スキルアップ

“語学力を伸ばす=留学”のステレオタイプを打ち破る

EF(Education First)が毎年行っているEF英語標準テストを受験したことはありますか?世界中のだれもが無料で自分の英語の実力を知ることができて、とても便利なものです。そして、EFはそのテスト結果を毎年国別に分析して、特別レポートとして公表しています。(https://www.efjapan.co.jp/epi/reports/epi-s/#request-form

今回は、その特別レポートを大学生の目線で見ていきます。

就活で探すべき企業とは?

まず、今回の調査の受験率では女性が全体の約60%を占めていたように、男女で比較すると女性の英語に対する意識世界的に見ても高いようです。しかし、企業において女性が英語で発言できる機会や場面が十分ではない国もある、という厳しい結果も出ています。これはランキングが昨年より下がって49位となった日本には、特に言えることです。つまり、これから就活を始める方は、性別に関係なく、自身の英語スキルを十分に発揮できる企業を選ぶ必要があるということが分かります。

英語上達=留学?

次に言及したいのは、英語のスキルを上げる方法についてです。この質問をされて、一般に時間のある大学生は、誰もがこう答えると思います。“留学”と。しかし、驚くべきことにこの資料において、英語スキルのアップは推奨していますが、“留学”の推奨は一度もしていません。それはなぜでしょう。

もちろん留学にはメリットがたくさんあります。留学することで、生きた英語が身につきますし、慣れない異国の地で1人で生活しなければならないので、自立もできますし、世界中に友達を作ることもできて、充実した毎日が送れることは間違いありません。しかしこのレポートで、“留学”推奨の代わりに挙げられていたのは、映画やテレビ番組の吹き替えを行わないという誰もができる英語学習から、大学のすべての専攻およびすべての専修学校での英語の必須科目化、政治家、実業家、セレブが英語学習を支援して、国民の手本となる等、国を挙げての英語学習まで、様々な方法でした。

この結果から、日本のランキングの低さは、英語スキルを挙げるには留学しかないという固定概念が関係しているのではないかと感じました。ガクセイ基地の以前の記事で、「語学留学を遊学にするな!」(https://gakusei-kichi.com/?p=40756)という記事があります。あの記事のように、せっかく高い金額を払って貴重な留学経験を無駄にしてしまうリスクを負うよりも、地道に字幕の映画を見たり、独学で精進したりする方がよいともいえるのではないでしょうか。

語学力アップに最も大切なこととは?

英語習得に成功した全ての人に共通するもの。それは、“意識”です。英語を習得するために一番重要なことは、ただ一つそれだけなのです。現に、英語を話せるようになりたいと思った人は独学で勉強して高校生くらいで既に話せるようになっている人もいます。しかし、意識を高く維持することは難しいです。そこで、次におすすめなのは、意識を高く維持するための手段にすることです。興味のある分野の英語資料を読めるようにするために結果として英語を学ぶという具合に、英語の習得が目的では無く、目的達成のための必須条件が英語の習得に置き換えられれば習得も早いです。しかし、それもなかなか厳しいという人の最終手段が、日本人が誰もいない国に行って生活をすれば、英語が話せないと生きていけないため、結果的に話せるようになる“語学留学”なのです

みなさん、まずは自身に合った英語習得の方法を模索してみてください。自分に留学が必要かを考えるのは、そのあとからで遅くないのです。

 

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