食品業界

もうすぐバレンタイン!注目のチョコレートとは?/ネスレ

もうすぐバレンタイン。大学生になると、春休みに入っているので友達に渡す機会がないため、恋人のみに渡す人、自分のご褒美として買う人など様々でしょう。しかし、チョコレートブランドだけでも数えきれないほどあり、どれがいいのか分からない、、、

そんなあなたにぴったりの記事です!

今回は今話題のルビーチョコレートとネスレの新商品である、ボルカニックチョコレートについて「キットカット」のマーケティング担当の平田さんにお話を伺いました。

 

 

 

ルビーチョコレートとは
スイスのメーカーである、バリー・カレボーが開発した、第四のチョコレートと言われる新しいチョコレート。10年以上の期間をかけ、開発された。ピンク色をしているが、着色料や添加物は一切加えられていない。
※ルビーチョコレートは貴重であるため、製造過程などの詳細は他社には開示されていない。そのため、普通のカカオとの違いを明確にすることができない。

 

 

―本日はよろしくお願いします。

ルビーチョコレートについて

-ルビーチョコレートはルビーカカオから作られているとのことですが、普通のカカオ豆との違いは何ですか。

ルビーカカオも普通のカカオ豆も赤道から北緯、南緯20度前後で栽培されていることは同じです。しかし、ルビーカカオは赤みがかっていることに加えて、育つ場所、土壌の質など、2万もの条件を満たしたものでなければ作ることができません。このカカオを使うことによって天然のピンク色が出ることができます。

 

-多くの条件が整って初めてピンク色のチョコレートが作られるのですね。今までのチョコレートと比較して、ルビーチョコレートに味や舌ざわりの特徴はありますか。

味に関しては、ベリーのようなフルーティな味わいが特徴です。従来のいちご味やラズベリー味のチョコレートはそのフルーツパウダーや香料を加えますが、ルビーチョコレートは香料を一切加えなくても、フルーティで自然な酸味を味わうことができます。また、舌触りに関しては、カカオの種類と言うより、プロセスによって変化します。豆を砕き、ローラーですり潰す工程や、バター成分の配合によって変化します。ルビーチョコに関しては、製造にこだわっているので、なめらかで食べやすい舌触りになっています。

 

―貴重なルビーチョコレートを使った商品を開発しようと思ったきっかけは何ですか。

「キットカット」は日本のチョコレートの中でシェアNo.1のブランドとなっています。No.1ブランドとして、チョコレートを通じて、驚きや楽しさ、新しい体験を伝えていくことをミッションとしています。また、「キットカット」は日本で過去に350種類以上のフレーバーを発売してきました。消費者が「次のキットカットの新商品は何か」という期待を常に抱いていることを感じるので、その期待に応えたいという思いがあります。

 

ボルカニックチョコレートについて

ボルカニックチョコレートとは
火山島で育った、世界総生産量たった0.2%のカカオ豆から作られるチョコレート。
https://nestle.jp/brand/kit/chocolatory/volcanic/

 

 

―ボルカニックチョコレート3種類それぞれの特徴と産地について教えてください。

・バヌアツ

アーシー(earthy)な味わいで、カカオそのものの味を味わえます。ビターなフレーバーですが、その中に深みを感じることができるチョコレートです。

※アーシーとは、大地のような野性味あふれる香りや味わいを指す味覚表現(ネスレ日本HPより)

 

・パプアニューギニア

ビターでフルーティな味わいです。同じビターでも違う味わいが楽しめるチョコレートとなっています。

 

・フィリピン

スパイシーで、酸味も特徴的です。

どれも希少なカカオ豆からできていますが、3つのチョコレートの味の違いを楽しめると思います。

 

―バヌアツ、パプアニューギニア、フィリピンのカカオを選んだ理由は何ですか。

他にも候補はありましたが、この3か国が美味しく、特徴が明確で、消費者の方々に食べ比べができるという理由で選びました。

 

-カカオ豆の産地はどれくらいあるのですか。

赤道から20度前後であれば栽培することができますが、世界のシェアを見ると、コートジボワールとガーナだけで世界の約65パーセントを占めています。今回の商品の産地である3カ国だけのシェアを見ると1.5%しかありません。さらに、ボルカニックチョコレートとして使われるカカオ豆は厳しい条件をクリアした、たった10%です。この割合を計算すると、このカカオは世界で0.2%に満たさない割合でしか生産されていないことになります。

 

―とても貴重なカカオ豆で作られたチョコレートなのですね。そんな貴重な火山島で栽培されたカカオ豆を使おうと思った経緯は何ですか。

去年、ルビーチョコレートを販売しましたが、今年も、新しい商品を通じて、新しい喜びや楽しさを与えたいという思いがあったからです。また、「キットカット」は誰かを応援するなど、気持ちを伝えるブランドでもあります。ボルカニックチョコが持っているエネルギーが誰かを応援するというコンセプトにあっていると感じました。火山島は自然にあふれ、パワースポットのようにも感じ、「前向きになりたい」という消費者の気持ちを考慮した商品です。

 

その他

―先ほど、350種類以上のフレーバーを出しているとおっしゃっていましたが、新商品のアイディアはどのように生まれるのですか。

トレンドや季節感を考えて開発するのはもちろん、開発者の好きなものをヒントに開発もしています。専門店「キットカット ショコラトリー」で販売されている人気商品「モレゾン」は私が好きなマンディアン(チョコレートの上にナッツやドライフルーツが乗ったもの)をヒントに生まれたものです。

 

―そのような経緯から珍しい味も生まれるのですね。

そうですね。例えば、温泉に行くと、お土産の種類が少なく、温泉饅頭を買う人がほとんどです。せっかく旅行に行ったのだから、何かアイコンになるものが欲しいという考えから、温泉饅頭味が生まれました。また、ご当地キットカットについては、夕張メロン味が最初に誕生しました。はじめは地域活性化のためだったのですが、お客様からの反応が良く、各地域オリジナルのフレーバーが生まれました。

 

―開発から商品に至るまでにどのくらいの期間がかかるのですか。

約9か月から12か月ほどかかります。フレーバーによっては、原料調達などの関係から期間は多少前後します。クリスマスなどのイベントに合わせたパッケージを変更するだけであれば、9か月ほどで商品として販売します。

 

―キットカット ショコラトリ―だからこそのこだわりは何ですか。

普通の「キットカット」との値段がかなり異なるので、素材そのものにこだわっています。旗艦商品の「サブリム」シリーズでは、クーベルチュールを使用しています。ただ値段が高いチョコレートではなく、良い商品を身近で、人と人を繋ぐことができるチョコレートとして販売しています。

 

―キットカットの魅力は何ですか。

「キットカット」の最大の魅力は、ウエハースのサクサク食感です。チョコレート自体も美味しいですが、それだけだと重くなったり、甘くなったりします。ウエハースがあることによって食感が軽くなり、チョコレートも楽しむことができます。これが皆さんに好かれている理由だと思います。

また、受験キャンペーンを中心にお守りや気持ちを伝える要素があるというのも魅力の一つです。他のメーカーのチョコレートももちろん美味しいですが、味だけでなく、気持ちを伝えられるという点が「キットカット」ならではだと思います。

 

―最後に学生にメッセージをお願いします。

学生は勉強も大事ですが、恋愛は人生で一番学ぶことができるものだと思うので、ぜひ、全力で恋愛をしてください。その時に「キットカット」を選んでいただけると嬉しいです。また、友人とでも、家族とでも、沢山の方に「キットカット」を楽しんでいただきたいと思います。

 

―ありがとうございました。

 

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gakuseikichi

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