こんにちは!ガクセイ基地です🍉
夏休みも多くの人が始まって、学校がないため家でダラダラ…。今年の夏は特に暑いし家から出るのも億劫。なんて人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、この夏おすすめしたいエッセイ本を3冊紹介したいと思います!
目次
赤と青のガウン ー彬子女王ー
内容☆留学体験記 ボリューム☆ゆっくり読んでも1週間 読みやすさ☆読みやすい おすすめな人☆留学をしていた、もしくはする予定の人・海外生活に興味がある人 |
最初の一冊は彬子女王著の「赤と青のガウン」
こちらは今年の4月に刊行されたばかりの新書で、女性皇族で唯一海外の大学で博士号を取得された彬子女王の5年間に及ぶオックスフォード大学留学記です。
私自身現在カナダでワーホリ中なこともあり、彬子女王がご体験されたことに共感しながらも、皇族ならではの貴重なご経験についても知ることができ、とても面白かったです。
また、彬子女王が紡がれる一つ一つのお言葉が大変綺麗で美しく、こんな品のある文章がかけるようになりたいとうっとりしてしまいました。
本の後半で書かれていた父上の寬仁親王について書かれている章では、思わず涙が出てしまうほどの父娘間の愛情を感じ暖かい気持ちになりました。
皇族の方の視点で書かれたエッセイは、新たな発見もありましたし、「日本」という国を考え直すきっかけにもなりました。
時間のある方はぜひ、読んでみてください。
国籍と遺書、兄への手紙:ルーツをめぐる旅の先に ー安田菜津紀さんー
内容☆著者のルーツをめぐる旅の記録 ボリューム☆1週間くらい 読みやすさ☆やや難 日韓関係の歴史的背景がやや必要 おすすめな人☆日韓問題・移民問題に興味がある人 |
2冊目は安田菜津紀さん著の「国籍と遺書、兄への手紙:ルーツをめぐる旅の先に」
タイトルに加えてサブタイトルに、「〜なぜ父は出自を語らなかったのか〜」とあります。
在日朝鮮人2世だった安田さんの父親が、なぜ自分の出自を語らなかったのか。兄はなぜ自分で命をたったのか。
父親が亡くなった数年後に、自分は日本と韓国のハーフであったことを知った安田さんは、自分のルーツ、そして「父親がルーツを隠さなくては行けなかった理由」を探しに行きます。
自分自身の大学の先輩でもあり、現在幅広くフォトジャーナリストとして活動されている安田さんの著書は私にとって今の日本社会を改めて考えさせられる大切な本になりました。
自分のルーツ、生まれ、肌の色、歴史
それらがどう社会に働いているのか、自分は他人のルーツをどう受け入れるのか
そんなクエスチョンをたくさん投げかけてくれた本でした。
表参道のセレブ犬とかバーニャ要塞の野良犬 ー若林正恭さんー
内容☆旅行記 ボリューム☆2、3日で読める 読みやすさ☆読みやすい おすすめな人☆俗世に疲れた人・新しい世界を見たい人 |
3冊目はオードリーの若林正恭さんによる旅行記、表参道のセレブ犬とかバーニャ要塞の野良犬です。さすが芸人さん、言葉選びが面白くてくすくす笑いながら読める素敵なエッセイです。
私がエッセイがなぜ好きかというとカッコつけずにその人自身の言葉で綴られている文章を読めるからです。
誰かが偉そうにカッコつけて「教訓」みたいな感じで紡ぐ文章はなんだか人間味が感じられなくて全然面白く思えない。
若林さんのこのエッセイは彼の超正直な感想を中心に、人生について色々考えさせられる深い作品でした。
例えばキューバの野良犬をみての感想で、
「東京で見る、しっかりとリードにつながれた、毛がホワホワの、サングラスとファーで自分をごまかしているようなブスの飼い主に、甘えて尻尾を振っているような犬よりよっぽど可愛く見えた」
と書かれていました笑 まさにこれが本のタイトルの意味なのですが笑
これだけ正直に書いてあると、読むのが本当に気持ちいい。「わかる〜!!笑」と何度も共感したくなる素敵なエッセイでした♡
さて、今回は3冊私のおすすめのエッセイを紹介しましたがいかがでしたか?私は昔から本好きでしたが、年齢を重ねるにつれて好きな本とか面白いと思う本が変わってきて、なんだか成長を感じます笑
まだまだ暑い夏、素敵な本を読んで乗り切りましょ〜!📕
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