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オリジナルブランド設立への挑戦〜Kinari by blueserge〜

2022年3月26日

『ただ洋服が好きだった少女は、いつしか夢を与える側に』

Kinari by blueserge 代表神田佳穂さん、静岡県出身。現在は文化学園大学に通う服飾学生だ。彼女は今、オリジナルブランド（Kinari by blueserge) の設立という大きな夢に向かって、クラウドファンディングに奮闘している。『飽きのこない、長く愛してもらえる洋服を作りたい』そんなブランドに込めた熱い想いは、彼女が纏う生成り色のコートに溢れんばかりに詰まっている。

将来の目標が見つからないという学生が多い社会で、ずっと変わらず夢の実現に立ち向かう彼女の原動力とはなにか、お話を伺った。

夢中になれるものに出会う

幼少期からやりたいことは決まっていた。ずっと変わらず洋服が好き。将来は、洋服に携わる仕事がしたい、そんな少女の服飾への情熱は、小学校５年生の時に見た一本の映画で加速された。

（佳穂さん）「パラダイス・キス」という、北川景子さんが主演の映画を見て衝撃を受けました。小学校の頃からおしゃれが大好きで、お気に入りの服じゃないと学校に行きたくないと思うくらいこだわりがある子でした。だから、映画の中のキラキラした洋服たちや世界観に釘付けになったんです。その時に、私は絶対この道に行く！と決めました。中高の時は６年間ずっと変わらず、服飾の大学を志望していました。

＜Netflix＞

あらすじ

進学のために塾と学校を往復する日々を送る平凡な女子高校生の早坂紫は、服飾専門学校生のジョージに誘われて、学園祭でファッションショーに出ることになる。最初は興味の無い紫だったが、学生たちの情熱を目の当たりにして徐々に心を動かされていく。

最初から洋服作りに興味があったのですか？

（佳穂さん）いえ。最初はスタイリストになりたいと思って今所属している学科を選びました。ですが、大学に入って洋服を中心とした作品制作に取り組むうちに”創造する”魅力にどんどん惹き込まれていったという感じです。自分のものづくりで誰かを幸せにしたいという気持ちが大きくなりました。

辛い、辞めたいと思うことはありませんか？

（佳穂さん）洋服制作の点検を受けた際に、やり直しと言われ時はメンタル的にかなり辛いです。好きなものだからこそ、うまく行かなかった時はショックですね。でも今まで一度も辞めたいと思ったことはありません。やっぱり好きなことですから結局はそこに戻ってきちゃうんですよね。

一目惚れする商品を、ハンドメイドブランド『Papier』

大学入学後、作ることの楽しさを知った佳穂さんが始めた佳穂さんオリジナルのブランド。Papier（パピエ）とは、フランス語で、’蝶’を意味するpapillon(パピヨン）’創造’をさすcre’er(クレエ）を掛け合わせて作られた。インド刺繍を基調としたアイテムは、全て一点もののハンドメイド作品になっている。

ハンドメイドを始めたきっかけとは？

（佳穂さん）きっかけは、２年生になってすぐコロナ禍で学校に通えなくなったことでした。時間があったので、何か始めようと思い、とりあえず自分が使いたいと思う小物を作ってみました。SNSにアップしたら友達の反応が良くて、それからハンドメイド作品の制作に熱中してしまいました。

Papierというブランド名で大学のクリエイター団体に所属。ハンドメイド商品の販売を開始しポップアップに参加する機会に巡り合う。出品した商品は５点、全て完売した。

「誰かの目に留まるアイテムを作れたことを実感しました」

（佳穂さん）初めてポップアップに参加したので、私のこともPapierのことも知らない方たちがどんな評価をするのかすごく不安な気持ちがありました。だから、全部完売したという報告を聞いて本当に嬉しかったです。誰かの目に留まるアイテムを作れたんだって実感しました。インスタグラムのDMで「友達の誕生日プレゼントとしてPapierの商品を購入しました！とても喜んでくれました！」というメッセージをいただいた時は本当に嬉しかったですね。私のものづくりが認めてもらえた気がしました。その時からもっと自分のデザインを外に出したいと考えるようになりました。

