アンケート調査について
アンケートの概要は以下の通りです。
調査時期 2021年1月1日~1月31日
回答者数 26人
調査手段 Googleフォーム
Q1 あなたは現在何年生ですか?
(大学1年生57.7% 2年生:15.4% 3年生:19.2% 4年生:3.8% 大学院生:3.8%)
回答者の割合としては、大学1年生が多くなっています。
思い描いていた大学生活とのギャップ
Q2 大学1年生のみお答えください。入学後、描いていた大学生活とのギャップはありましたか?また、それはどのようなものですか?
現在1年生の学生は、高校の卒業式、大学の入学式共に縮小、中止された場合が多く、これまでの大学生とは状況が大きく異なった学生生活だったと思います。そこで上記の質問を設定しました。以下の内容が回答に見られました。(原文ママ)
・コロナの影響で学校に1カ月間しか通えなかったので残念な気持ちでいっぱいです。 ・基本的にオンラインなので、友達作りの機会がない。 ・サークルやアルバイトをする機会が持てなかったこと。 ・友達が出来ない。新歓などがない。人との関わりが希薄。 ・サークルは活動出来ず、集団での集まりが数少ない対面授業しかなかった。 ・もっといろんなところに行けると思っていた。 ・特にない。 ・大学の授業が思っていたよりも面白かったことに驚いています。 |
描いていた大学生活との差を感じた人が多い結果となりましたが、一方でギャップを感じなかった人やプラスに捉えている意見も見受けられます。
人との関わりや出会いの少なさを挙げている人が一定数いることが分かります。このことから、授業以外の大学生活における醍醐味として、サークルやバイトなどでの人との関わりをイメージしていた学生が多いように考えられます。コロナの自粛によって、人との出会いを制限されてしまった結果の意見が反映されているように感じました。
現在の授業形態と満足度
Q3 現在の授業形態は何ですか?
(全てオンライン授業:38.5% オンライン授業と対面授業の併用:61.5% 全て対面授業:0%)
感染対策を行いながら、対面授業との併用する大学が増えているようです。
Q4 現在の大学生活に満足していますか?
(満足している:11.5% どちらかといえば満足している:38.5% どちらともいえない:23.1% どちらかといえば満足していない:19.2% 満足していない:7.7%)
満足している、どちらかといえば満足していると回答した合計が半数であるという結果になりました。
Q5 Q4で回答した理由を教えて下さい。
ここでは「満足、どちらかといえば満足していると回答した人」「どちらともいえないと回答した人」「満足していない、どちらかといえば満足していないと回答した人」の3つに分けて回答を紹介します。(原文ママ)
満足、どちらかといえば満足していると回答した人 ・ほぼオンラインという中でここまで学べるのは嬉しいです。(大学1年生) ・サークル活動や友人との交流がないことで、勉強に集中ができていて、オンラインの授業によって、苦手なところは何度も授業が受けられたり、対面よりも先生に質問がしやすいから。(大学1年生) ・オンラインでも課外活動に充実を感じるから。(大学2年生) |
どちらともいえないと回答した人 ・オンラインだからこそ自由が利く場面は多くありますが、対面の方がやる気も出る上友達とのコミュニケーションも楽しめると思うから。(大学1年生) ・授業はオンラインで通学時間が無いため時間の有効活用ができている一方で、部活動が満足にできなかったり、友達と遊ぶことを自粛しているため、プライベートの充実ができていないと感じたから。(大学1年生) ・友人と会うことが出来ない。(大学2年生) |
満足していない、どちらかといえば満足していないと回答した人 ・対面の時と同じぐらいのものを授業の中で学べているとは思わないし、ほとんどがオンラインなのに例年通りの学費や学内実習であったにも関わらず実習費がほぼ例年通りの金額でありそれを支払い、減額がないと言うことからどこに使われているのか不満に思っているから。 ・学業はこなしているが収入が不安定だったり、旅行などの楽しみが出来なくなったりしているから。(大学3年生) |
オンラインという利点をプラスに捉えている人が見受けられます。一方で、対面授業を経験している2年生以上の学生は、比較した際に満足出来ないと感じる人も一定数いました。
