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ハウス食品で働くこととは?
―それでは、ハウス食品の社風について教えてください。
みんな家族のような暖かみがあって、社名通りですね。社風に合う人を採用しているのではないかと思います。
けれど「社員に甘い会社」というわけではなく、間違ったことに対しては厳しく接することもあります。全体的には、お客様に喜んでもらうために、一見無茶な課題にも一緒に取り組んでいくような社風だと感じますね。
―暖かみのある会社なのですね!萩原さんは、入社前と後で仕事への考え方に変化はありましたか?
正直、あまり変わってないです。新人研修の時に「君のような学生のノリは絶対通用しないからな。」と言われたことに反抗して、ずっと学生のノリを意識しています(笑)
もちろん仕事をするうえでルールは守りますが、「楽しくやろうよ!」という根本は変えていません。
お客様が楽しめる商品は、私たちが楽しくなければ作れるわけがないと思います。「あいつと一緒に仕事していると楽しい」と言ってもらえるとすごくうれしいし、そのために意識しています。
社会人になるからといって無理に気構えることなく、良さを生かしていくことも必要だと思います。
―この仕事についてから、職業病だなと感じるときはありますか?
買いものに行くと、カレー以外でも見つけた新商品をついつい買ってしまいます。
パッケージの表示やコピーを見て、感心して今後の参考にしたり、同業他社の方の苦労を勝手に想像したりしていますね。
―萩原さんはどんな大学生でしたか?詳しく教えてください!
ずっとバイトの生活でしたね。接客業が好きで掛け持ちして、コンビニチェーンで4年、フィットネスクラブ2年、家庭教師2年、清掃員1年、いろんなバイトにチャレンジしてました。
大学は教育学部で、教育環境学を学んでいました。学校の机の歴史とか、あまり思い出せないですが、人が育っていく過程を学ぶ科目だったと思います。
―教育学部出身なのですね!こういった企業では少数派のイメージなので、意外です!
学部はほとんど関係なく、就活で大事なのは個人の思いです。私が特殊なのかもしれないですが、学部なんて全く見ていません(笑)
たまに採用の面接官をしますが、そこで重要なのは人柄と第一印象です。
最初の10秒くらいの印象を確認していくのが採用面接だと思っています。面接1回10分で何かを引き出すよりも、「一緒に働きたい」と思わせるのがポイントですね。
入社してから、当時の面接官の人に「君の学部なんて見てなかった。」と言われたのも覚えています。
―萩原さんが考える職場で活躍する人物像を教えてください。
電話応対が丁寧な人は間違いなく仕事ができる人だと思っています。
というのも、相手の顔が見えないので、その人の仕事のスタンスが現れます。まずは電話応対を丁寧にすることから始めると、仕事で必要な要素がわかるのではないでしょうか。
相手に余計な手間をかけさせない、会話をスムーズにする、そのために言葉遣いやメモを工夫すると良いです。少しの対応でも相手に与える印象が変わり、その後の関係にも大きく影響しますね。
学生へのメッセージ
―まずは、メーカー志望の学生にメッセージをお願いします!
ゼロからモノを生み出し、今は世にない商品を形にできる喜びがメーカーならではの醍醐味だと思います。
特に食品メーカーはお客様との接点が多いので、その喜びが大きいと思います。モノでお客様によろこびを提供できるのが、よいところですね。
私もスーパーに行って、お客様がバーモントカレーを手に取っている場面に遭遇するととても嬉しいです。カレーの話題が耳に入っただけでも顔がほころんでしまいます。
就職活動では、やりたいことがないから多くの企業を受けると負のスパイラルだと思います。やる気は限られているのに、一日に数回面接なんてキツいですよね。
本気で面接を受けると1回でとても疲れると思いますが、そこは1社1社に本気で行くべきです。
本気で言ったら面接官にはすぐ伝わりますよ。情報を調べて、「私はこういうことをしたいんです!」と言えばイチコロです(笑)
志望理由などはびっしり埋めること、他社でも使える内容を書かないように!
―最後に大学生全体へのメッセージをお願いします!
勉強だけでなく、友人を作ることを大事にしてください。
学生時代の友人は一生ものですよ。自分で本を10冊読むよりも、本を10冊読んでいる人と友達になって良いところを学ぶのがいいと思いますね。もちろん、全て個人的な感想です(笑)
ですが、10年20年経っても連絡を取り合える友人はとても貴重です。いろんなことに挑戦して、いろんな場に顔を出したり、いろんな職種のバイトを経験したり、もっと出会いの機会を求めるといいのではないでしょうか。
-萩原さん、ありがとうございました!
【ロングセラー商品シリーズ】
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