就職活動に向けて、ほとんどの学生が検定を取得することでしょう。中でも多くの学生に人気なのが「ビジネス検定」です。秘書検定は特に有名ですね。
しかし皆さん、ビジネス検定は全部で5種類あるって知っていましたか?どの検定で何の知識が身に付くのか理解していますか?
自分の就活に効果的な検定はどれなのか、何級まで取得すればいいのか、この記事が皆さんのヒントになれば幸いです。
目次
ビジネス検定は全5種
①秘書検定
②ビジネス文書検定
③ビジネス実務マナー検定
④サービス接遇検定
⑤ビジネス電話検定
秘書検定
「人柄育成」
秘書検定は秘書を目指す人だけに役立つわけではないんです。態度、言葉遣い、話し方などの点で就職面接対策にもなります。
面接試験は1級のみ。本当に実践できることを証明できるのは1級を取得した場合のみということですね。
3級(受験者15,382人 合格率55.3%)
基本的な職場常識を学べる。
おもに高校生が多く受験。(つまり、大学生が取得しても就職活動でのアピールポイントにはならないということですね。)
2級(受験者28,920人 合格率54.1%)
少し複雑な場面での対応を学べる。
人柄に加えて効率の良さ(業務の優先順位など)も勉強できる。
就職を考える大学生や社会人が多く受験。
準1級(受験者5,118人 合格率40.5%)
中堅の秘書像を学べる。
より実践的でリアルな状況が勉強できる。
就職面接対策ではかなり有効。
1級(受験者1,090人 合格率23.9%)
上級の秘書の能力を学べる。
現役の秘書の方も受験しており、唯一面接試験がある級。
〈まとめ〉就職活動の一環として受験するのであれば、準1級まで持っておくと効果的なアピールになるでしょう。しかし、「実践できること」をアピールする場合は1級まで取得しなければなりません。
ビジネス文書検定
「書き表す能力の育成」
一定の型や特有の言い回しを知っていることが求められます。
敬語、時候の挨拶、御礼の手紙やメール作成などの点で就職活動に役立つことでしょう。
3級(受験者2,884人 合格率85.4%)
指示されたことに沿って文書を作成できる。
2級(受験者1,281人 合格率58.9%)
自ら文書を作成できる。
1級(受験者 286人 合格率28.7%)
ビジネスに必要な文書作成の知識や技術を他人に教えることができる。
〈まとめ〉就職活動の一環として受験するのであれば、2級を持っていれば十分にアピールになりますね。そもそも受験者が少ないので特殊なアピールとして活用できそうです。
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