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―商品を売り込む際の工夫はありますか?
(岡崎さん)地図記号を使ったデザインで興味は引いてもらえるのですが、マニアックすぎるのか理解してもらえないことがあります。そういった場合は地図記号の意味や豆知識を説明し、分かってもらえるようにしています。『河川のふせん』など、ダジャレっぽい商品は笑っていただけますね。またぽち袋は、お正月や春の親戚が集まる時期に売り出したいため、その売り方を取引先に説明します。
↑河川のふせん
↑グッズには地図記号シリーズ・測量シリーズ・日本地図シリーズがある
―たしかにマニアックですね。地図記号はよく見ますが、測量シリーズの「三角点」は頭にはてなマークが浮かびます(笑)。
―店内をみて気になったのですが、他社さんの地図も置いていますよね?
ライバル意識はないのですか?
(岡本さん)地図専門店として卸売りなどもしているので、協力関係の方が強いですね。地図グッズに関しては、一社だけだとインパクトが弱いので、何社かまとまって「地図会社のつくった地図グッズ」特集として、記事にしていただくこともよくあります。
―地図アプリが普及して紙の地図はあまり利用する機会がないのですが、おすすめの地図はありますか?
(岡崎さん)私は趣味でツーリングをやっているので、ツーリングマップルがおすすめです。ルートだけでなく、観光地についても詳しく書いてあります。
紙の地図は大きく広げて見られるため、全体が把握しやすいというのが特徴です。紙の地図全般は、旅行先が漠然としている場合の目的地決めに便利なのでおすすめです!
―一風変わった地図があれば紹介して頂きたいです!
(岡本さん)普段は見かけないようなものだと、地質図・住宅地図・植生図・火山土地条件図などがあります。同じ場所でも地図によって描画されている情報が違うので、見え方が変わるのが面白いですよ。
お店に来て頂き、ほしい地図を相談していただければ、一緒にお探しします!
―雑貨販売をしていて良かったと思えることは何ですか?
(岡本さん)官公庁などに納品する場合は、実際に地図を使う人が手に取っている様子を見る機会があまりなかったんです。雑貨は直営店で販売している為、買う人が見られるのが嬉しいですね。グッズのマニアックさを武器に、今後も地図雑貨展開をしたいと考えています。
地図の魅力をデザインを通して広めたいという思いが強く伝わってきました!
岡本さん、岡崎さんありがとうございました!
内外地図株式会社HP:www.naigai-map.co.jp/
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