今すぐ働けて・今すぐお金がもらえる サービス。
スキマ時間を使って、飲食店やオフィスなどでスキルや経験を活かせる タイミー というアプリを知っていますか?(ダウンロードはコチラ!)
このサービスを運営するのは株式会社 Taimee
なんと、社長は現役の大学3年生!創業者である彼は普段、どんなことを考えているのでしょうか?
インタビューさせていただきました!
立教大学3年(中→高→大、内部進学という生粋の立教ボーイ!)
趣味 : サッカーなどの運動とジム通い、3歳から始めた将棋
目次
起業~サービス稼働~現在まで
―本日はよろしくお願いします!
まずはタイミーのサービス内容から教えてください!
今年の8月から始めたサービスで、コンセプトは「すぐに働けて、すぐにお金がもらえる」
応募面接は一切なく、時間と場所を指定して、ボタン1つで必ず働けるサービスです。さらに、その日に報酬を得られます。業種も飲食店、イベントスタッフ、オフィスワークなど幅広いです。
(実際の画面。働く場所と時間が一目でわかる)
タイミーは「信用経済」の仕組みで、面接応募も履歴書も要らずに働ける。その代わり、過去のデータや履歴から信用度を測り、お店と働く人の両方にメリットがあるようになっています。
―最初に起業を志したきっかけは何でしたか?
KBC ※ という慶應のビジコンで優勝したことですね。
逆に、優勝しなければ今の自分は居なかったと思うくらい。さらに賞金(100万円!)で、シリコンバレーに行ったのも大きな刺激でした。
※2ヶ月間でアイデアを考え、具体化。 実際に社会に出し、その反応までプレゼンする超実践的なビジネスコンテスト
―ビジネスコンテスト優勝はスゴイです…!
それでは、現在のタイミーのサービスを思いついたきっかけは?
高校卒業直後から始めたアルバイトですね。日雇いのイベントスタッフなど、面接がめんどくさい割に受からない。そのうえ、向こうの都合に合わせた時間しか働けない。「もっと気軽に働きたい」と思っていたんです。
……応募って謎じゃないですか?どうせ人手不足で応募は少ないのに(笑)
―たしかに面接行くのは面倒… その体験がベースなのですね。
それに、タイミーを立ち上げる前、似たサービスを使ってみたんです。
応募したのは17:00〜のコンビニバイト。13:00に応募したのですが、16:00まで一切連絡無し。ダメだったとあきらめ、別の予定を入れました。しかし、その後に「働いて欲しい」との連絡。「いやいや、おかしいでしょ!!」と思いましたね。
より確実性を上げるために、応募ボタンならぬ「必ず働けるボタン」があれば前々から準備でき、働きたい人とお店の両方に良いのでは?と考えました。
―事業の拡大には資金調達が不可欠ですよね。実際にどんなプロセスでしたか?
初めて資金調達を目指したのが、以前起業したファッション関係の会社のとき。30社ほど訪問したのですが、全てダメでした。なので今回は「サービスが上手くいってから調達を進めよう」と決めていたんです。
サービスを作り込んでいると、たまたまプレゼンする機会をいただき、相手の方から「存在する市場で、人手不足の解消には良いサービスだよね。」と共感していただけました。そこから上手くいって、2回資金調達して、今年の4月と8月に併せて5600万円ほど。以前の経験が役立って、今回はあまり苦労がなかった気がします。
―アイデアの価値が高かったのですね!これからに向け、どんな考えを持っていますか?
現在も新たな資金調達の最中ですが、今回は額を増やすつもりなので、プレゼンを作り込んでいます。
まずは、東京23区全域にサービスを広めたいので、営業やエンジニアを雇ったり、チームを編成したり組織を固めていきます。ほかにも、予算獲得戦略を考えて…というところですね。
大学生としての小川さんとは?
―創業者としてバリバリ活躍されていますが、休学とか中退を考えましたか?
もちろん、かなり考えました…でも親が教師で厳しいので「ちゃんと卒業しなさい」と言われます(笑)
個人的にも卒業はするべきだと思います。
卒業すれば、海外の大学院へ進学ができます。以前シリコンバレーに行ったとき、学生が真面目で、勉強への意識の違いに刺激を受けたんです。めちゃくちゃ勉強するし、学費は自分で出す。そういう異なる環境に1度は身を置きたい。だから選択肢を狭めないためにも、学部は卒業するつもりです。
(卒業に対する考え方が予想のナナメ上だった)
―大学3年の秋ですが、就活する考えは?
