ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク…。今、スポーツバイクがブームですね。
この私も、ロードバイクを愛用しています。
一方で、いわゆるママチャリを使い続けている方も多いはず。荷物が積めて、乗りやすい。お値段もお手頃。通勤通学に買い物と、何でもこなしてくれる優れものです。
しかし、ママチャリに乗っている方で、日常的に整備をしている方は少ないのではないでしょうか。
「買ってから1度も整備らしいことはしていない。」そんな方もいるのでは?
私自身、中学・高校とママチャリを使っていましたが、これといって整備はしていませんでした…。
でもそれって実は、自転車の乗り心地を格段に悪くしているんです。
そこで!今回はガクセイ基地のチャリオタといわれる私が、超簡単な自転車整備法をお教えします!
(ここで紹介するのはあくまで初歩的で簡単な整備方法です。)
やることは簡単。
①タイヤの空気入れ
②チェーンへの注油
これだけです。
場合によっては、
③ブレーキ調整
が加わります。これが入ってもたったの3つ!
それでは早速、①〜③の解説と行きましょう!
目次
①. タイヤの空気入れ
タイヤに空気を入れるという単純な行為ですが、実は「乗り味」にもの凄く影響します。
空気が抜けていると、自転車が重いし、進まない。
さらにパンクのリスクも倍増といいことなしです。今すぐ入れましょう。
<やり方>
まずは今の空気圧チェック。
気圧計で測ってもいいですが、もっと簡単な方法があります。タイヤの側面を指で押すんです。
感覚的な測定法なので人によって誤差はあるでしょうが、基本的に指で押して柔らかいと感じるようでは、明らかに空気圧不足です。(写真1,2参照)
適正な空気圧の目安は、“力を込めて押したとき、やっと少し凹むくらい”(力のない女性であれば、押しても凹まないかもしれません)です。
空気を入れます。先端のキャップを外して(写真3)、上部のリングを緩めます(写真4)。
そして、ご家庭の空気入れをこの部分につないでポンピング(写真5)。
適宜タイヤを指で押しながら、空気の入り具合を確認します。
→キャップがなくても走行に支障ありませんが、チューブの劣化を早めます。
適正な空気圧になったら、空気入れを外し、リングを絞め、キャップをして完了です!!
→リングをきちんと絞めないと、空気が抜けていってしまいます。
②チェーンへの注油
これもそのまま。チェーンにオイルを注します。
ただし、自転車によってはオイル切れを起こしていない場合もあります。
オイルの注しすぎは汚れの元にもなるので、注意しましょう。
オイルが必要かの目安は、
・オイル注しせずに、長期間または長距離走行している
・こぐ時にキーコキーコ音が鳴る
です。
どちらかに当てはまる場合は、オイルを注しましょう。
使用するオイルは、自転車用のものが望ましいですが、そこまで拘らなくても問題ありません。
「CRC-556」など、家庭にある機械用オイルで問題ありません。倉庫の奥に眠ってはいないでしょうか?
<やり方>
スプレータイプのオイルの場合、チェーンに直接吹きかけます(写真6)。
ボトルに入っているオイルの場合、チェーンに直接垂らしていきます。目安として、チェーンの繋ぎ目一つに一滴ずつです(写真7)。
③前輪ブレーキの調整
これは、ブレーキの効きが悪い時に行う整備です。ブレーキは少しずつ緩んでいくので気づきにくいのですが、「ブレーキを握ってもタイヤが完全に止まらない」ものは要調整です。
※ブレーキは、乗り心地以前に安全に走行するために絶対必要なものです。
効きが悪い場合は自分で調整するか、自転車屋さんで調整してもらいましょう。
<やり方>
まず、(写真8)の丸印のナットを緩めます。
次に、ペンチで矢印のワイヤーを引っ張ります(写真9)。このときワイヤーを引っ張りすぎるとブレーキが固くなりすぎるので、適度に調節してください。目安としては、(写真10)の時にブレーキが利いている状態です。
ちょうどいい引っ張り具合のところで、ナットを絞めてワイヤーを固定して完了です!
いかがでしょうか。「文が長いし難しそう…」と感じる方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、やってみれば意外と簡単なものです!ぜひやってみてください!
オイルがない方も「①タイヤの空気入れ」だけは是非ともして頂きたいと思います。
日々整備をされていない場合、驚くほどこぎ味に変化があるはずです!
ここでご紹介した整備はごく初歩的なもので、他にもいじれる箇所はたくさんあります。また、特別な機器などを使用しないでできる整備なので、もっと正確で細かい調整方法も多いです。これを機に整備に興味を持たれた方は、そちらも調べてみてください。
きっとさらなる楽しみが待っているでしょう!
<夜間の走行時は必ず前照灯の灯火を!>
そして最後に、自転車のライトについてお話させてください。
夜間の走行には前照灯の灯火が義務付けられていますが、まだまだ徹底されているとは言えない状況です。
自転車のライトは基本的に光が弱く、明るい道であれば自分が無灯火でも、自分からの見え方はさほど変わりません。しかし、相手からの見え方には雲泥の差があります。場合によっては、相手には全く「見えていない」こともあるのです。
相手に見えていないということは、当然のことながら非常に危険なことです。最悪の場合、車が突っ込んできたり、歩行者が飛び出して来たりします。
つまり、死亡事故の被害者にも加害者にもなる可能性が大きく上昇する訳です。
自分が死ぬ、または人を殺してしまうかもしれないリスクを考えたら、無灯火運転する気にはなりませんよね。
自転車の灯火はマナーではなく、“法律”です。法律を守って、楽しく安全な自転車生活を送りましょう!
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