みなさんはTED talksをご存知ですか?
TED talksとは、インターネット上で著名人の講演を動画にして無料配信がされているコンテンツです。
大学では英語で短いスピーチやプレゼンを求められることもあると思います。そんな時に参考になるのがこのTED talksです!私自身も英文学科のリスニングの授業でTED talksを教材にしています。
今回の記事では、TED talks とはどんなものなのか、どんな風に役立てる事が出来るのか、私が英文学科で学んだ英語圏の会話ルールや文化形態を通して、具体的に解説していきます!
目次
TED talksって?
TEDとはTechnology Entertainment Designの頭文字をとったもので、アメリカに本部を置いている有限責任会社です。カナダのバンクーバーで世界中の著名人の講演会を開催することを運営している非営利団体です。その講演会の様子が2006年から無料で配信されるようになり、それが「TED talks」となりました。
これまでにTEDで講演を行ったことがある著名人の中には、マイクロソフトの創業者のビル・ゲイツや、アップルの生みの親であるスティーブ・ジョブズもいます。
著名人の思考方法やこれまでの経験が学べるだけでなく、最近では、英語の教材として活用することも出来るのがTED talksのいいところです。
TED talksの魅力って?
TED talksの魅力は大きく分けて3つあります!
翻訳がある
TED talksにはトランスクリプションという機能があり、様々な言語でスピーチを翻訳してくれています。
最初から英語を聞き取るのは難しくても、日本語翻訳で大体こんな話をしているのか、と理解した上で聞く事が出来るので、とても便利です。
今どこを話しているのか、明確にわかる
TED talksではトランスクリプションの機能があると言いましたが、今どこの文章のどの単語を話しているのかがリアルタイムで見られるようになっています。
これはリスニングの練習にとても役に立ちます。英語の動画を見る時、早くて聞き取れない!何を言っているのか分からない!という時が少なからずあると思います。TED talksはそんな心配がないので、とても楽ちんです。
自分が今聞いている単語の発音、文章の対応が分かることで英語の習得も早くなります!
現地の実際の話し方を参考にできる
TED talksでは様々な人がスピーチをしています。分野も国もバラバラです。英語というと一つの言語でしかありませんが、話し方は人それぞれですよね。正統派だけではなく、なまりのようなものや、イギリス英語、アメリカ英語などに触れられるのも魅力です。
テンプレートだけではなく、様々な英語を実際に聞くことで実践で使える英語力を身につける事が出来ます!
具体的なスピーチのコツをもうちょっと!
TED talksを利用してスピーチがうまくなりたい、という方にもう一歩。
英文学科で実際に習った今すぐ使えるコツを教えちゃいます!
アメリカやイギリス、オーストラリアなどの英語圏では「ローコンテクストカルチャー」という会話の文化があります。これは表情や身振り手振り、雰囲気などではなく、言葉だけで基本的にコミュニケーションが成り立っていることを示しています。それは「言葉で言ってないことが伝わると思うな!」と言われるくらいです。つまり、ローコンテクストカルチャーでは、言葉がそのままその人の思いとしてとらえられます。そのため、あいまいな回答は×。
また、英語の文章を作る時には、まず最初に結論を言います。「私は~だと思います。なぜなら~」という文章を作っていくことが大前提です。だらだら話していると「結局何が言いたいの!!」となってしまいます。
ですので、スピーチを作る時には、自分が賛成なのか反対なのか、何をテーマに話すのかはっきりと述べておくことが大切です。参考としては「I agree/disagree that ~」や「I will talk about ~」から話を始めるのがおすすめです。
これが出来ていれば、とりあえずスピーチが失敗になることはありません!
ぜひ、実際にTEDの講演会を見て著名人たちの話しぶりも参考にして、もっと英語力アップ、スピーチ上手になってみましょう!
ガクセイ基地にはこの他にも英語力に関する記事がありますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!英文学科の私が紹介する英文学の記事もよかったら見てみて下さい!
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