How To 学生生活

留学するなら気を付けたい!うつ病

皆さん、こんにちは。日本の秋も終わりに近づいている頃だと思いますが、いかがお過ごしですか。

 

今回はヨーロッパ、特に寒さが厳しく日照時間の短い国への留学を既にしている・検討中であるなら、本格的な冬が始まる前に知っておくと良いことをお伝えしようと思います!

 

 

 

 

Seasonal Depressionについて予備知識を持っておこう

先日ワルシャワで開催されたセミナーに参加した際(セミナーについての記事はこちらから)他の留学生と、今後の長い冬の間の生活についての話をしました。

 

そこで話題に挙がったのが、気分が沈んだり、情緒不安定になったり、ホームシックになったりと、精神面の管理についてでした。

 

 

皆さんは“Seasonal Depression“という言葉を耳にしたことがありますか。日本語では「季節性うつ病」と呼ぶそうです。

 

他国の学生と話す時にも出てくる単語なので是非”Seasonal Depression”という言葉を覚えていると何かと便利だと思います。

 

 

 

怠惰とは違います

うつ病と言っても、身近にうつ病になっている・なった人や、自分自身にうつ病の経験がある人でないと想像がつきにくいかもしれません。

 

とても簡単に説明すると、なんとなく気分が落ち込んだりやる気がでなかったり、頭では分かっていてもしないといけないことが行動に移せなかったり、と心の状態が通常より不安定になりやすくなることです。

 

これはあくまで私なりに説明しただけなので、医学的な言葉については調べてみてくださいね!

 

「それって単になまけているだけじゃん」と思われてしまうかもしれませんが、違います。

 

 

私はポーランドへ来て最初の冬を迎えた時、上記のような精神状態に陥り、当時は「自分はなんて情けない人間になってしまったんだ」と思っていました。

 

今思えば、おそらく季節性うつ病の入り口にいたのだと思います。

 

残念ながらそういった症状に知識が全くない人に自分の経験を少し話した時、“It’s weird(それってちょっと変ね)”と言われた時は悲しかったです。

 

 

 

自分には関係ないって思ってない?

普段元気で、今まで一度もうつのような状態になったことがない人は、「私は大丈夫!」と思うかもしれません。

 

私自身もそのうちの一人で、健康には自信があったので何も調べずにポーランドへ来ました。

 

季節性うつ病は、日照時間が短い冬の間になることがほとんどです。

 

ポーランドへ来てから気づいたことは、日本は割と天候に恵まれていたということです。

 

ポーランドを始めとするヨーロッパの多くの国々は冬の寒さが厳しいだけではなく、緯度が日本より高い為、夏は日照時間が日本より長く、冬は反対に日本より断然短いです。

 

 

このことを知らず、季節性うつ病への対策も調べずに来た私は、11月の途中から2月の終わり頃まで、不安定な心の状態と闘うはめになりました。

 

 

 

私なりの対策

あえて私なりと書いたのは、読者さんの全員に同じ対策が効くわけではないからです。いくつかご紹介しておくので、1つでも合いそうなものは試してみてください!

 

① 友だちに予め伝えておく

留学先の友人でも、日本にいる友人でも良いので、季節性うつ病について不安であること、もし既にうつっぽい状態が出始めている場合には正直にその旨を伝えておくと良いと思います。

 

 

留学先の友人なら、気を配って外出に誘ってくれるかもしれませんし、日本にいる友人でも電話やメッセージのやり取りで励ましてもらうことができると思います。

 

もちろん家族に伝えておくのも良いと思います!でも「家族には心配をかけたくない」と思ってしまう学生もいることでしょう。

 

そんな時、話を聞いてもらえる、弱みを見せることができる友人がいるといないでは心の安定度に大きくるかもしれません。

 

 

② 用事がなくても1日に1回は外出するようにする

授業がある日はまだ良くとも、授業がなく他に予定も入れていない休日だと外出しないかもしれません。

 

そんな時部屋に籠っていてはますます気持ちが下がってしまうばかりです。

 

特別にお金を使うような予定を入れなくても良いので、近所を歩く、公園をブラブラしてみる(ヨーロッパには日本より沢山大きな公園があります)、ウィンドウショッピングに出てみるなど、何でも良いので、身体を少しでも動かす癖をつけておくと良いでしょう。

 

 

初めは「面倒くさいな」と思っていても、一旦出てみると「あ~、出てみて良かった」と思うことでしょう。

 

 

③ 暖かく日照時間の長い国への旅行を計画する

これは、予算の問題があるので、何度もすることは難しいかもしれませんが、出来そうなら試す価値大有りです!

 

皆さんご存知のように、ヨーロッパは立地的に近隣諸国へのアクセスが良く、電車、飛行機、バスなどが格安で出ています。更に学生なら学割が使える機関や施設も多いです。

 

ヨーロッパ周辺で比較的冬でも暖かいのは、マルタ、トルコ、ギリシャ、エジプト、モロッコなどなど、他国より緯度の低い国々です。

 

 

短期の旅行でもそれが気晴らしになって、留学先に戻ってからも気分のスイッチが上手く切り替えられるようになるかもしれません。

 

 

④ ビタミン剤を摂取する

ポーランド人とイギリス人の友人に対策を聞いたところ、ビタミンBDを摂取するようにすると良いと教えてくれました。この方法は実際に現地人(ポーランド人やイギリス人)も行っているそうです。

 

 

ビタミンが不足すると気分が落ち込む原因になるそうです。

 

私もこの冬からは意識してビタミンを摂取するようにしようと思います。ポーランドではスーパーなどでビタミン入り飲料をよく見かけます。他のヨーロッパの国々にもあるはずです!

 

飲料のみならず、錠剤を購入するのも手段の1つかもしれません。

 

どうしても日本製のビタミンが良い人は、出国前にお買い忘れのないよう!

 

 

⑤ 何か没頭できることをする・新たに見つける

趣味が留学先の環境でもできるのであれば、没頭するのも良いと思います。

 

もし、したいことが留学先の環境では難しい場合、新たに没頭できる何かを見つけてみてはどうでしょうか。

 

その場合、留学先でしかできないことであれば、その国の文化をより良く知る機会になったり、日本にも持ち帰ってちょっとした自慢話ができたりするかもしれません。

 

没頭している中で、新たに友人ができることも多いに有ると思います!

 

 

 

 

1度きりの人生

私が挙げた以外にも、留学先で気分が落ち込んだ際対処する方法はいくらでもあると思います!是非自分に合いそうなものを見つけて、できることならうつっぽい傾向が出る前から始めておくと良いでしょう!

 

個人的には、その時期は辛かったと言えど、季節性うつ病なるものを経験してみて良かったと思います。もちろんこのようなことは今の自分の精神状態が安定しているから言えることであって、当時はとにかく早く冬が終わってほしい気持ちでいっぱいでした。

 

 

ただ、この時期を経験したことで、人の見えない痛みが前より少しわかるようになった、つまり人間として成長できたと自負しています。

 

人生は1度きりなので、色々な感情を経験できて良かったのだとプラスに捉えるようにしました!

 

 

今現在既に冬が長く厳しい国へ留学している人は、是非本格的な冬に備えて、心の準備を!

 

これから留学をしようとしている人は到着前までに下調べとあらゆる準備をしっかりしておいてください!

 

もし既に精神的に参ってしまっていても、後に気分が落ち込んでしまっても、あまり自分を責めないでください。

 

皆さんの留学生活がより良いものになることを願っています!

 

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gakuseikichi

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