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今すぐ課題に使える!現役英文学科直伝、大学生向け英語エッセイの書き方講座!

春休み前になると次第に増えてくるのがレポート課題。何百字も書くのが大変という方もいらっしゃるのではないかと思います。また、日本語でもレポートを書くのは大変なのに、「英語で」と指定がついて課題にされると「ああ、もう!!」ってなるのではないでしょうか。

今回は英文学科の授業でたくさん英語のエッセイを書いているライターが授業での学びも活かして大学生向けの英語エッセイの書き方を紹介していきたいと思います。

基本の5要素

エッセイは基本的に次の5つの要素で成り立ちます。

  • Introduction (導入部)
  • Body Paragraph 1 (本論1)
  • Body Paragraph 2 (本論2)
  • Body Paragraph 3 (本論3)
  • Conclusion (まとめ)

全体の構成としてまずチェックすべきはどこで自分の結論を述べておくのか、という点です。

英語と日本語のエッセイの決定的な違いの一つは最初から結論を述べるかどうかです。つまり日本語であれば「こうこうこういうことなので、私はこう思います」と語るところを、英語では「私はこう思います、なぜなら…」という形で書くのが基本です。例えば「I think that…」「I suppose that…」みたいな表現が用いられます。1と5には共通して一つの結論を持ってきましょう。結論が異なっていると読者に対して違和感を与えますし、エッセイとして成り立たなくなってしまいます。

導入部の構成

導入部は主に三つの要素で構成します。

  • Hook(フック:引付文)
  • Connecting information(補足情報)
  • Thesis statement(主張)

導入部の一番最初は読み手がぐっとその文章を読みたくなるような一言、Hookを入れます。「Do you want to be a vagetarian?」「What constitutes a desirable climate to live in?」など質問文から始めるのもおすすめです。二番目に補足情報を入れます。これは今から話すことについての概要的な文章で、ざっくりと現状について、一、二文で述べるのがベター。そして最後に主張を述べます。これは先ほど触れた通り、文章の最後、まとめ部分でも表現を変えて同じことを結論として述べることを意識してください。

本論の構成

本論はエッセイの題材によってはパラグラフが増えることもありますが、基本的には3つが丁度いいとされています。読み手によっても読みやすく、細かくなりすぎないからです。書き手にとっても書きやすい分量ですので、大学授業での課題くらいなら本論は3つにすることをおすすめします。

本論は以下の要素で構成されます。

  • Topic sentence
  • Supporting sentences
  • Concluding sentence

まず、そのパラグラフで何を述べるのかトピックセンテンスで述べます。次にサポーティングセンテンスで複数の情報を補足します。例えば、「For example」「In addition」「However」「Even though」などを接続詞として用いる事が多いです。具体例が多く入っていた方がエッセイとしても説得力が上がりますので、積極的に情報を補足していきましょう。コンクルーディングセンテンスはそのパラグラフのまとめです。トピックセンテンスと基本は同じで、そのパラグラフにおいて主張したいことを一文で述べます。トピックセンテンスで言及した事柄について述べ、その答えを明確に述べましょう。

まとめのポイント

Conclusionはそのまま「まとめ」です。今まで本論で述べてきた事実を上げ、その上で自分の主張したいことをまとめとしてわかりやすく述べて文章を閉めることが大切です。ここに来て新たな補足情報を入れたりすることはNGです。あくまで今まで述べてきたことの言いかえをして、まとめていくことを重要視しましょう。

参考文献・引用はどうする?

参考文献は「著者、文献名、出版社、出版年、ページ数」の順で文章の最後に明記します。名前を記載する時には「ファーストネーム→ラストネーム→ミドルネームの頭文字」の順番で記載しましょう。

文中に文献を引用する際には“―――”(Shinonome,12)と記入する方法と、Shinonome wrote, “―――“と書く方法の二種類があります。WEBページなどいつ作成されたものか分からない場合も日本語のレポートと同じく出来るだけ多くの情報を参考文献には記載していきましょう。信憑性が薄いものは参考、引用には向いていませんので、参考文献、引用を明確に書く事でレポートの評価も上がりやすくなる傾向にあります。

その他のポイント

・題材は身近に

エッセイの題材について特に指定のない場合は自分の身近なことや専門分野について書く事をお勧めします。その方が本論を書く時に具体例が出しやすいですし、自信を持ってエッセイを作りやすいです。

・接続詞はこまめに

接続詞を出来るだけ多めに文章を書く事を心掛けましょう。文章のつながりが出来ている事でよりわかりやすく伝わりやすいエッセイになります。接続詞としては以下のようなものを使うのがおすすめです。

接続詞一覧サイト

 

・同じことを言う時には単語や表現を変えて言い換える

基本的に英語は繰り返しを嫌う文化があります。なので、同じことを言う時には単語や表現を変えて言い換えて書くようにしましょう。もし思いつかないようなら、リライト用のツールがありますので、それを利用するのも一つの手です。おすすめのサイトも紹介しておきますので、以下の枠からぜひ使用してみて下さい。

英語言い換え用おすすめサイト
 

まとめ

今回の記事では英語エッセイの書き方について解説してきました。記事の内容を活用して効率よく楽しくよりよいエッセイを書いてみてください!
ガクセイ基地では大学生向けに通常のエッセイの書き方の記事や英語学習に関する記事も出ていますので、そちらも以下の関連記事からチェックしてぜひ活用してみてください。
 

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