オンライン授業について
Q6 あなたが考える対面からオンライン授業に変わったことによる良い点を教えて下さい。
・オンデマンド授業で何度も見返せる。 ・感染リスクが減る。 ・自分の為に使える時間が増える。 ・交通費、移動時間がかからない。 ・自身の好きな時間やペースで授業を受けることが出来る。 ・デジタル機器、インターネットの操作に詳しくなった。家族と過ごす時間が増えた。 |
これまでの大学生活よりも時間に余裕がうまれる結果、自分のやりたいことや家族と過ごすことに時間をかけられることが出来る学生が多いように感じました。
Q7 あなたが考えるオンライン授業の困難な点を教えて下さい。
・実技授業が出来ない。 ・疑問解消の場がない。 ・授業のメリハリがつかず、集中力が保てない。 ・画面を長時間見ることになるので目に負担がかかる。 ・コンピュータの不具合が出た時の対処に困る。 |
一方で、オンラインに伴う弊害が困難な点として多く挙げられています。
コロナ禍の困難について
Q8 コロナ禍で困っていることを教えて下さい。
(原文ママ)
・このコロナ禍でもアルバイト先(飲食店)の客が減らず、怖い思いをしています。(大学1年生) ・人間関係の構築が不十分なので困ったときに頼れる人が少ないことです。(大学1年生) ・帰省すら憚られる状況であること。(大学1年生) ・他人の咳が以前より気になる。(大学1年生) ・友達が出来ない。(大学1年生) ・1時間の為だけに学校に行くことによる交通費の勿体なさを感じます。(大学1年生) ・帰宅時に毎回持ち物を消毒するのが面倒になってきてしまいました。(大学2年生) ・会食をしたりなど自由に行動が出来ない。(大学3年生) ・経済活動の低速。(大学院生) |
Q5で挙げられた満足していない点と類似した回答が見られます。他に、コロナの状況下によって消毒の徹底や咳や飛沫防止によるマスクなど、新たに変化した日常に伴ったことを困難に挙げている人もいました。
#大学生の日常も大切(大事)だ
Q9 Twitterを中心に「#大学生の日常も大切(大事)だ」と訴える投稿が相次いでいます。このことをご存じですか?
(知っている:42.3% 知らない:57.7%)
知らない人が過半数を超えました。Twitterを中心に広まったハッシュタグの名称。内容としては、現状の大学生活を問いただすような内容が呟かれているものを多く目にします。
Q10 Q9のハッシュタグにあなた自身が投稿するとしたら、どのような文章を発信しますか?
(原文ママ)
・緊急事態宣言下、オンライン時に家で製作した作品と対面時に制作した作品の画像を並べてツイートし、対面の方が学びが良かった事を表したい。(大学1年生) ・私たちは本当に大学生って言える生活を送れているのか?(大学1年生) ・誰が悪いわけでもありませんし、特に投稿したいと思うことはありません。(大学1年生) ・今の生活にあまり不便はしていないので特に発信することが思いつきません。(大学1年生) ・サークルやプロジェクトをもっとしたかったです。勉強だけでは学べないことがあります。(大学1年生) ・小中高においては通常通り対面授業を出来ているのに、なぜ大学だけは対面にならないのだろうか。(大学2年生) ・オンラインでずっと座っている授業は辛い。(大学2年生) ・せっかくできた友人とあまり交流が出来ていない。大学生にも思い出が欲しい。(大学3年生) |
アンケートから抜粋しています。オンラインでの授業を強いられたことに関することを発信したいと考える学生が多いように見受けられます。一方で、特定の人への非難になってしまうことや現状の生活に不便を抱えていないことから特にないと回答する人も一定数いることが明らかになりました。
まとめ
私自身、コロナ禍の状況下で大学1年生を過ごしました。前向きな意見、否定的な意見のどちらもありましたが、私はオンライン、自粛という環境下の良い面を最大限活用していこうと、資格勉強をしたり、本や映画に多く触れたりするなどインプットを中心に家でも活動出来ることを主にしていました。
この記事をきっかけに、コロナ禍の学生生活において、何か新たな発見や考えることに繋がると良いなと思います。
アンケートにご協力してくださった皆さん、ありがとうございました。