アミアズ株式会社×文化学園大学『オリジナルブランド開発』

自分の作ったもので人を幸せにすることの喜びを知った佳穂さんの前に現れた思っても見ないチャンスだった。しかし本来、プロジェクトの履修条件は2年生、残念ながら佳穂さんは対象ではなかった。

「絶対にこのチャンスを逃さない」

（佳穂さん）面接だけでも受けさせてもらえませんか。と、直接担当の先生に掛け合いました。諦めたくなかったです。

勇気を出した行動は見事身を結び、選考４人という狭き門をくぐり抜けた。そして２０２２年２月、オリジナルブランド「kinari by blueserge」開発への挑戦がはじまった。

Kinari by bluesergeに込められた思い

「素材そのものの自然な色合いで、飽きない」

「どんなカラーのアイテムとも合わせやすく、馴染む」

「シーズンや流行り廃りがなく、オールシーズン長く着られる」

ターゲット層１０代から４０代。年齢は狭めず、多くの人に手にとってほしい。本来廃棄される予定だった生地を採用したトレンチコート、シャツ、バッグの３点は、温かみのある生成り色。シーズンレスで一年を通して使ってもらいたい、という佳穂さんのこだわりが詰まっている。

【トレンチコート】

通常価格：33,000円（税込）

【10%OFF】Makuake支援価格：29,700円（税込）

【早割り】10点限定価格 26,400円（税込）

おすすめポイント

・リサイクルポリエステルを使用し環境に配慮したECOグログラン素材

・イージーケアの素材でシワになりにくい

・横からのスタイルをスマートに

・アシンメトリーなバックスタイルでお洒落に差をつける

・３wayの衿を楽しむ

・目線が上部に集中しスタイルよく見えるデザイン

【シャツ】

通常価格：27,500円（税込）

【10%OFF】Makuake支援価格：24,750円（税込）

【早割り】10点限定価格 22,000円（税込）

おすすめポイント

・ナチュラルなシワと軽さが特徴のヴィンテージ感満載の生地

・柔らかく、手触りが良い

・ボタンの開け位置によってスタイリングの幅が広がる

・サラッとしていて着心地が良い

・手首のベルトでワンポイントお洒落を取り入れる

・オフィシャルにも、カジュアルにも着こなせ、ベルトの着脱が可能

【トートバッグ】

通常価格：29,700円（税込）　

【10%OFF】Makuake支援価格：26,730円（税込）

【早割り】10点限定価格 23,760円（税込）

おすすめポイント

・持ち手の長さを調節して好きに持てる

・スマホが入る外ポケット付き

・A4の書類やPCも収納可能

環境を考えたサステナブルファッション

廃棄される生地をなるべく減らしたい。

一つのものを長く愛そう。

全てのものには想いがある

（佳穂さん）街中で買い物をしている時、５００円で大量に売られている洋服たちをみて、悲しいと思いました。一つの洋服を作るのにどれだけの人の手が加わり、その一つ一つに想いが込められているのか。にもかかわらず、簡単に消費されてしまう洋服たち。大量生産、大量消費されるこの時代に、できるだけ長く愛してもらえるものを作りたいと思いました。

Ichasanとの提携

Ichasanとは、bluesergeがデットストック生地を買い取る仕組み。kinariは、そんなIchasanの生地を使っている。廃棄される予定だった生地を再利用し、新しいものを作る、環境に優しいサステナブルブランドだ。

洋服の持つ最大の魅力とは？

「自信がつくこと」

（佳穂さん）ブランドの打ち合わせに行く時は特におしゃれしていきます。今日の私は最高に可愛いから大丈夫！っていう自信がつくんです。洋服にはそういう力があると思います。自分の洋服で誰かの力になれたら、と思っています。

大学生のみなさんへ応援メッセージ〜夢は情熱で掴み取る！〜

（佳穂さん）一歩勇気を出して踏み出してみることで、大きなチャンスを掴めるかもしれない！大学生活、後悔は残してほしくないです。自分が夢中になれることがあるということはとても幸せなことです。今しかできない経験をたくさん積んで、やりたいと思ったら即行動！そしてとにかく楽しむこと！を大切にチャレンジして欲しいと思います！！