効果的なダイエットをする上で「食事を腹八分目(=まだ少し食べられる状態)で終わらせる」という方法があります。しかし、食べるのが大好きな私はいつもこう思っていました。
「腹八分目ってどうやって分かるの??」
食べ始めてしまったら、普通はお腹いっぱいになるまで止められません。気づいたら腹十分目(=もう食べられない状態)になっていることが多いです。
目次
そもそもなぜ腹八分目は感じにくいのか?
満腹かどうかは、食事の量でも胃袋の大きさでもなく、脳が決めます。正確には、脳にある「満腹中枢」が食べることによって刺激され、私たちが「お腹いっぱいだからもう食べない」と思うように仕向けています。
問題なのは、満腹中枢が働き始めるのが食事を始めてから約15〜20分ほどかかるということ。15〜30分で食事を食べ終わる人にとっては、食事中は満腹感よりも空腹感の方が長く感じることでしょう。だからダイエットには「腹持ちの良いものを食べる」「ゆっくり食べる」など、満腹中枢を刺激する方法がとられるのです。
「食欲」ではなく「食事」に集中!ストレスなく腹八分目を感じられる方法
腹八分目を感じるために、わざと食べるスピードを落としたり食べたいものを我慢したりするのはストレスですよね。どうせなら、自分の食欲を抑えることなく腹八分目を感じたいものです。
そこで、私が提案したいのが、「高級料理ごっこ」です。(笑)
これは、一つの食事をあたかも高級料理であるかのように食べ進めるということです。「高級料理」と言われたら、このようなことを想像しませんか。
1. 食事の量が少ない
でっかいお皿に小さく盛り付けられている。
2. 量より質
満腹感よりも美味しさを追求。一口一口味わって食べる。
3.食べ終わるまでの時間が長い
特にコース料理は食べ終わらないと次の料理が来ないので、自分のペースで食べ進められない。
高級料理は自分の食欲を満たすための食事ではなく、食事で使われている食べ物そのものに集中できるようになっています。普段の食事とは明らかに食べ方が違いますよね。
これらから、普段の食事で再現できることを実践すれば、高級料理じゃなくても腹八分目を感じられるのではないかと思いました。そこで、「高級料理ごっこ」に5つのルールを設定し、検証してみました。
1.自分の食べたいものを作る
高級でなくても低カロリーでなくても、自分の大好物であればなんでも良いと思います。自分が食べたいと思った料理を2〜3品作りましょう。
2.おしゃれに盛り付ける
「食べられればいい」というマインドでは、自分の食欲任せに食事を進めてしまうのでダメです。盛り付けに少し時間をかけてこだわることで「食べるのがもったいない」と感じるようになります。
3.あえて食事の量は制限しない!
高級だから少量にすると思いきや、私は自分の食べたい量を盛り付けました。少量にするとストレスが溜まるからです。大事なのは、量が多くてもそれを味わって食べることです。
4.「ながら食事」をしない
スマホ、パソコン、テレビなどを観ながら食事をすると「食欲を満たすためだけの食事」になってしまうので控えてください。お喋りは仕方がないとしても、なるべく自分が食べているものに集中しましょう。
5.食事の合間に水分を取る
ノンストップで食事をしないために、途中で飲み物を飲んで休憩します。あまりがぶ飲みすると消化しにくくなるので「少し飲む」を繰り返すのが効果的です。
「高級料理ごっこ」検証結果
この5つのルールの中では、実はダイエットに重要な「ゆっくり食べる」ことが徹底されているんです。しかもカロリー制限なども特にないので、自分の好きな食べ物で無意識にダイエットができます。
実際にやってみた結果、「ゆっくり食べなきゃ…」と食欲をわざと抑えるようにして食べるよりも「貴重な食事!」と思い込んで集中して食べる方がストレスフリーで満腹感を得ることができました。
最後に
食べるのが大好きな人ほど、ダイエットは難しく感じられると思います。なぜ難しく感じるかというと、自分の食欲を制御しながらダイエットを行っているからです。「(本当は食べたいのに)食べない」という選択肢をとるのは、中々苦しい上に慣れるまで時間がかかります。
そんな人にぜひ「高級料理ごっこ」をお勧めしたいです!是非お試しあれ〜
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