食品業界

【キューピー株式会社】10年に3回異動⁉︎/就活のポイントや大学生の間にしておくべきことも!

こんにちは、今日の記事は過去のインタビュー記事のリライトです。2017年に公開されたキューピー株式会社のインタビュー記事です。

みなさんもちろんこのキユーピー人形を見たことありますよね?

このマヨネーズも誰もが食べたことがあるのではないでしょうか!

そんなよく知られているキユーピーですが、マヨネーズだけではなく、化粧水も作っているんです。

知っていましたか?

 

このようにキユーピーという名前は知っていても、何をしているのか、どのような会社なのかは知らないのではないでしょうか。

というわけで、そのような知らない部分をなくすために、今回はキューピー広報部の菅原さんにお話をお聞きしました!

 

キユーピーで働くことをきめたきっかけ

まずは、キユーピーで働こうと思ったきっかけを教えてください。

菅原:私は2007年入社です。大学院で油の研究をしていて、就活の時には自分がもともと興味を持っていた食品業界に絞って企業を探していました。材料を仕入れる仕事も考えましたが、手を動かすのが好きだったので、やはり食品を作る側になりたいと漠然と考えていました。そんな中でキユーピーを選んだ一番の理由は、話を聞いていて自分の感性と合ってそうだと思ったからです。会社の人とうまくやっていけるかはとても大事です。会社の人と話すうちにこの人と仕事をしてみたいと思えた人にキユーピーで出会えたんです。

 

仕事をしたいと思える人と出会えたとおっしゃっていましたが、それはどのような出会いだったんですか?

菅原:その人は私の出身大学のOBの方でした。最初にお話をした時に、キユーピーのことを「地味だけど、まじめな会社です」とだけおっしゃったんです。まず会社の業績ややっていることをはなすのではなく、その言葉が出てくるところに人間臭さが表れていると感じ、自分らしく仕事ができるのではないかと思いました。また、その方だけではなくて人事の人も挨拶やしぐさがきちんとしていた印象があり、そしてこれは不思議なのですがキユーピーという会社の面接を受けている周りの人も自分と似たような雰囲気の人が多かった気がします。

 

キユーピーでの働き方

—「地味だけどまじめな会社」という言葉は一言で会社を表すことができていて、分かりやすいですね。次にお仕事について聞いていきたいのですが、やっていて大変なことはありますか?

菅原:開発の仕事は締め切りがあるものが多く、求められている速さや緊急度がテーマによって異なり、自由度があまりないものも多いです。決められたことをきちんとやるという基本ができていないとその先の工夫はできません。また、体力的にももっとやれたのに、時間がないと思うこともありました。一方で、自由度のある仕事も違う意味で大変ですね。これは広報の部署で経験しているのですが、企画の仕事はどこまで突き詰めるかがある意味勝負です。これくらいでいいかなと妥協すると相手にもそれが伝わるんです。「前までと新しさがないね」と言われてしまうこともあります。

 

—ではそれを踏まえて仕事で気をつけていることは何ですか?

菅原:みんなで共有して進めた方がよりよいものができることが多いということを意識してやっています。私は今、商品や会社の出来事をメディアに伝えるニュースリリースの作成をすることが多いのですが、自分が書いた原稿をチームの人に見てもらうと、いまいち伝わらないことがあるんです。その時はチームメンバーに意見を聞いてそれを取り入れています。またそうやって切磋琢磨していくことは自分にも組織にもいいことですよね。そういう人が集まってくると強いチーム、強い会社になっていくんです。また、広報の仕事を通しては、立場立場で仕事をしている人たちがどんな気持ちでやっているのか、をよく聞いて回るようにすることは意識しています。

 

異動が多いことのメリットってなに?

