こんにちは!ガクセイ基地のノドカです🌞
いよいよ受験も大詰めということで、今回の記事では私の受験体験について振り返っていこうと思います。
現在大学2年の私。
受験から約2年が経過しました。
受験の記憶が薄れそうになっている現在、受験の記憶がもっている今のうちに「私の受験体験が何かの参考になれば!」という気持ちで書き留めていきたいと思います。
目次
私の第一志望とその学校を選んだ理由
私が第一志望にしたのは、法政大学社会学部メディア社会学科。
第一志望を定めたのは、高校2年の半ば頃でした。
一般的にこの時期が早いのか遅いのかはわかりませんが、私が通っていた高校内においては早い方だったと思います。
担任の先生にも、
「のどかは目指すべきところがはっきりしてるから、あとは頑張るだけだね!」
的なことをよく言われていました。
私が法政社会学部を第一志望にしたのには、大きく分けて三つの理由があります。
一つ目は、メディアと社会の関係について知りたかったから。
私は小さい頃から、本が大好きで、いずれは出版関係の職に就きたいと思っていました。(今もその気持ちは変わりません)
そのために、文学作品を研究対象とする文学部ではなく、メディア全般が社会に与える影響や逆に社会がメディアに与える影響について学んでみたかったのです。
そんな私にとって、社会学部メディア社会学科はとても魅力的に映りました。大学のパンフを読んで、学べることについて知ったとき、「私が知りたいのってこれじゃん!」と感動したのを覚えています。
二つ目は、とにかく東京に行きたかったから。
これに関しては、幼少期の呪いのようなもので…。
私、小学生の頃から「東京の大学に行く!」と言い続けていたんです。
原因は、奄美生まれ奄美育ちの小学生の私の目に、旅行で訪れた東京がとんでもなく輝いて映ったことにあると思います。田舎育ちの私にとって、東京のせわしなさは強い衝撃で、それに心躍らされたんですね。
口癖のように「東京の大学に行く」と言い続けたために、第一志望を選ぶにあたっても東京以外の選択肢がそこにはありませんでした。実際、私が受験した大学はすべて東京にある大学です。
三つ目は、「法政は指定校推薦がある」という噂が出回っていたから。
「指定校推薦なら、進路が早く決まるし合格率も高そうだな~」という、本当に恥ずかしい限りの安易な思考でした。
そもそも、当時の私の学力では、一般入試で法政に合格できる気が一切しなかったんです。必死になって勉強するという覚悟はなかったですし、部活も3年の夏まで本気で取り組みたかった私にとって、指定校推薦はとっても魅力的な入試方法だったのです。
まさかの…指定校推薦なかったっぽい?
私、指定校推薦の制度をよく理解していなかったんですよね。
法政の学部ならどこでも指定校推薦があるのかと思いきや、私の通っていた高校から志望していた社会学部への指定校推薦はなかったらしいです。
高校の先生方が詳細を語らなかったため(あまり話してはいけないことになっていたっぽい)、そもそも「法政への指定校推薦が存在していたのか、していなかったのか」真相は闇の中です。
「指定校推薦で法政受けられたらいいなー」と超楽観的に考えていた私。
どうやら指定校推薦なさそうだ、と悟ったのは、高校3年の5月頃でした。
本当に、それくらい大学受験のことを現実的に考えていなかったんですよね。
ただ、私、結構前向きな性格で。
「指定校推薦がないなら、一般で頑張ってみるかー」という気になってしまったんです。
「一生に一度くらい、死ぬ気で勉強してみてもいいかな」とさえ思ったんですよね。
なぜか志望校を変えるという選択肢は取らなかった。
「東京の大学に行きたい」と言いすぎて自分自身を洗脳してしまっていたのも原因の一つ。
法政が第一志望と思っているうちに、指定校推薦がなくとも「この学校に行きたい!」という気持ちが芽生えていたんです。
本気の受験勉強開始時期
私が本気で受験勉強に取り組み始めたのは、高3の2学期からでした。
受験生にとってめちゃめちゃ大事な期間と言われる夏休みをドブに捨ててしまったんです。
というのも理由があって。
一つ目は、部活の大会が7月末にあったということ。引退するまでは、部活一筋の生活を送っていました。私は吹奏楽部に所属していたのですが、毎日が部活一色。勉強する時間をつくろうとさえ思っていませんでしたね(笑)
二つ目は、部活引退後コロナに罹ってしまったということ。
熱自体はすぐに収まったのですが、いわゆる後遺症的なやつでしょうか。
熱はないのに、身体がだるくてだるくて。起き上がっている状態がつらく、10日間ほど寝て暮らしました。
三つ目は、夏休みの課題の量が多すぎたということ。
自称進学校にありがちなパターンなのではないかと思いますが、長期休みの課題の量が嫌がらせレベル。
私は私立専願で理系科目なんて必要ないのにも関わらず、数学・地学・生物まで大量の課題が出されます。
そこで「私には必要ないから、出さなくていいや!」と割り切れたら楽なのでしょう。
しかし、私、宿題はきっちりやるタイプ。
「怒られたくない」が先行する優等生だったので、そこを割り切ることができなかった。
部活を精一杯やりきったあと、コロナでダウンし、夏休みの課題に追われていたら夏休みはあっという間に終わっていました。
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何がわからないのかわからない…。ので、過去問を解いてみた!
