お待たせしました!ガクセイ基地の読者のみなさん、
こちらの記事は「図書館のフル活用法」第2弾になります!
前回の記事「情報を制するものは世界を制す!図書館のフル活用法①」では
・STEP1:本のラベルに載っているNDC分類番号の仕組みを理解しよう!
といった内容で、みなさんに「図書館」がどんなに大学生にとって使う価値のあるものかただ私がひたすら必死に説得する記事でしたが・・・
今回は!
図書館の「フル」活用につながる、
実際にみなさんが図書館で実践できるようなことを紹介していきます!
・STEP3:「できるだけたくさん読んで、できるだけ使わない」
・STEP4:図書館と書店を使い分ける!
・STEP5:レファレンスサービス!Reference Service!とにかくみんなに「レファレンスサービス」を知って使ってもらいたい!!!
目次
STEP2:OPAC(検索コーナー)だけで本を探すな!
多くの図書館利用者はOPAC(Online Public Access Catalog =オンライン蔵書目録)で特定のの本を探します。
ですがこれはインターネット検索と同じになってしまいます。
ここで見てほしいのは使えそうな本のNDC分類番号です。
例えとして「朝食」について調べたい場合
① OPACで「朝食」を検索
② 使えそうな本発見→『みんなの朝食日記』・・・596
③ 本棚に行って「596:食品、料理」の本を見てみる
④ 596の本を見ていたら『美味しい発酵食品生活』という本を発見→「発酵食品か…たしかに納豆、ヨーグルトはよく朝食で食べるな…」
⑤ OPACで「発酵食品」を検索
⑥ 使えそうな本を発見→『魚の発酵食品』・・・667
⑦ 本棚に行って「667:水産製造、水産食品」の本を見てみる
といった流れです。
ここでインターネット検索と違うのは、同じジャンルのものを目にした時、次に何をに調べたいかを自分で決めることです。上の例では「発酵食品」というワードをピックアップしましたが、これは人によっては「バナナダイエット」「朝ジュース」「肉料理」「健康にいい調理法」などと調べを進める方向がガラッと変わります。
調べたいNDC分類番号の本棚を見て「思いつかなかったキーワード」を探す。
STEP3:「できるだけたくさん読んで、できるだけ使わない」
大学生がやりがちなのが、レポートなど参考資料にする本の選ぶ際、インターネットで関連しそうな書籍を2、3冊選んで購入してしまうことです。
ここでみんなに気づいて欲しいのが、2、3冊では情報がまだ偏りがちであることです。何かについて、幅広く調べるときは出来るだけ多くの資料に触れることが大事です。自分のお金を使って、本を買うと「ちゃんと読まなければ!」と感じてしまい、読んだ本を鵜呑みにしてしまうのです。そのあと「せっかく読んだから!」となり、読んだ内容を全て入れたいあまりに、レポートの内容が曖昧になってしまうこともあります。
ですが、図書館の中では一度に何冊読んでも大丈夫。しかも無料で。なので気軽に満遍なく調べ物ができます。使えそうな本は全部パラパラーっと飛ばし読みすればいいのです。そこからまたあとでしっかり読む本を選び出していけば、抜けがないようにリサーチを進められます。
STEP4:図書館と書店を使い分ける
「図書館に行かなくても、本屋さんに行けばいいじゃん!」という人がいますが、この2つは本の並びから、存在の意味まで全く異なります。よってどちらかをどちらかで代用するのはあまり効率良くないです。書店は、お客さんが本を購入するための場所なので、常に新しいものが入り、人気なものは何百冊もあり、もう売れないものは置きません。購入しやすいように、本は大体出版社ごとに並べられます。それに比べて図書館は出来るだけ本を残そうとしているので、本の種類に関しては書店とは比べられないほどあることになります。
図書館と書店、それぞれの特徴に合わせて使い分けた方がいいと思いませんか?
図書館の本は参照や調査に
STEP2、3でも説明しましたが、図書館では周りに気にせずいろんな本に触れてください!本は使われるために置かれています。ざっとみることで考えもしなかったアイデアが浮かんで、すぐにそのアイデアに対応できるのは図書館です。
書店で買う本は通読や熟読に
「買った本が結局面白くなかった。」
「1回読んでからずっと棚に眠りっぱなし。」
みなさんもこのような状況になったことがあるのではないでしょうか?
自分の部屋の本棚と立ち向かったとき、どれも「これまた読みたいな、これ友達に紹介したいな」といった本が並んでいた方が嬉しいですよね?
それが、できるんです。図書館を使えば。
「何か本を読みたいな」と思ったとき、書店には向かわず図書館に行くことをおすすめします。色々見て、「これ読みたい!」と思ったら借りて、読んでみてください。そこで、「熟読したい」と判断したら本を返却し、書店で購入します。貸し出し期間内に「ちゃんと読みたい」と思わなかったら、その本とは縁がなかったと思えばいいのです。また、「以前借りた本をまた読みたいな」と思ったらすぐに書店で買います。これを繰り返すうちに、あなたの本棚は徐々に「好きな本だけ」が並ぶことになります!
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