—10年間で開発から人事、人事から広報へと異動したとお聞きしましたが、仕事の内容が関連していないようなところに異動するんですね。

菅原:最初の部署には2年半しかいなくて、異動した時は結構早いなって思いましたね(笑)。でも、どの仕事をやっていてもいろんな方と接することができるので異動をするのは悪くないと私は思います。私の場合は自分で希望して異動したわけではありませんが「それに見合う形でやり切った」ということを感じてきたら自然と会社から次の部署が用意されているような気がするんです。異動の希望を自分で申告するシステムも制度としてはありますが、誰でも希望がかなうわけではなく、実力が伴っている人が自分の希望を叶えていることが多いですね。

 

—その人が自然とスキルアップできるように異動というシステムがあるのですね。では、異動のいいところはどのようなところですか?

菅原:自分のやっている仕事が世の中にどう貢献しているのかを立場を変えてより考えられるようになってくるところだと思います。例えば、会社としては新商品を減らそうという動きをしているんです。それはなぜなのか、またそういうことで世の中はどのように変わっていくのかなど。研究の仕事だけではわからなかったことが人事や広報の仕事を通じて幅が広がったと思いますし、入社してから10年たちますが、他の仕事もいろいろやりたいと思いますね。そして、仕事を通じて世の中に役立っているんだと言い切れるようになりたいと考えるようになりました。

 

楽業偕悦

—会社の理念が「楽業偕悦」であるとお聞きしたのですが、どういった意味なのでしょうか?

菅原:はい。その意味は「仕事を楽しんで、喜びをみんなで分かち合う」というものです。楽しむためには厳しいことを乗り越えたという自負も必要ですし、みんなでやったと思えることではじめてそういう思いになります。単に楽しむだけでなく、厳しさを自分にも相手にもって接することができる人の集まりでいたいという意味だと考えています。

 

—仕事を楽しむために心がけていることや、これをやっているから仕事が楽しめているという事はありますか?

菅原:仕事の制限時間を設定することですね。私は育児や自分のやりたいスポーツをするためにというのもあるのですが、これをやり切る、ということを意識してやっています。決められた時間内にやろうとすることで区切りをつけることができるようになりますし、それが楽しむポイントだと思います。次に回していくというサイクルを作ると速度が速くなって、結果としていいものができるんです。

 

—菅原さんは自分が就活をしている時に、気をつけていたことはありましたか?

菅原:工場を実際に見に行った時、そこで会った人や周りのオフィスの雰囲気を見て就活をしようと心がけていました。また、メーカーの顔は商品です。だから、商品を試すのはもちろん、売り場でどのように売られているのか、また新商品だけでなく、なくなっていく終売品などをチェックしていました。どのような商品やサービスが成功なのか失敗なのかはなどを自分で考えてみたりしました

 

—この会社を受けるにあたって、大学在学中にしておいた方がいいことは何ですか?

菅原:自分がやりたいと思っていることを突き進んでやってほしいです。なぜなら、一生懸命できる力は鍛えていくことが必要だからです。そのためには、部活でもなんでもいいのでやり切ることが大事だと思います。1つでも2つでもいいのですが、貪欲に多くしてほしいです。いろいろなことに挑戦してみて、これはこうだったと自分なりに語っておけるようにしておくと、後々の自分にとって財産になるでしょう。ただやってみたというだけではなく、やり切ったという部分を増やすことが重要です。

 

—「やりきる」ということが大事なのですね。菅原さん、本日はありがとうございました!

 

 

今回取材をしてくださったキユーピーの公式サイトはこちら
キユーピー企業サイト
キユーピー商品サイト

 

 

<編集後記>

今回お話を聞いて、今まで抱いていた働くことのイメージが崩れました。私は、1回入社したら最初の部署でずっと仕事をしなければならないと思っていましたが、そうではなく、様々な部署をめぐり、それぞれの仕事をすることができる会社もあると知りました。1つの部署でその仕事を極めるのもいいと思いますが、様々な部署で仕事をすることで得られるスキルは自分にとってすごくためになるのではないかと思います。これからの働きを考えるうえでとても参考になりました。

菅原さん、貴重なお話をありがとうございました。

 

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