How To 学生生活

情報を制する者は世界を制す!図書館のフル活用法①

突然ですが、ガクセイ基地の読者のみなさんは図書館をどのくらい活用していますか?

私は以前何かについて調べる時、
インターネット検索だけで解決していました。
でもそれはすでに知っている検索ワードで調べたもので、情報の幅がとても狭いです。

ある意味、「誰が調べても同じ」情報しかでないということです。
それで困らない場合もありますが、大学生が頭を抱える論文、レポート、そして将来のことを決める時「誰が調べても同じ」情報だけだと不安になりますよね?
図書館は本、雑誌、新聞、専門的なデータベース、ガイドブック、ドキュメンタリーDVDなどあらゆる情報源が使える場所です。
図書館で「好きな本だけを借りて読む」のはとてももったいないのです!

ここでは大学生が最大限に図書館を活用するためのテクニックを紹介します!

目次
・大学生にとっての図書館を使うメリット~図書館の見方が変わる!~
・本のラベルに載っているNDC分類番号の仕組みを理解しよう!

 

図書館のメリット~図書館の見方が変わる!~

私たち大学生にとって、図書館には大きなメリットが2つあります!

最大のメリットは具体的な「検索ワード」が必要ないことです。
自分の調べたいことが曖昧でも調べられるのです。

図書館の本棚を見て回るだけでも情報が自然と視界に入り、「求めてると自覚している情報」だけでなく「求めていると自覚していない情報」にも触れられるのです。
そういった意味では、図書館とは「歩き回れるインターネット」に例えられます。
実体のある情報資料の中で模索しながら考えることができるのです。
便利さには負けていますが、情報の多様性と信頼性という点では、インターネットより図書館のほうが優れています。

もう一つの利点は作業に無関係な「ネット断ち」ができることです。

最近の大学生は常にネットに接続しています。どこにいても、何をしても、最新情報が届いて、SNS、動画などの誘惑につい負けてしまいますよね?
そこで図書館を作業場所にすることをお勧めします。スマートフォン、タブレットをロッカーに預けて作業の間は忘れましょう。

「でも調べるのにインターネットがないと何もできない」と思いましたか?
図書館の本で調べられないことがあっても、インターネットやデータベースに接続できる端末を借りることができます。使用時間に制限が設けられているので集中して作業できます

STEP1:NDC分類番号の仕組みを理解しよう!

図書館の本は、
「日本十進分類法=Nippon Decimal Classification(以下NDC)」により分野別で並べられています。
このNDC分類番号を意識すると本探しが驚くほど楽になるのです。
もちろん、「キーワード検索」のようにピンポイントで欲しい情報は探し出せませんが、同じ分類の本にはたくさん出会えます。ではNDCの仕組みを説明をします。

図書館の背表紙には文字や数字が載っているラベルが貼られていますが、これを「請求記号」と呼びます。
請求記号には、「015・2」や「329」などの「NDC分類番号」があります。本はこうして「ジャンル」や「テーマ」に沿って並べられています。

まずNDCの番号は「一番左の番号」だけを見る。
例えば「015・2」「329」の場合、その本は「0類の本」「3類の本」ということになります。

一番左の数字は0~9の10桁しかないので、図書館の全ての本、どんなにマニアックな本でも、10分類のいずれかに含まれるようになっています。

10分類と各分類を少し紹介します:

0類 総記 百科事典、図書館学など
1 哲学 哲学、心理学、宗教など
2 歴史 日本史、世界史、地理など
3 社会科学 法律、経済、教育など
4 自然科学 数学、宇宙科学、医学など
5 技術 工業、機械、製造、料理などの「家政」も含む
6 産業 農業、商業、輸入など
7 芸術 絵画、写真、音楽、スポーツなど(趣味の本と思えばOK)
8 言語 日本語、外国語(中国語、英語など)
9 文学 小説、エッセイ、詩などの文芸作品(貸し出しが一番多い)

図書館内案内図、蔵書検索機(OPAC)に出てくるデータもこの「分類番号」を示してるのです!

次にもっと細かい分類を説明しますが、仕組みは似ています。

分類番号「213.6」なら
200:歴史(「0」は「なんでもあり」の意味で使われる)
210:(歴史→日本史→なんでも)
213:(歴史→日本史→関東地方)
213.6:(歴史→日本史→関東地方→東京都)

ついでに言えば、213.6の数字は一つ一つ独立した意味を持つので“ニイチサン テン ロク”と読みます。

ここですべての学生さんにオススメするのは自分の勉強する分野のNDC分類番号3桁を覚えておくことです。

こうすることで、どの図書館に行っても、簡単に読みたい本が見つけられます

たとえば私は「建築意匠・装飾」に興味があり勉強しているので「529」を頭に入れています。

ぜひみなさんも自分の分野のNDC分類番号を調べてみてください!

図書館のフル活用法①~まとめ~
・図書館(情報)の中で考えることで思いつかなかったことも視野に入れる
・図書館は大学生の天敵、「無関係なネット」を断つ環境
・NDCの仕組みを理解することで、自分の勉強する分野の本にもっと出合う

 

文献リスト:
『町の図書館でしらべる』編集委員会『町の図書館でしらべる』(柏書房、2002)
奥野宣之『図書館「超」活用術』(朝日新聞出版、2016)
高田高史『図書館が教えてくれた発想法』(柏書房、2007)
寺尾隆『図書館徹底活用術』(洋泉社、2017)

 

図書館のフル活用法②では

もっと図書館を活用できるテクニックを紹介するよ!

 

 

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gakuseikichi

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