ある日私はWANTEDLYというサイトにあった、ある記事のタイトルに目を奪われていました。そのタイトルは「チームボックスで働いていたらなぜかM-1に参加していた」
???
頭の中でクエスチョンマークが大渋滞。会社に勤めていてM-1とは何事??
チームボックスに興味を持ったので他の記事も見てみると、「今年はプレゼンで給与を決めました」などユニークなものばかり。チームボックスとは何の会社で、なぜこんなに面白いのか…!記事を読んでもその秘密がわからなかったので、取材に行って直接お話を聞いてきました!
お話を伺ったのは、チームボックスの人事・総務などを担当するバックオフィスチームの山本暦(やまもとこよみ)さん。例のM-1記事を書かれていた方です。
目次
チームボックスについて
―チームボックスは何をしている会社なのですか?
(山本)私達は、「リーダーが変われば組織が変わる」という信念のもと、いつでも、どこでも、誰とでも活躍できる真のリーダーを育てるためのトレーニングをしている会社です。社長の中竹は、早稲田大学ラグビー蹴球部※1の監督やU20日本代表ヘッドコーチなどを務めてきました。そこで培った「いい選手を育てるコーチの育成方法」はスポーツだけでなく、ビジネスにも応用できるのではないか、という想いからチームボックスは生まれました。
チームボックスのトレーニングの特徴は、その期間が半年と長いこと。これは、受けた人を「わかる」だけでなく「できる」まで変化させるため。一般的な研修だと1日、2日の短期で講師の話をインプットするだけで終わることが多いですが、それだと講師の話を聞いて「そうか、なるほど」と分かったつもりで終わってしまいます。だから、半年にわたるチームボックスのトレーニングでは、インプットだけではなく、アウトプットをする仕組みもたくさん作りました。他にもトレーニング期間中は毎日、組織のメンバーから自分の姿勢や行動についてフィードバックされる仕組みなどもあります。
―企業コンサルタントのようなものですか?
企業(組織)の課題を解決するという点では、コンサルタントと一緒ですね。違う点でいうと、私たちは答えを教えません。解決策を提案したりもしません。あくまでも「リーダー」を育てることで、組織が変わることを目指しています。リーダー自身が学び、自らを変えていくことが組織の成長につながると信じています。チームボックスでは「唯一正しい解はない」という考えを大事にしているので、私たちが直接解決するのではなく、リーダー自身に考え、行動してもらうことで結果的に組織の課題を解決します。
チームボックスのユニークな所①ミーティングは誰でも参加可能!
週に1回会社全体でミーティングを行っていて、これは会社に全く関係のない人でも参加できるらしい…との噂を聞いたので、私も実際に参加してきました。
「そろそろミーティングするよー。」と声がかかり、オフィスにいた人たちが座ったのはスクリーンの前。机もなし、座る場所も決まっていない自由なミーティング。ビデオ通話で参加する人もいました。
「今年の売り上げはこのくらいになりそうですー。」スクリーンに大きく数字が映されています。
!!!
こんな数字まで部外者の私に見せてしまっていいのか!さらに、現在進行中のトレーニングの結果報告を時系列でまとめて発表していたので、私もチームボックスのトレーニングの流れに詳しくなりました。
一通りの説明が終わると、聞いていた人たちがものすごい勢いで手を上げ、質問タイムに突入。
「この言葉ってどういう意味?」
「ある程度ってどのくらい?」
分からないことをそのままにしない。あいまいなことははっきりさせる。という雰囲気が素敵でした。
さらに、担当の人が全体に向けて話している間にも、
「お~」「いいね~」「すごい~」など、ガヤと呼ばれる合いの手が入るので、ミーティングは終始とっても賑やか。とにかく黙っている人がいないんです。ミーティングが議論の場になっていること、全員が話し合いに参加していることがすごいと思いました!
―こんなに積極的な発言のあるミーティングには久しぶりに参加しました。
(山本)お客様に真のリーダー育成トレーニングを提供している以上、まずは私たち自身も理想のリーダーでいなければならないと思っています。あのミーティングにはリーダーとしてどうあるべきかが現れているのかもしれません。チームボックスにいると、ミーティング中に一言も自分の意見を発言しないということはあり得ません。
―こんなに社外の人に情報をオープンにして大丈夫なのですか?
大丈夫です。チームボックスには秘密がないので(笑)すべての情報をオープンにしているので、アルバイトやインターンの人でも会社の経営情報などを知ることができます。これはチームボックスの特徴の1つですね。
チームボックスのユニークな所②上司がいない
(山本)上司がいないというか、チームボックスでは「みんなで話し合って決める」ことを大切にしているので、社内で権限が集中している人がいないという方が正しいかもしれません。チームボックスには部署がなくて、「チーム」という形で仕事をしています。チームも出入り自由で、とても柔軟です。例えば、私はバックオフィス業務をメインに行っていますが、トレーナーをしていたこともあります。新しく何かやりたいことがある人からの「こんなことやってみたいんですけど」という提案をきっかけに、新しいチームが生まれることもあります。もちろんインターンの大学生も、業務委託で働いている人でも同じように提案できるし、話し合いに参加できます。
チームボックスの面白い所
③給与プレゼン
④働く時間はフルフレックス・副業OK
は後編でご紹介します!
社員がM-1出場!?Teamboxのユニークさの秘密に迫る!(後編)