大学生になると、一度は(一度どころではないですが…)必ず書かないといけなくなるのが「レポート」。
膨大な文字数を書き上げるのも一苦労ですが、「引用」「参考文献」などややこしい規定も多く大変ですよね。
今回は、正しい「引用の仕方」と「参考文献」の書き方を、テンプレート付きで超わかりやすくまとめてみました。
まだレポート執筆に慣れていない大学１年生のみなさんは必見です！！！
目次
引用の仕方
➀【直接引用】本文の文章をそのまま引用する場合
a.引用部分が短いとき
引用部分を「」でくくり、引用箇所の最後に(著者の名字、発行年、ページ)を入れます。
「笑顔で挨拶をされると、その人への好感が増す」(木下、2022、53)ということが示されている。
b.引用部分が長いとき
引用文の前後を一行ずつ空け、引用部分全体の文頭を２文字下げます。
こちらも、引用箇所の最後に(著者の名字、発行年、ページ)を入れます。
第一印象を良くする方法には、
〇〇➀相手の名前を早く覚え、……………➁目を見てはっきりと喋り、…………
〇〇………………する(木下、2022、53)。
の５つがある。
➁【関接引用】自分の言葉に直して引用する場合
間接引用は、「参考」のことです。
著者の文章を一言一句そのままではなく、意図や内容から逸れない範囲で自分の言葉に直して用います。
(著者の名字、発行年、ページ)を、文末に入れます。ページは入れないという表記方法もあるようです。
また、下の例の「木下は」のように、“今から間接引用をしますよ〜”と伝わる表現を入れることもお忘れなく！
木下は、無愛想なイメージが一度付きまとうと、それを払拭するのに極めて時間を要するため、最初から明るく振舞うことが大切であると述べている(木下、2022、55)。
大学や教授によっては、「.(ピリオド)」や「,(コンマ)」を使う例が示されることもあると思うので、その指示に従って書くようにしてくださいね！
また、これらの記号ではなく「半角スペース」を用いて区切る場合もあります。
参考文献の書き方
以下に、それぞれの参考文献の書き方をまとめました。
文献は、著者名の五十音順に並べて書いてくださいね！
➀本
著者名、発行年、『本のタイトル』、発行所名。
木下太郎、1990、『大学生活の楽しみ方』、カネコ社。
➁論文
著者名、発行年、「論文・章のタイトル」、『本のタイトル』、巻号数、開始ページー終了ページ。
井上花子、2020、「挨拶と第一印象」、『第一印象の作り方』、第5号、69-100。
➂新聞記事
「記事のタイトル」、『新聞名』、朝夕刊、発行年月日、掲載面。
「挨拶はなぜ大事なのか」、『ガクセイ基地新聞』、朝刊、2021年3月4日、23面。
➃インターネット上の報告書など
「記事のタイトル」、『新聞名』、朝夕刊、発行年月日、掲載面。
大学生活省、2000、「大学生の生活満足度に関する調査報告書」、http://www.～(2023年6月24日アクセス)。
※インターネット上に公開されている、雑誌論文や新聞記事なども同様の方法でURL(アクセス年月日)を入れます。アクセス年月日とは、自分がそのリンクにアクセスした日付です。
Q＆A こんな場合はどうする？
Q1.著者が複数いる場合はどう書けばいい？
「・」で著者名を連ねて書きます。
(例)賀野弓・林里子、1999、『リーダーシップとは』、雄飛社。
著者が３名以上の場合は、著者１名の名前を書いて２人目以降の方は「ほか」と省略して書くことも可能です。
(例)郭太郎ほか、2020、『挨拶の作法』、カネコ社。
Q2.英語の参考文献の書き方がわからない。
英語の参考文献の書き方に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
→Comming soon
最後に
引用や参考文献をしっかりと明示しないと、せっかく頑張って書いたレポートが「剽窃」と見なされてしまうかもしれません….。
色んなサイトで色んな書き方が紹介されていて頭が混乱するかもしれませんが、基本はすべて同じです！
あとは各大学の規定や教授の指示に従って、それぞれの方式で書いてくださいね！
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