もうタイミーに専念することを決めました。
自分は楽観主義で、「何事もなるようになる」というマインドなんです。リスクばかり考えたら、何も踏み出せないので、その性格は起業に向いているのかなと思います。
―起業する前はどんなことをされていましたか?
長期のインターンをしてました。最初は高3。
パソコンが無かったので、まず買えって言われて(笑)購入したあと、その企業のSNSアカウントを作り、フォロワー増やしから始めました。主催イベントを開いたり、集客マーケティングを行ったり。3ヶ月間無給だったのが辛かったですけど…
ほかにも、1日8時間ずっと電話をかけ続けるような法人営業をやってた時期もあります。
起業家の小川さんが注目!
イケてるサービス
―現在の小川さんが尊敬する人は誰でしょうか?
ファッション系通販サイトのBUYMA(バイマ)を運営する、株式会社エニグモ社長の 須田将啓さん ですね。会ったとき、心から「この人やベぇ!」と思いました。
日本初、世界初のプロダクトしか作らないというポリシーに、真似なんてダサいというプライド。
「世に新しい価値を生み出したい」と笑顔で語る姿が素敵です。
ほかにも尊敬する人は起業家が多いとのこと
―最近、イケてると思うサービスは? タイミー以外でお願いします(笑)
やっぱり、バイマですね。バイマ自体はパーソナルショッパー(出品者)という海外在住の日本人が現地のファッション商品を出品できるサービスです。
さらに 「バイマトラベル」 がスゴい。
海外在住の日本人がオススメの旅行パッケージを提供してくれるんです。とても世界観が綺麗なサービスじゃないですか?
もう一つが、 PoliPoli (ポリポリ)
19歳の起業家による 政治×ブロックチェーン のサービスです。
政治家とコミュニケーションが取れるアプリで、先日の沖縄県知事選挙で候補が使用したんですよね。コミュニティ内で正しい意見を述べると、ブロックチェーンの通貨(トークン)がもらえ、今後それを換金できるシステムを構築しているそうです。
19歳が「政治」と「学生」をカジュアルなアプリでコミュニティ化して、中高年の政治家と学生の境目をなくしたのがスゴい。それで若者の投票率が上がれば、現在の高齢者優遇の政策が変わる可能性だってありますよね。
同じ大学生へのエール!
―全体に向けたメッセージ、お願いします!
長期インターンをしましょう! スタートアップ・メガベンチャー含め、6社ぐらい経験して、実際に起業した身ですが、より多くの「ケーススタディ」をするべきです。
どうして会社は成り立っているのか?なぜユーザーは使ってくれるのか?学業では学べないことを実体験すれば、自分の考える幅が広がります。
経験を積むためにも、早いうちからアクティブに動くべきだと思います!
―最後に、起業を志す学生へアドバイス!
「社会ってこうあるべきだよね」という目的意識から起業してほしいです。カッコつけるためではなく、5年ぐらい続けるような覚悟が必要。
まずはインターンなどでノウハウを蓄積しつつ、周囲を見渡して世の中こうなったらいいのに!と想像してみる。歩くことも、景色や街中からアイデアを浮かべるトレーニングになります。例えば、同じ景色を見ても、僕と(ZOZOの)前澤さんでは考えることが違いますよね? それは、いままでの経験・発想のトレーニング成果だと思うので、日々続けることが重要になってくるのではないでしょうか。
―小川さん、ありがとうございました!
①株式会社 Taimee 創業者の小川嶺さんは大学生3年生
②タイミーは「すぐに働けて、すぐにお金がもらえる」サービス。
③学部は卒業しておくべき、海外の大学院へ進学できるから。
④最近イケてるサービスはバイモトラベルとPoliPoli
⑤より早い時期から、インターンでケーススタディを学ぶべき。
【株式会社タイミー 会社概要】
会社名:株式会社タイミー
設立日:2017年8月
代表者:小川 嶺
連絡先:050-3188-0449 / info@taimee.co.jp
ホームページ:https://taimee.co.jp/
企業様専用ページ:https://taimee.co.jp/business/
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