覚悟を決めたのはいいものの、何がわからないのかわからない…。
法政に受かるために何が必要なのかもわからない…。
なので、赤本を買いました!
過去問を解いてみて、そして打ちのめされました。
まず、英語。
・長文読解…単語がわからない。読めない。「何のこと言ってるんだろう?」という感じ。
・文法問題…かすりもしない。ていうか学校で習ってないよ?という熟語まで出題される…。10問中2問正解とかそのレベル。
次に、国語。
・現代文…もともと読書が趣味だったこともあり、結構いけました。(ほかの教科と比べて)法政社会学部は古文・漢文が出題されないので、本当に救われました。
・教養問題(〇〇の作者は誰?とかことわざとか)…わかるものはわかるけど、わかんないものはまじでわかんない。イチかバチか、の状態。
そして、日本史。
何がわからないのかわからない。
「誰やねん」みたいな人物、普通に出てくる。教科書の本文に書いてあることは、前提知識として出題されず、本文の付属のような形で掲載されているグラフや図、注釈などから出題されているという印象でした!
さて、ここからは、教科ごとに私がどのような勉強法をしていたのかをお伝えします。
ただ、注意なのですが、日本史の勉強法はあんまり参考にしないでほしい!
理由は後ほどお教えします。
英語
【単語】
単語がわからないから長文が読めないという状態だった私。
当時高校で配布されていた単語帳はマスターしているのに、読めない。
担任でもあり、英語の教科担でもあった先生に相談してみたところ、
「レベルが上の単語帳買ってみたら?」と言われました。
慌てて島の本屋へ行き、MARCHレベルと書かれていたものをゲット。
私が購入したのは、英単語Stock4500 関正生。
私が行った本屋にあったものがこれで、単語帳はこれ一冊で受験を戦ったのですが、私には合っていて良かったです。
レイアウトが見やすくて、圧迫感がなかったこともあり、受験初心者の私にもハードルが低かった。
なんとなくですが、「こんなこともわかんないの?」と言われていない気がして(笑)
学校での休み時間などのちょっとした空き時間に、パラパラ眺めていました。
単語を勉強する上で、大事なのは時間をかけないことだと思います。
「わからない」と思ったら、すぐに答えを見る!!
2回目見て、また「わからない」と思っても、すぐに答えを見る!
3回目でも5回目でも同じです。
それを20回くらい繰り返せば、自然と頭に入ります。
「んー、なんだったっけ」と考え込む時間をなくすのがコツ!
頑張って思い出すより、何回も繰り返すことで身につく気がします。
【文法】
文法問題は、基礎の見直しと応用を並行してやっていました。
高校で習ったような基礎的なものは、先生に「プリントください!」と頼み込み、問題集をコピーしてもらっていました。すみません、この問題集の名前がわからないのです…。
でも、私が先生にもらいにいっていた文法プリントは本当に基礎的なもの。
新たに覚えるというよりは、高校英語の文法を覚えているか確認という感じでした。
応用は、法政大の英語をひたすら解いていました。
個人的に、英語の勉強でやってよかったことナンバーワンは、この問題集をやりこんだことです。
法政の入試に特化した問題集だったので、「これをやれば合格に近づく!」という安心感がありました。
長文問題も掲載されていた問題集だったのですが、何回も繰り返し解いたのはやはり文法問題。
実際、入試本番でも「これ、あの問題集に載ってた!」というものがいくつかあり、助かりました。
【長文】
長文はとにかく解く!!
