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学生が創るアフリカンプリントのブランド/DORE

近年アフリカンプリントを扱うブランドが増えてきているのはご存じでしょうか?

夏にアフリカ会議が横浜で開催されるなど、アフリカがキテるんです!

 

そこで、今回は学生によって立ち上がったブランド、Doreの並河さんに取材を行いました。

 

 

コンテンツ
  • Doreとは?
  • ルワンダってどんな国?
  • アフリカンプリントの魅力
  • これからのブランドについて

 

 

 

 

Doreとは?
ルワンダでインターンシップをしている大学4人が運営しているファッションブランド。
アフリカに対して抱いているネガティブなイメージを、アフリカンプリントを扱った商品を販売することで、アフリカが身近な存在になってもらうことを目標にしている。
https://arts-of-africa.com/

 

 

―本日はよろしくお願いします。まず初めにファッションブランド立ち上げのきっかけを教えてください。

私たちDoreの立ち上げメンバーは偶然にもルワンダで出会った仲間です。現地でインターンシップをしていました。アフリカでインターンシップをしていると「すごいね」「意識高いね」などと言われるのですが、それは、アフリカに対する偏見があるからそう思うのではないかと思うんです。

何かそのイメージを払拭したく、考えたときにアフリカのキテンゲに目を付けました。キテンゲとは、東アフリカで使われている布の種類のことです。ローカルマーケットに行くと、かわいい布を前に長居してしまうくらいです。このキテンゲを同世代の人にも知ってもらいたいという思いで始まりました。

―なぜルワンダをインターン先として選んだのですか?

ルワンダに行く前にケニアとタンザニアでもインターンシップを行っていました。

1年間休学をしていたのですが、残りの期間をどこで過ごそうかと考えたとき、ケニアとタンザニアと全く違う文化を持つ国に行きたいと思っていました。調べていると、ルワンダでインターンをした大学生のブログを発見し、それを読んでルワンダ行きを決心しました。

 

 

ルワンダってどんな国?

―ルワンダとはどんな国なのか教えてください。

ルワンダはもともとベルギー領でした。そのため今でもベルギーの文化が残っているのが特徴です。

街の雰囲気は想像以上にきれいで、都市部を中心にインフラも設備されています

―きれいということは、ゴミや環境への意識が高いということでしょうか?

残念ながら、環境への配慮は一般的な生活で感じることは難しいです。ルワンダは国が独裁的な制裁を行っているため、国の法律でビニールの使用が禁止されています。だから街の景観が守られ、きれいな街並みなのかもしれませんね。

―ルワンダ人はどんな人が多いのでしょうか?

実は、日本人と似ているんです。ルワンダ人の性格は温厚でシャイなのが特徴です。ケニアやタンザニアにいた時は、街を歩いていると、知らない人にも声をかけている様子が印象的でしたが、ルワンダはそういったことはほとんどありません。

 

また、ルワンダは表上、女性が活躍している国ともいわれています。国会の下院議員の約6割は女性です。しかし、実際に道を歩いていると、女性が家にいて、男性が外で働くといった状況もあります。

 

―ルワンダの日常生活についてお伺いします。ルワンダでは、どんな食生活を送っているのですか?アフリカというと、パラパラのお米や芋を想像するのですが。

そうですね。穀物の粉を茹で練り上げたアフリカ伝統の食品であるウガリや、パラパラのお米、お芋がよく食べられます。また、マトキという調理されたバナナなどもよく食べていました。

 

商品について

―次に商品についてお伺いします。先ほど、同世代の人にキテンゲを知ってもらいたいと言っていました。同世代の人というと大学生だと思いますが、大学生向けにどのような商品を販売しているのですか?

大学生にとってマストアイテムは、パソコンなので、パソコンケースを販売しています。

―確かに。それだったら大学生に手が届きやすく、使える商品ですね。商品の工夫や魅力はどのような点にあるのですか?

デザインにこだわっています。やはり、初めてアフリカンプリントを手に取る人にとって前面に柄がきてしまうと、抵抗があると考えています。ですから、前面にキテンゲを使用するのではなく、ケースの内側や表の一部のみを使用することによって手に取りやすい商品となっています。

 

商品の魅力に関しては、クオリティが高いということです。キガリというルワンダの首都にある工房と連携して生産をしています。そちらの工房は観光客向けの商品を生産している評判の工房です。パソコンケースも、両面に分厚いスポンジを使用し、衝撃を吸収するようになっています。

―並河さんが思う、キテンゲの魅力とは何ですか?

カラフルでダイナミックなデザインということですね。着ているだけでワクワクします。また、柄の豊富さから、マーケットで感じる布選びのワクワク感もたまりません。日本や東南アジアも素敵な柄がありますが、それとはまた違った雰囲気を出しています。

 

 

今後のDore

―学生が立ち上げたブランドですが、今後はどのように展開していくのでしょうか?

私たちも就職活動を行っているので、連携している工房のオーナーとはコンタクトを取り続ける予定です。そして、商品を通じてもっと多くの人にアフリカの良さを知ってもらえるようにしたいですね。また、今後は女性だけでなく、男性も選びやすいような柄を取りそろえていきたいです。

 

また、12月末に新しい柄の商品が入荷しました。1月以降も新しい柄の商品が入るので、ガクセイ基地の読者の皆様もぜひチェックして頂けると嬉しいです。

オンラインストアはこちら▶▶▶

https://dore.theshop.jp/

 

―大学生必須のパソコンケース、私もチェックしてみます。本日はありがとうございました。

 

 

編集後記
アフリカというとどうしてもネガティブに捕らえがちだ。実際私もかつてはそうだった。しかし、タンザニアの人と直接話したことにより、そのネガティブなイメージがポジティブに変わった。それからアフリカンプリントに出会い、アフリカの文化に興味を持ち始めた。
また、アパレルブランドではアフリカンプリントのデザインの商品を販売するなど、アフリカは今注目の地域である。鮮やかなアフリカンプリントを皆さんもぜひ試してほしい。

 

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gakuseikichi

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