皆さん、こんにちは!
時間がある夏休みこそ、いつもと違うことがしたい。
そして多くの人が一度は考えるのが英語に触れること。
「いつもは時間がないからこそ比較的余裕がある今、英語で書かれた洋書を読んでみたい…。」
「でも難しそう…」
私自身もやっぱり英語で書かれた洋書を読み進めることはハードルが高いイメージがあります。はじめから分厚い小説などに触れるのは難しいし、読むための気力もないですよね。やっぱり読書は楽しんで、気楽にできることが必須です。また、ストレス解消の手段として、読書は68%の効果があることがイギリスの大学で研究されています。読書することは自分のストレス解消にもなるので、一石二鳥です!
そして、そんな簡単に洋書、原書に触れてみたい!という思いを叶えてくれるのが児童書です!
目次
なんで児童文学がおすすめなの?
児童書って子どものための本でしょ?と侮る事なかれ。例えば「子どもだまし」なんて言葉もあるけれど、子どもは正直です。面白くないものには決して面白いと言ってくれません。加えて、児童書は子どものための寓話が多く、物語の中に大切なメッセージが隠されているものもあります。そして、大学生になってから読むと「実はこれってこういう意味があったんだ…!」というメッセージに気づくことができ、大人に近づいた今だからこそ、児童書を読むことを楽しめると思います。また、児童書であれば英語も比較的簡単なので、原文で本を読むにはピッタリです。お話として短く、手に取りやすいと思います。
今回の記事では英文学科に所属する私がイギリス児童文学の中から、原文で読むのにおすすめの本5選を紹介・解説していきます!
幸福な王子
まずはさくっと読める絵本から!
この本を子どもの時に読んだことのある方もいるのではないでしょうか?この本はストーリーがわかりやすく、絵が見ながら進められるので、楽しみながら読み続けることが出来ます!加えて、勉強するのにもおすすめで、簡単に単語の活用形、文法などに触れる事が出来ます。
ピーターラビットシリーズ
こちらも知っている人は多いのではないでしょうか?
かわいい動物たちが登場することでも有名で、映画にもなっています。実は、イギリスに関する知識がたくさん得られるのも、この本の面白いところです。この絵本の中に登場する動物たちの中には、イギリス特有のものがいるんです。また、ピーターラビットの舞台は湖水地方と呼ばれるイギリス一、美しい自然風景が見られる所です。作者自身が描いたイラストも作品の魅力ですので、それも楽しみながら読み進めていってはいかがでしょう。
不思議の国のアリス
ディズニーの映画を見たことがある方もいらっしゃると思います!不思議の国のアリスは、作者であるキャロルが知人の少女、アリスに即興で作ったものを後に出版したものとされています。
不思議の国のアリスには、言葉遊びや詩、童謡が多く挿入されていて、当時よく知られていた教訓詩、流行歌のパロディになっているのです。英語の原文で読むことでよりそれを楽しむことが出来ます!
ナルニア国物語シリーズ 『ライオンと魔女』
日本とは違い、外国の文学は宗教的な要素が物語に含まれていることが多いです。このシリーズも実はその一つ。作者のC.S.ルイスはキリスト教について専門的な用語を使わずにこの作品の中にたくさんキリスト教の教えを盛り込んでいます。
物語は四兄妹の末っ子ルーシーはかくれんぼの最中に隠れようとした衣装だんすの中から別世界んに迷いこむところから始まります。その行先こそ、ナルニア。ナルニアには春が来ておらず、冬がずっと続いています。しかも冬なのに『クリスマス』は来ないのです。イギリスの冬はつらく、クリスマスはそんなつらい冬の一番の楽しみ。でも、そのクリスマスが訪れない。これはナルニアの状況が非常に厳しく、つらいものであることを示しています。キリスト教の教えや宗教観、文化などに楽しみながら触れてみてはいかがでしょう!
(ちなみに全く関係ないのですが、私自身が今回の記事で紹介している本の中で、ナルニア国物語は一番好きな小説です。本当に面白いです。)
やっぱりこれは外せない!『ハリーポッター』シリーズ
イギリス児童文学で聞いたことがある方も多いのでは!映画化、舞台化にもなっていて、世界的にも大変有名な作品です。映画を見たことがある人、好きな人もきっとたくさんいますよね。私もハリーポッターは大好きです。ちなみに推しはマクゴナガル先生です。あの先生はかっこよくて憧れます。ああいう先生に勉強を教わりたかったし、割と幼い時から教員を目指している私はああいう先生になりたいなあと思っていました。
ハリーポッターシリーズは主人公であるハリーの年齢が上がれば上がるほど、英語も難しくなっていくので、最初から順番に読んでいくことで、物語を楽しみながら英語力のアップが期待できます!
まとめ
今回の記事では洋書で読むイギリス児童文学について取り上げてみました。楽しみながらスキルアップ出来たらとても理想的なのではないかと思います。今回取り上げた本以外にもすてきな本はたくさんありますので、ぜひ時間のあるうちに読んでみてください!
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