手に入るだけの過去問を解きまくっていました。
何年分、何回分解いたのか、数えられないくらい解きました。
単語帳で学んだ知識が板についてくると、だんだん正答率も安定してきます。
過去の赤本を買いあさるだけの財力がなかったので、東進の大学入試問題過去問データベースには本当にお世話になりましたね。
第一志望の社会学部だけでなく、ありとあらゆる学部の過去問を解きまくりました。
国語
【読解】
前述したとおり、現代文がもともと得意だったので、そんなに対策しなかった気がします。これも英語の長文問題と同じく、とにかく数をこなしていました。
間違えた問題は、解説を読み込んで、その根拠が文章のどこにあったのかを探すことを意識していました。
でも…正直…。
大学入試の現代文って抽象的な文章が多い!
私が「この答え以外はありえないでしょ!」と思っても、全然違う異なる選択肢が正答であることもざらにある…。
現代文は相性な気がします。
私は運よく、法政の現代文との相性はよかったのですが、抑えにしていた専修との相性が激悪で(笑)
「なんで?全然納得いかん!」っていつも思っていました。
【語彙・ことわざ・文学作品についての一般教養?】
「ことわざや語彙、文学作品についての一般教養みたいな設問があって…。そういうのってどうやって勉強したらいいですか?」
と国語の先生に相談したところ、先生が貸してくれたのが国語便覧。
国語の資料集みたいな感じで、もともと国語が好きだった私は息抜きとして楽しく読んでいました。
法政志望の方は、一冊もっておいて損はないのではないかと思います。
日本史
日本史はあんまり参考にしないで!と声を大にして言いたいです。
というのも、私、日本史を利用した3教科型の入試(A日程)に落ちているんです!
日本史は、
・山川の教科書を読み込む(マーカーで重要語句などを塗りつぶしたもの)
・過去問演習(→わからなかった箇所を教科書で確認)
のサイクルを繰り返していました。
この勉強法に問題点はなかった、と思うのですが…。
正直、圧倒的に時間が足りませんでした!
結果、すべてが中途半端になってしまい、本番で大失敗というわけです。
大学入試で日本史(世界史もかな?)を使いたいという皆さん、3年生になる前に教科書の内容を確実にマスターしておくことを強くおすすめします…。
判定は最悪だったのに合格できた理由分析
私、模試の判定、ずーっとEだったんです。11月の模試でやっとD判定になったくらい。
そして、判定は最後までずっとDのままでした。
そんな私がなぜギリギリ合格を果たしたのか。その理由を考えてみました。
一つ目は、過去問を解きまくったこと。
おかげで、出題傾向をつかむことができたと思います。法政の問題形式に慣れた気がします。自信をつけるためにも、過去問は大事でした!
二つ目は、高校の先生方を酷使したこと。
本当に使えるだけ使いました(笑)
英語・国語・日本史、すべて質問すると喜んでくれる先生方だったので…。
今思い出しても、本当にありがたかったなと思います。
塾などに通っていなかった私にとって、聞けば答えてくれるという先生方の存在は心強かったです。
ちなみに…地歴の受験科目選択に関しては、政治経済の先生が大嫌いで、日本史の先生のことは優しくて好きだったので、日本史を選びました(笑)
質問しに行くのがストレスにならなさそうだと思って!!
三つ目は、逆算して勉強できたこと。
何がゴールで、そのゴールに辿り着くには何が必要か。それを手に入れるためにどんな教材を使って、どの順番で勉強したらいいか。
私のように受験を短期決戦で乗り切らなくちゃいけない!という方にこそ、この逆算を大切にしてほしいです!
最後に
最後に私が伝えたいのは、ありきたりではありますが最後まで何が起こるかわからないということです。
私は、ずっとE判定で、よくてもD判定。
一般的にE判定の合格率は20%、D判定の合格率は35%と言われています。
厳しい数字ではあるけれど、可能性は決して0ではありません。
E判定の印を押されると落ち込みましたが、でも5人に1人はE判定からでも合格している。
当時の私はそう思うことにしていました。受験生の6割がE判定というウワサもありますしね!
頑張っているとどうしてもつらくなってしまうのが人間なので、頑張っている自分を褒めつつ、楽観的に考えようと意識するのもおすすめです。
受験生の皆さん。
皆さんが自分の希望の進路を実現できることを、心から願っています!
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